第3期 止まらないため息、、、
「はぁ〜〜、、、ようやく家に着いた、、。」
先生に大説教をくらい、気づけば夕方になっていた。
「説教というか、半分以上が上司の愚痴だったぞ、、あんな喋り方だから、いつまで経っても彼氏出来ねぇんだよ、、」
そんな悪口を言いながらリビングへと向かった。そこには、ソファで寝転ぶだらしねぇ妹がいた。
「ただいま」
「おかえり、お兄ちゃん」
「こら、海月そんな、女の子がソファで寝転ぶな」
「お兄ちゃんが女の子を語らないで。彼女の一人も出来たこともないくせに。」
「今日は僕を傷つける日なのか?精神的にも物理的にも。そろそろ、お兄ちゃん泣くぞ、、、」
「何言ってるの?お兄ちゃん??あ、そういえば、優香さん居るよ」
「は?居るってなんだよ??来たよが正解だろ??」
「いや、居るよ。なんか、お兄ちゃんを待ってるって」
「いや、ここに居ねぇじゃん。おい、まさか、、、」
「うん、お兄ちゃんを待つんだったら、お兄ちゃんのお部屋で待った方がいいからお部屋に通しといたよ」
「このバカ妹がぁ〜!!」
そう言って、自分の部屋までダッシュした。そして部屋を開けると、、、
「待っていたぞ、、、我が半身よ!やはりこの魔法陣によって召喚されたか!!さぁ、我と共に世界を破壊しようぞ!」
「うん、まずは散らかしまくったこのお部屋をお前だけで掃除しようね。」
頭のおかしい幼馴染がいた、、、
「おい、なんで勝手に俺の部屋入ってんだよオラ」
「一応、許可は得たよ?海月ちゃんに、、じゃなくて、お主の海と月の化身にな!」
「部屋主にまず許可とれや!あと、床になにチョークで魔法陣描いてんだよ!!」
「宗君、、お主の床、フローリングじゃから所々ガタガタして描きにくいんじゃ、、だから、、、床を黒板に変えよ」
「俺は不動産屋じゃねぇんだよ!あと床が黒板ってなんだよ床に文字書かねぇよ。半端なく頭良いやつか!」
「あまり面白くないぞ」
「黙れ、早く掃除しろ」
こんな訳のわからない会話は普通、ありえないのだが、このアホ、北方優香にとってはこれが普通の会話なのである。
北方優香は顔は学校で1、2を争うほど美人である。その美しさは学校の女神四天王の一人に数えられるほどであり、特にスタイルは四天王トップクラスと言われてる、、が!
それを打ち消すレベルでコイツは重度の厨二病であった。しかも、成績は万年、下から数えた方が早いという、、本当になんで女神の頭数に入れられているのかが分からないレベルの奴だった。
そして、そんなアホと俺は小学校からの仲、幼馴染であり、小学校から高校までずっと面倒を見させられている状況であった。
「お主、今日は遅かったな。何をしておったじゃ?まさか、、!お主!!あの兵器の開発が成功しよったのか?!」
「普通に喋んねぇと外に出すぞ。ていうか、もう帰れよ」
「あ、すいません。普通に喋ります。で、質問に答えていただきたいのですか、、」
「質問??なんか、聞いてたっけ?」
「いや、あの、きょ…今日、遅かったから、な…何してたのかなぁ〜?って思って、、」
「ん?あ〜、白川先生にシバかれてた」
「え?何したの!?宗くん??」
「いや、ちょっとな、、あ、そういや、聞きたいことあったんだけどさ、、」
「西浦さんってどんな子か知ってる??(あのやべぇ情報を他の子が知ってるのかむちゃくちゃ気になるしな)」
「え?西浦さん??ふつうに可愛い子だと思う、、、けど?
どうして急にそんなこと聞くの?」
「いや、ちょっと気になってな(あの事は誰も知らねぇみたいだな、、やべぇ変な情報手に入れてしまったな俺!」
人に言えない情報を手に入れて、俺は頭を抱えていた時に優香が話を進めだした。
「え??宗くん、、西浦さんのこと、き…気になってるの?も…もしかして、それって……スキトカソウイウ……
「ん?もっとはっきり言えよ?」
「い…いや!なんでもない!」
「あ、そう、なぁ、モテ期ってなんなんだろうな?俺にモテ期ってくると思うか?」
「そう…だね、宗くんはモテ期は多分、来ると思うよ!!大丈夫!頑張って!!」
「だよな!いつか、来るよな!そうだよな!」
励ましを受ける時点で、モテ期とか来ない確率の方が高いじゃんとか思いながらも、その後も軽く、優香と部屋で喋っていた。優香も普通にしていたら可愛いと毎度の如く思いながら過ごしていると
「じゃあ、妾はそろそろ帰るぞ!」
「おう、話し方戻したから帰れ」
「ハッハッハッハー!!この妾 カウユ・ノースが今、帰還するぞ!」
「はよ帰れ!うるせえよ!また明日な優香」
そうして、優香がドアを開けて出て行く時に、、、
「やっぱり宗くんにはモテ期来ないかもね??」
「は?なんでだよ?!」
「なんか、来なさそう」
「なんだそれ??ただの予想じゃねぇか」
「テイウカ…キ…キテホシク…ナイカナ……
「ん?聞こえねえぞ??」
「何でもないよ!バイバ〜イ!」
そう言って、すごいスピードで出て行った。ていうか、明日も学校があり、今日あったあの西浦さんとの出来事を明日から、どう解消すれば良いかを考えなければならなかった。
よくよく考えたら、西浦さんと学校での接点無いし、大丈夫なんじゃね?とか、いや、でも、萬田先輩を呼び出して二人ともトチッたから怒られるかな?など、様々な問題を解決しよう考えていたが、気がついたら、、、
「やべぇ、、、何にも解決せずに寝ちゃった、、、」
朝になっていた、、。
お菓子はせんべいが一番好き マラカスです!
第3期見ていただきありがとうございます。
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第4期お楽しみに!!