表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼女いない歴=年齢の俺のモテ期が残念すぎる  作者: マラカス
第一章 初めてのモテ期
1/5

第1期 人生の転機!?

モテ期、それは人生で3度訪れるという。

 その三回のチャンスを掴めなければ、モテない男達からすればそれは、、死である。


「なぁ、中田(なかた)、お前さモテ期って来たことある?」

「そんなもの来たことねぇに決まってんだろ……」

「だよなぁ〜〜はぁ…」


 放課後、友達の中田とモテないやつ代表みたいな会話を繰り広げる。


「おい、東堂(とうどう)、そういやお前さ、放課後、先生に呼び出されてなかったっけ??」

「あ、やべぇ!ちょ、先帰っといてくれ!また後で家行くわ!」


 そう言って中田と別れて、俺は職員室まで走る。

 昨日、学校を休んだから、プリントを撮りに行かなきゃならなかった。だりぃなと思いながら職員室まで走っているその時、前にあの子がいた。

 そう、クラス1いや、学校1可愛いあの子がいた。

西浦未来(にしうら みく)である。容姿端麗、成績は常にトップクラス、悪いところが一つもないこの学校の女神四天王の一人であり、男子から裏で「清楚という言葉の具現化」と言われるレベルの可愛さである。

 やっぱり可愛いなぁ、と思いながらその横を通り過ぎようとするその時、、、


「ちょっと待って!東堂君!!」


え?呼び止められた?あの西浦さんに??クラス一緒だけど、今まで喋ったこともないのに?なんで??


「はい!なんでしょうか!?何か御用ですか!?」


やべぇ、喋ったことねぇからなんかよくわかんねぇ敬語になっちゃった。

 

「あの…東堂君、後で話したいことがあるんだけど……」

「え?」

「今、急いでるよね、ごめん…でも今日話したいの!今日話すって決めてたの」

「え?え?うん?」

 

ちょっと一旦整理しよう。まず、学校1可愛い西浦さんに話しかけられた。そして、今日絶対話したいことがある?しかも顔を赤らめながら??ん?これは??もしかしたら、これがモテ期ってやつか!?


「あの、、聞こえてる…?話したいことが…

「はい!話せます!」

「いや…今、急いで何処かに行こうとしてなかっ…

「あ〜、全然何にもないよ、走ってたの暇だから走ってただけだから」


めちゃくちゃ変なことを言ってるけどそんな事はどうでもいいや!だって勝ち組だからな!ごめんな!中田!!


「え?そうなの?それは、変なことしてるね…」

「あ、うん。変だね俺。で、話って??」

「ここじゃちょっと話しにくいから教室まで来てもらっていい?」

「オッケー、じゃあ、俺トイレ行ってから行くよ」


そう言って、別れてトイレに向かう。

 やべぇな!俺これ絶対告白じゃん!ありがとう今まで私を支えてくれていた方々!東堂宗司(とうどうそうじ)、16歳、彼女いない歴=年齢の男子でしたが、今日から一人の男になります。と、涙ながらにガッツポーズした。あらかた変なことをして、教室に向かう。


 あの子いや、未来の彼女が待つ教室へと。




 

どうも、どん兵衛は関西の味が好き マラカスです。

第一期読んでいただきありがとうございます!

初投稿なので、ご指摘おねがいします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ