入学式の朝
入学式の朝はめっちゃ嫌いです
朝が来る。それは地獄のようなことだ。なぜかというと...
「朝だよ!早く起きなさい!今日は高校の入学式でしょう!」
「嫌だあああああ!」
今日は、市立応援坂高校。通称応坂高校の入学式だからだ。
「嫌だ!って、あんたはその人見知りを治すために応坂高校に入ったんでしょ!」
「そうだけど...。今になって嫌になってきたんだよ!」
「ぐだぐだ言ってないで早く着替える!遅刻したいのかい?」
「遅刻は絶対ヤダ」
「言うと思った。下で朝食用意して待ってるよ」
「はーい」
僕はそう言うと入学式と卒業式にしか着ないであろうスーツに袖を通して、階下に下りてった。1階では、母が朝食を用意して待ってた。
「おはよう。スーツに汚れが付かないように食べなさいね」
「はーい。って言ってもいつも通り食パンと牛乳だけだけどね」
「何言ってんだい。牛乳こぼしたら一大事でしょう。それとも白米と味噌汁がよかったかい?」
「味噌汁の下に残るやつ嫌いだからそっちのほうが嫌に決まってるでしょ」
「はいはい。あんたはそういう人でしたね」
そんな文句を母と言い合いながら、朝食を済ませて、玄関で靴を履いて応坂高校に向かうため母の車に乗った。そのあとに、母が乗ってきて決まり文句を言った
「ちゃんとシートベルトしめた?よし行くよ」
「レッツゴー」
こうして僕は入学式会場である応坂高校に向かった。
次話、主人公君登場します