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strength and…   作者: まなか
30/50

不死身の戦士

(こんなにも、俺なんかの為にみんな必死で戦ってくれている 俺は黙ってやられてて、それでいいのか蒼山滝…… )

「いやだ……もう、みんなが巻き込まれるのは…」

血まみれになりながらも、滝さんはなにか俺たちに訴えていた

「兄貴?」

圭介さんも、自分の兄の声に気づく

「もう嫌だ!!俺の力が欲しいなら、俺の命を奪うがいい!!!」

滝さんの身体は限界のようだった

「滝さん!!俺たちは諦めないで戦います!!だから、滝さんも堪えて!!」

俺は必死で滝さんが死ぬのを止めに入る

「――まるであの時と同じだ またあの日を繰り返すのか また、蒼山家を救えないで終わるのか」

司令官は俺たちの戦いをずっと見ている

「貴様が死んでも、戦いは終わらない!!永遠に戦いが生まれ、能力者が生まれ、永遠にこの街は争いの耐えない町となるのだ!!ふははは!!!」

純さんはリュザの言葉を聞いて怒りが沸いた

「許さない…… 」

「何!?」

「俺は、好きだった彼女がいた けど、ある日能力者だってことがバレて能力(ちから)のせいで彼女を傷つけてしまって以来、能力が憎い!! こんな争いしか生まない能力者に、俺はなりたくなかった!!」

純さんの訴えに、滝さんは涙した

「……うぅ…」

「な、ごめん!お前を泣かせるつもりは!」

「みんなそうだよ」

司令官は純さんの言葉を聞いて動き出した

「司令官…」

「能力者になんか、なりたくない 私も、できれば戦いたくない 戦いは傷つけてしまうばかりだ いい事なんて何一つない」

リュザは司令官の首を締めた

「ぐあっ!!」

「司令官!!」

「蒼山貴明の力と同等のお前…!! いや、それ以上だな… 貴様もここで力を発揮すれば、この世界は滅ぶ…!!」

リュザを止めようと、司令官は力づくでリュザの手首を両手で押さえつけた

「カルテー二一族…人間を舐めるな……!! 」

「司令官!!くそ… 俺が憎いなら、さっさと息を止めろ!!」

滝さんは涙ながらにリュザに叫ぶ

「もう誰も傷つけたくない!!俺の力のせいで、誰かが死ぬのは嫌だ!!」

「滝さん…」

リュザは司令官の首を掴んでいた手を離した

「かはっ」

司令官は少しよろめいた

「司令官!!」

貴志は慌てて司令官の身体を支える

「すまないな…」

「生意気な小僧だ そんなに死にたきゃ、今ここで殺してやる 」

リュザは壁にかけてあった大きい剣を串刺しにされている滝さんに向けて構えた

スチャ…

「消えろ 滝 そして、世界を滅ぼせ――」

「みんな……ごめん――」

「嫌だ、嫌だ滝!!!」

純さんと智嬉さん、圭介さんは慌てて滝さんをかばいに行く

グサリ――

その剣は、滝さんの身体を貫いた――

「もう、遅かった…」

「いやだァァァ――!!!」

「あ、兄貴……兄貴!!」

しかし、滝さんの身体が青白いオーラを放ち、滝さんを守っていた

「これは… 貴明の力……」

「ふははは!!これで世界は滅亡するぞ!!」

俺は力の限りリュザにトドメを刺した

滝さんを貫いた剣を抜いて、リュザの身体に剣を思いっきり刺した

グサッ――!!

リュザやディーゼは元々人間の体ではない 生々しい肉感がなかった

透明な身体で、ずっと生きていた

「は、はは、私が死んでも、世界は滅ぶぞ、……ふ、はははは!!!――」

俺がリュザを剣で貫くと、アジトは崩壊した――

「滝さん!!勝ちましたよ!!……っ!!」

俺たちはずっと、滝さんを見つめていた


戦いが終わり、司令官室までテレポートで帰還した

俺たち大勢が滝さんを見守っていても滝さんの邪魔になる、と司令官が考え、俺たちは休養をとった


未だに滝さんの身体は青白いオーラに包まれている

滝さんの容態を確認する為に、司令官は滝さんを自分のベッドへ運んで寝かせた

「……なんてことだ 脈がある」

後から俺の親父も駆けつけた

「こんなに血だらけになってもまだ動けるとは蒼山家…… 一体どうなっているんだ」

「不死身の戦士、蒼山貴明の力を持った能力者… これが、その力」

貴志の父親も滝さんの容態を心配して駆けつけた


"それは、滝自身の力だ"

「――誰だ!!」


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