蒼山圭介の逆襲
「リメンバーズチーム、参上!!」
「お前達…!!」
俺たちの後ろには、司令官はじめ、純さん、貴志、壮志、裕也が揃っていた
「……貴明 見ていたのか」
司令官は、そこにいるはずのない人の名前を呟いた
司令官の目線は、滝さんだった
「貴明?」
俺は首を傾げる
「蒼山貴明さん、滝の親父さんだよ とっくに死んじまってるけどな 」
「って純さん!?どうして俺たちのチームに!」
俺は純さんの姿を見て2度見して驚くと、遠くで串刺しになってしまった滝さんが虚ろな目で反応した
「……純…来たのか…」
「――っ滝!!!」
純さんは滝さんの姿を見て息を飲んだ
「お前、なんでそうなる前に司令官に連絡しなかった!!」
「リュザの力が…暴走して…ゲホッ…」
「ふっははは…愛する友人が来ようが、何人来てもこいつは死ぬ運命なのだよ」
リュザが滝さんの頭を上から肘で殴ると、純さんと智嬉さんは身を乗り出した
「ぐはッ…」
「やめろ、お前ーーー!!」
「滝は俺の大事な親友なんだ!!俺はこいつが生きていなきゃ、なにも出来ない!!」
2人はリュザに攻撃しようとすると、またリュザは力を暴走させた
「死ぬのは、貴様らだ、リメンバーズ!!」
かろうじて、2人が攻撃されるのを滝さんは見ていた
「やめるんだ…リュザ…」
その後ろで、亡霊の滝さんの父親、貴明さんは優しい目で滝さんを見ていた
"滝、力が欲しいか 仲間を守れる力が"
「欲しいよ、けど、こんなになったら、力を授かっても…」
"私の、最後の力をお前に託す もしかしたら、全て私の力を授ければ、この世界は滅ぶかもしれないが"
「……」
俺も全力で、智嬉さん、純さんの加勢に入った
だが、リュザの暴走した力は圧倒的に強く、負けそうになってしまう
智嬉さんは能力がないはずなのに、体術だけで戦っている
「智嬉さん!もう無理しないで!!滝さんが悲しむから!!」
「いやだ!!親友が死ぬのを黙って見ていられるか!!」
<挿絵>
「あなたが力が出ないのは分かっています!だから、俺たちの仲間で戦いますから!!」
貴志も握っている手に力を込めた
「…あいつばかり、頼ってちゃダメだよな」
「ああ、貴志、俺もそう思ってた」
「やるか、全員、ぶちのめす!!」
俺の仲間、貴志、壮志、裕也、そして…
ただ1人、後ろでじっとしていた圭介さん
「諦めちゃ、いけない ただ1人の兄なのに 」
「戦えるか、圭介」
司令官と圭介さんも行動に出た
「はい、まだ俺が倒さなきゃいけない敵も残ってるんです!」
「私のことかしら?」
圭介さんの目の前に、ただ1人の女の敵 ロエルがまだそこにいた
「貴様…っ」
「あなた達の仲間、能力がない者から殺そうとしたら、あいつら力だけで襲いかかるのよ なんて負けず嫌いなのかしら」
「まだ、死にたくないからだ」
司令官はとてつもなくなく細く長い棍棒を構える
「あなたがこのチームの指揮官さん? ふ、あなたが指揮官であろうと、容赦しないわよ!」
「面白い、人間は、そう簡単に心まで負けちゃいない!!」
司令官が担架を切ると、圭介さんも銃を構える
「喰らいなさい!!"幻影呪縛"!!」
黒い霧がかったモヤが、圭介さん、司令官を襲う
「くっ、こんな呪縛に、負けてたまるか!!" 白群銃撃"!!」
素早くモヤを交わし、圭介さんは弾丸を撃った
「きゃあああっ!!」
「……長年の決着着けさせてもらうぜ、ロエル 俺をずっとつけ狙いやがって」
ロエルの額に、銃口を当てる
「司令官、いいよな?」
「……蒼山家を守るためだ」
ロエルは圭介の銃で、容赦なく消え去った――
「終わった…俺の戦いは 兄貴を、救いだそう!」




