親友との再会
「久しぶりだね、2人とも」
俺の親父、赤島飛鳥
現役能力者 司令官に次いで1.2位を争う程の強さらしい
属性は司令官と同じ風
「赤島さん、春希くんを助けにきたんですか?」
貴志に聞かれて、親父は首を縦に振った
「それもあるが、君たちはまだ戦力不足…先日私も戦った、リュザドーガスを倒しに来たんだ 私たちは」
「そうでしたか」
「もう来ているな 奴が おや?君は情報支部の」
伊月は親父に言われて棍棒を構える
「情報支部の、藤波伊月です また会いましたね」
伊月はにっこり笑った
「ここのメンバーになった、ということは、司令官が危ないのか?」
「はい、滝さんが司令官になったとすれば、身動きが取れなくなります だから私が今動かないと、この施設と、滝さんが狙われるのは目に見えています」
見た目こそ司令官、滝さんにそっくりだが、喋れば女性の声 敵と喋れば偽物だと分かってしまいそうだ
「お前、女なんだろ?胸見えたら女だってバレないか?」
「それは大丈夫よ、男装用のインナー着てるから」
「胸が、つぶれる」
壮志の一言を聞いて、伊月は棍棒で壮志の頭を殴った
ガンッ!!
「ってえ!」
「余計なことは気にしなくていいから!あ、戦いになれば私は滝さんと同じ口調になるんだけど、気にしないでね」
ロビーで仲間と話していると、空気が途端に変わった
「……来たようだぞ、リュザが」
親父はトンファーを使う 武器をリュザに向ける
リュザは2階の階段から現れた
「くく、昨日は散々だったなあ?飛鳥」
「うるさい、あと一歩で、お前を倒せたのに!!」
「リュザ様を倒せるわけがない お前の力では」
そう強く言い放ったのは、敵になってしまった滝さんの親友、"根口智嬉"さんだった
「あれが…智嬉さん!?」
「ああ、俺は今の司令官と戦いたかったが… あいつはどこにいる」
敵になり、目つきも悪くなっていた
写真で見たことはあったが、優しそうな雰囲気の男性だった、 なのに…
滝さんに扮装した伊月が棍棒を智嬉さんに向ける
「智嬉…俺と戦え!!」
「ふうん? こりゃ面白いなあ、滝に変装してるだろ?お前 」
「!!」
親友だから、常に一緒に生きてきた滝さんと智嬉さん
違う人が滝さんの変装をしていてもすぐに分かってしまった
背丈は全く滝さんと同じなのに
「滝を守るために、死なせないためにお前は変装したんだな、だが…」
不意打ちで智嬉さんは伊月に拳で殴りかかったが、伊月は間一髪手のひらで食い止めた
「くっ!!」
「技は真似できないだろ? それに、棍棒の使い方だって」
言われて悔しかったのか、伊月は智嬉さんを棍棒で薙ぎ払った
「残念…私は滝さんを守るために、棍棒の使い方も、仕草も口調もすべて模倣した!! それが影武者だから!!」
「ちぃっ…」
「あなたも滝さんを守るために能力者になったんでしょう!?智嬉さん!!それがなんで敵に!!」
伊月に言われ、智嬉さんは自分の技を貴志たちに向け、攻撃した
「……"氷拳"!!」
<挿絵>
1面床が氷漬けになり貴志たちは足止めを食らう
「ああっ!!」
「ははは、でかした智嬉 これで私たちはこの能力者施設を占拠できる!」
「はっ」
「そうはいくか!!!」
荒井病院から、司令官と、戦闘員、荒井純が戻ってきた
「リュザ!!いい加減智嬉を返して貰おうか!!」
「お前と一緒に戦いたくない」
「智嬉…!?」
リュザは不敵に高笑いをする
「ふ、ハハハハ!! 智嬉は私の部下だ! 邪魔をするな!!」
「滝、逃げろ!!"雷拳"!!」
純さんは大きい身体を生かし、ダイナミックな戦いをする
が、この時は技が出せなかった
「な、俺の技が言うことを聞かない!?」
「純!?」
「貴様はもう、長年の戦いで能力が尽きたんだろう 諦めろ、"破"!!」
リュザが叫ぶと、床から風が生まれ衝撃波を純さんに食らわせた
「うわぁっ!!」
「純!!」
「許さない…許さない、リュザ!! 」
伊月は力技で智嬉さんの足止めを解いた
「伊月…!」
「滝さん、あなたが戦えば、あなたが1番に死ぬリスクが高くなるんですよ!!あなたは司令官だから!!」
「それでも、俺は戦いたいんだ!!」
リュザは2階から降りて滝さんの目の前にテレポートをした
「いい覚悟だ 智嬉、親友を好きにしたまえ くっくく……」
笑いながら、テレポートでアジトへ戻っていった
「智嬉… 」




