第3章完了時点の人物まとめ
ちょっと間が開いてしまったのと、第4章からはテュール異王国に戻るため、記憶の整理もかねて、簡易の人物まとめ。
人物設定を見つつも、ざっくりと書いてしまったので、雑な書き方になっているのは仕様です。
読まなくてもまったく問題ありません。
異世界転移組
ユキオの異世界召還に伴い、同時に召喚された面々
モリヒト以外はユキオの守護者。
モリヒト
本名:神室 守仁
不幸体質の大学生。
何かが落ちてくるなら頭の上。悪いことは大体寄ってくる。
真龍の体質の一部を持っており、周囲の魔力を吸収する。
不幸体質は、体質由来であり、魔力の吸収によって、自分のものではない魔力を周囲に満たすため、自分の回りの環境が思い通りにならないためのもの。
ユキオを助けようと駅のホームから飛び出した結果、異世界への召還に巻き込まれることとなる。
不幸体質によって怪我をすることが多いため、自分が多少の怪我をするくらいは、大したことではないと切り捨てる性質。
ユキオ
本名:八道 雪緒
テュール異王国の女王として召還された少女。
ちょっと見ないレベルの美人で、有能な才色兼備。
割と自分大好き人間だが、それ以上にアヤカを大事に思うシスコン。
もともと、異世界の出身者であり、地脈に飲まれる(竜に呑まれる)現象に巻き込まれて、世界を渡っていたものを、召還によって呼び戻された。
アヤカ
本名:八道 彩華
ユキオの妹。
人の心を読む能力がある。
ただし、本人はあまりその能力を制御できておらず、普段はせいぜいで嘘をついているかどうかが分かるくらい。
ただ、時折近場にいる人間の夢を覗いて、自分の夢と混同して見てしまうことがある。
割とシンプルな思考をしている姉が大好き。
現在は、主に巫女衆に学び、ユキオの補佐として身の回りの世話などを行う方向に、身の振り方を決めている。
アトリ
本名:藤代 亜鳥
ユキオとともに召喚された、ユキオの守護者
自他ともにユキオの親友にして片腕を自称する。
藤代流、という古武術の家系に生まれ、幼いころから武術に親しんできた。
藤代流は、人として道を踏み外した、あるいは、人を超越した人を殺す、鬼切りを理念として伝えており、対人に限って言えば、アトリは相当に強い。
一方で、人外に対しては、経験不足。
現在は、テュールの軍部に所属している。
ナツアキ
本名:時任 夏秋
ユキオの幼馴染であり、他のメンバーともわりと仲が良い。
ユキオやアトリなんかと比べると、自分は凡人、と思っている。
実際には、周囲のレベルが高いために目立たないだけで、相当に要領のいい人材。
現在は、大臣であるベルクートに鍛えられながら、文官に混じって仕事をしている。
テュール異王国
『竜殺しの大祭』を行う小国。
オルクト魔帝国に守られることで、外国との戦争はない平和な国。
異世界から王を召還する風習がある。
ルイホウ
テュール異王国において、最高峰の魔術師集団である、巫女衆の幹部。
イレギュラーに召喚されたモリヒトの監視と護衛の任を負う。
拭えぬ涙を抱く者―サロウヘイヴメイデン―という発動体を持ち、その魔術師としての能力は、大陸でも屈指。
真面目で有能なのだが、それゆえなのか、自分がいないとダメな奴に惹かれやすい。
語尾を「~はい」で締める癖がある。
ライリン
巫女衆の長。
侍女のまとめ役でもある。
異王召還のための魔術に使用する儀式紋を全身に施している。
現在は、ユエルに後を継がせるため、教育の最中。
ユエル
次期巫女衆の長。
まだ幼さがあるが、その才能と適性は他に類を見ないほどに突出している。
現在は、召喚のための儀式紋を全身に刻み、馴染ませている最中。
黒曜族、と呼ばれる一族で、肌は黒く、耳が横に長い。
ウリン
ライリンの娘で、侍女。
主に、ユキオの身の回りの世話を担当。
巫女衆となるほどには、魔術の才がなかったため、侍女となった。
短縮詠唱という魔術を戦闘では使うが、それ以外は使えない。
ベルクート・ライオニッツ
テュール異王国大臣
文官の長である。
職務に忠実で、法に厳しい。
ルゲイド・グランテーズ
テュール異王国将軍
武官の長である。
大柄で豪快な人物。
普段は、主に兵を率いて、異王国内の魔獣狩りに出向いている。
テリエラ
瘤の事件で、モリヒトが保護した少女
混ざり髪であり、現在もテュールの保護下にある。
ただで保護されるのもどうか、という観点から、現在は巫女衆の管轄にあり、巫女衆の管理している施設から、王都の学院に通っている。
シャラ・メリフォウ
テュール所属の魔術騎士。
グレスト・ベイム
国軍王都守備隊第一分隊分隊長
フェアト・バン
国軍王都守備隊第一分隊副官
オルクト魔帝国
ヴェルミオン大陸最大国家。
地脈利用技術と飛空艇技術の二つを持って、大陸の大半を支配している。
セイヴ・ゼイリス・オルクト
オルクトの魔皇
オルクトという大国の長であり、個人としても極めて強い。
オルクト皇室の特徴である銀髪が派手。
魔術を完全開放した時、銀炎という焼いたすべてを銀の灰へと変える魔術を使用する。
オルクト内では最強であり、よく城を抜け出しては、暗殺者狩りをしている。
アリズベータ
セイヴの持つアートリア
赤髪に赤い目、赤い衣服をまとった美女の姿で現れる。
「あえて言います・・・・・・。」という言葉を、口癖として話す前に必ず言う。
周囲全員が変な口癖と思っているが、本人は割と気に入っているっぽい。
エリシア・ルム・オルクト
セイヴの妹。
絶対幸運という体質の持ち主。
無限に湧き上がる魔力を放出し、周囲の空間を常に自分の魔力で満たすことで、自らに都合のいい領域を展開することで、常に自らに都合のいい状況が訪れる。
それは、事故などに巻き込まれ、周囲にどれだけ被害が出ても、自分だけは無事、という形で現れる。
そのため、本人は自らの体質を嫌っている。
ビルバン・ヒルテリト
オルクト魔帝国宰相。
よく執務をほっぽらかして遊びに出てしまうセイヴに代わり、オルクト魔帝国の内政のほぼすべてを引き受けている。
倒れたら、マジにオルクト魔帝国が傾きかねない、重要人物。
アレト・ビルクハン
魔皇近衛序列十四位
序列自体は下から数えた方が早いが、実力は確かである。
割と軽いが、仕事はきちんとするタイプ。
アニータ・リウシャ
魔皇近衛序列五位
エリシアの付き人であり、護衛戦力としての騎士である。
基本的には、エリシアの傍に控えている。
ちょっとおっとりとしゃべる女性。
ヴィークス・ノイス
魔皇近衛序列二位。
モリヒトと模擬戦を命じられたりと、セイヴからは雑用を押し付けられることが多いが、実力は極めて高い。
おそらく、個人としての戦力なら、セイヴに次いで高い。
森守
黒の真龍の力を受け、黒の真龍のいる山の麓に広がる森に住まう。
ダフニーズ
黒の真龍を守る、森守の長
のんきに笑いながら、鋭くものの本質をとらえる、油断ならない老人。
ギリーグ
森守の実働部隊の長。
まだ若いためか、少々閉鎖的なきらいがある。
クルム
森守の巫女衆の幹部
風貌は幼いが、実力は確か。
特に、黒の真龍の在り様について、おそらく森守の誰よりも理解している。
ミュグラ教団
魔術や地脈、真龍といったものの研究を行う集団。ただし、手段を選ばない。
悪いことが起こる時は、大体こいつらのせい。
ベリガル・アジン
テュール異王国を襲った瘤事件の発生を誘発した研究者。
白衣と腕に模様の入った布を巻き付けている。
ミュグラ・ミケイル。
怪人と異名を持つ。
白髪に三色の色の混じった混ざり髪。
本来はそんな髪色ではないが、人体実験の結果、そういう状態になった。
常に極めて強力な身体強化魔術が強制的に発動しており、単純に強い。
一方で、その身体強化魔術が解けると死ぬため、身体強化魔術を弱めてくるモリヒトは天敵となる。
サラ
ミケイルにつけられた相棒。
もともと、ミケイルと同じくミュグラ教団に人体実験の素体としてとらえられていたが、運よく外に連れ出された。
以降、教団の実行部隊として活動している。
トラップと薬品を織り交ぜた、絡め手の戦術を得意とする。
無所属
クリシャ
白髪に、三色の色が混ざった混ざり髪
数百年を生きる不老の魔女。
軽い調子で話すが、ミュグラ教団の起こりに関わっていたり、テュール異王国の始まりに関わっていたり、と長い人生の合間に様々な事件に遭遇している。
混ざり髪を密かに保護しては育てる、ということをやっているため、混ざり髪の中には、クリシャの養い子が結構いて、クリシャの活動の支援をしている。
体質を利用して無詠唱で魔術を行使できるなど、魔術師としては、他と一線を画す能力の持ち主。
黒が書いてないのは、あいつは人物じゃないから。
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別作品も連載中です。
『犯罪者たちが恩赦を求めてダンジョンに潜る話』
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