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ソニアの旅立ち

 ケントたちが洞窟を抜け、街まで戻って来た頃にはすっかり真夜中になっていた。そのため、ギルドへの報告は明日に回して、その日はみなハルヴァンの傷の手当てを済ませると、疲れを癒すためにすぐに眠りにつく。

 そして朝、ケントは洞窟での出来事を報告するために、一人ギルドまでやって来た。まだ人気のない静まった建物の中で、初めて会ったときと同じように本を読んでいたルルティアが彼の姿を見て応対する。


「あっ、おかえりー……って、怪我をしてるじゃないか! 大丈夫なのかい?」

「これくらい大した傷じゃないさ。それより、あんたに報告しなきゃいけないことがあって来たんだ」


 そう言ってケントは彼女に、洞窟を脱出する際に切り取っておいた、自分達が討伐した証である魔物の尻尾の一部を差し出す。


「これは?」

「実は洞窟内の調査をしていた時、ハルヴァンも知らないって言う魔物に遭遇したんだ。ここで長く働いているだろうあいつが知らないなんて相当珍しい魔物だろうと思ってな。あんたなら何か知ってるんじゃないかと、手掛かりに身体の一部を取ってきたんだ」

「なるほど……」


 ルルティアは渡された尻尾を手に取り、見上げるようにしてそれを眺める。


「……その魔物の見た目について、もう少し詳しく教えてもらえるかな?」

「ああ。見た目は巨大な亀みたいな感じだ。ただし、身体は甲羅じゃなくて固い鉱石で覆われてて、しかもそれをこっちに飛ばしてきたりした。俺の仲間の見立てではBランク相当はあるみたいで、恐ろしく獰猛な奴だったよ。ハルヴァンは洞窟の魔物が増えたのは、こいつに自分たちの棲みかをを荒らされて逃げてきていたからじゃないかと考えてるみたいだ」

「……亀みたいな見た目に鉱石で覆われた身体? それって……」


 ルルティアは思い当たることがあるようで、断りを入れてから席を外すと、奥の本棚にある資料を漁り始める。しばらくしてから、そのうちの一冊を持ってケントの元に戻っていった。


「君たちが見た魔物って、もしかしてこれのこと?」


 そして、その中のとある見開きのページをケントに見せる。そこには彼が対峙した魔物の姿に酷似した絵が載っており、すぐ下には「シルトルーガ」という、魔物の名称が記載されていた。


「シルトルーガ……間違いない、こいつだ! 俺たちが見た奴の特徴と一致している!」

「でもこの魔物、少なくとも僕がここで働き始めてからは一度も遭遇したっていう報告は聞いてないんだよね。この資料だってもう随分と古いものだし、正直絶滅したんじゃないかって考えてたんだけど……」


 そこでルルティアはハッとなり、顎に親指と人さし指を添えて考えるような仕草を見せる。


「……そういえば前にリリ姉が言ってたな。ここ最近、ゼピュロスの魔物の生息域が少しおかしくなってきているって。もしかしたらこれも……?」


 ルルティアは独り言を呟いてから、ケントにこう告げる。


「ケント君、これはギルド内でも話題になってるんだけどね。近頃、本来ならいるはずのない場所に強力な魔物が現れたっていう報告がいくつも上がってきてるんだ。もしかしたら今回の件も、それと関係しているかもしれない」

「なっ!? それは本当なのか!?」


 ルルティアの言葉に、ケントは驚嘆する。そのことについて、彼にはいくつか思い当たることがあった。

 エルナと初めて依頼をこなしにいった時に出会った女王率いるコボルトの群れ。そしてリューテと共に依頼を受けた際に遭遇したグリフォン。いずれも彼女の言った、本来の生息域からは外れた場所に出現した魔物だった。


「うん。だから今回のことは王都にある本部の方に伝えて、それで腕の立つ冒険者を派遣してもらって更に調査を進めてもらおうと思う。この街から鉱石が取れなくなるのは国としても一大事だし、きっと優先的に人員を回してもらえるはずだよ」


 洞窟の魔物が増えたおおよその原因は判明したものの、これまで全く遭遇報告のなかった魔物がいきなり現れたのは何故か。また、それはノトスだけで収まるような話であるのか。新たな問題も同時に湧き上がる。

 しかし、それらの問題の追及は別の冒険者に任されることとなり、ケントたちの依頼はひとまず無事に達成された。


「それにしても、君たちの冒険者ランクはまだCかDだったよね? この魔物、見るからにヤバそうな感じだけど……一体どうやって倒したの?」

「えっ? あ、ああ、それはだな……」


 自分の力のことを話すわけにもいかないため、ケントは誤魔化そうと慌てて別の理由を考える。


「よく分からないけど、たまたま弱ってたんだよ。動きは鈍かったし、心なしか叫び声にも力がなかったように感じたし。多分だけど、お腹を空かせてたとか、何かの病気に感染していたとか?」

「ふーん……」


 ルルティアはしどろもどろな言動を若干いぶかしげに思いながらも、そこを追及しても仕方がないと考えたようでとりあえず納得することにした。


「まあ何にせよみんな生きてて、それで貴重な情報まで持ち帰ってくれたんだから本当に良かったよ、お疲れ様。ハルヴァン君にもよろしく伝えておいてね」

「ああ。それじゃあ、俺はこれで失礼するよ」


 気が付けばギルドにも人の往来が増え、徐々に賑わってきていた。ケントはルルティアから報酬の入った袋を受け取ると、ギルドを後にした。




 ケントがギルドでの用向きを済ませた頃には、街は一日の家事や仕事を始めようとしている獣人ですっかり活気付いていた。

 それは少し前まで自分が置かれていた殺伐とした状況とはまるで正反対のもので、そんな極々平和な日常風景に安心感を覚えつつ、ケントはハルヴァンたちの住む家まで戻っていく。


「おう、おかえり」


 帰ってきたケントに、ハルヴァンはベッドの上から声をかける。

 彼は早朝には既に目を覚ましており、命に別状はないもののやはり脚の骨は折れていたようで、しばらくは治療のために安静にする必要があった。


「で、あのギルドの姉ちゃんは何て言ってたよ?」

「ああ。ルルティアさんに今回のことを話したら、更なる調査と採掘の護衛のために、腕の立つ冒険者をギルド本部からこの街に派遣してもらえるよう頼むそうだ」

「そうか。なら取りあえずは一安心と思って良さそうだな」


 ハルヴァンはケントから報告を聞くまでの間、未知の魔物が現れたことによってこれまで通りに仕事が出来なくなるのではないかと懸念していた。だが、本格的にギルドの協力が得られるならばその心配がないと分かったことで、彼はほっと胸を撫で下ろした。


「いやあしかし、運が良かったぜ! 岩が落っこちてきたときは正直死んだかと思ったが、この程度の怪我で済んだんだからな。これなら、一月もしねえうちに仕事に復帰できそうだ」


 ハルヴァンの言う通り、打ち所が悪ければあのまま死んでいたとしても不思議ではない程の絶体絶命な状況だった。だが彼は不幸中の幸いにも最初に落ちてきた二つの大きな岩の間に絶妙に挟まっていたため、続く落石の直撃を受けずに辛うじて致命傷を免れていたのだ。


「にしても、よくあんな化け物みてえな奴倒せたな。俺が気失ってる間に、一体何があったんだ?」

「それはですね! 実はケントさんがキ――」

「わああああっ! 待って待って!」


 エルナとリューテは慌ててソニアの口を押さえてから、耳元でこう囁いた。


「言い忘れてたけど、ケントの力ことは一応秘密にしてあるの。だから悪いけど、ハルヴァンにも内緒にしておいてくれる?」

「ふごごもご……」

「……? まっ、倒せたんだったら何だっていっか」


 そこでハルヴァンはふと何かを思い出したような表情を浮かべると、ケントに顔を向ける。


「そういやお前、確かここには記憶について何か手掛かりがないか探しに来たんだったよな? どうだ、何か思い出せたことはあったか?」

「いや、特に何も」

「そうか……そいつは残念だったな」


 結局、この街に滞在して三日目になってもケントの記憶に触れるような出来事は何一つとしてなかった。

 だが、彼はそのことをさほど気にしていない様子だった。


「まあ構わないさ。今は何の手掛かりがなくても、俺にとって本当に大切なものならいつか思い出すきっかけはやって来るだろうからな。それよりも、あんたやソニアに会えたってだけでもこの街に来た甲斐があったってもんだよ」

「ははっ! そうかい。そいつは何よりだ。その意気なら、お前の抱えてる悩みだっていつか何とかなるだろうよ」


 本来の目的を果たすことこそ出来なかったものの、もう一つの目的である獣人との交流は十分に果たされた。

 初めての旅はとても充実したものになったと、ケントは満足げな様子だった。


「ところでお前ら、今日のうちにはゼピュロスまで帰っちまうのか?」

「ん? ああ。近くの店で必要なものを買い揃えたら、すぐに出るつもりだ」

「ええーっ!? そ、そんなあ……」


 ケントの返答を聞いて、ソニアは悲嘆と驚愕の入り交じった声を上げる。まさか彼らが今日中に帰ってしまうとは思っていなかったようだった。


「皆さんともっと仲良くなりたかったのに、残念です……」


 昨日は何かと大変だったため結局まともに親交を深められたのは初日の出会った時だけであり、ソニアはまだまだ話し足りないとでもいうように寂しそうな顔をしてうなだれる。そんな彼女の感情を表すかのように、いつもはピンと張ってる耳も力なくぺたりと倒れていた。


「……なあ、ソニア。お前、昔っから冒険者になってこの国を見て回りたいって言ってたよな? 今もそれは変わってねえか?」

「は、はい。そうですけど……どうしたんですか? 突然」

「いい機会だ。お前もこいつらに付いていったらどうだ?」

「………………? って、えええええええええっ!?」


 兄の予想だにしていなかった言葉に、ソニアは目をぱちぱちさせる。そして、飛び出んばかりの勢いで目を見開き、口をあんぐりと開けながら大きな声を出して驚いた。


「おまっ、何だその顔……人に見せられるもんじゃねえぞ……」

「ちょ、ちょっと待ってくださいよハルヴァン兄! 今まではいくら頼んでも駄目だって言ってたじゃないですか! それなのに何でいきなり……」

「一応ずっと前から考えてはいたんだよ。お前は俺たちの仕事を手伝わせるよりも、冒険者の方が向いてんじゃねえかってな。だけど、お前を一人にさせると何しでかすか分かったもんじゃねえからな。だから信頼できそうな冒険者に出会えた時にでも、お前のことを頼むつもりでいたんだ」


 元々ソニアはノトスに住んでいる獣人の中では一番強く、それでいて自由奔放な性格であるため、その才能を採掘仕事の手伝いで燻ぶらせるのは勿体ないとハルヴァンは考えていた。そんな中で偶然出会ったのがケントたちだった。

 彼らが実力も年齢もソニアとそう離れてはいないためすぐに打ち解けられたということ。そして何よりもこの数日間の間で人として信頼の置ける冒険者であることも分かり、ハルヴァンにとってはまさに渡りに船だった。


「と言うわけだ。お前らさえ良ければ、こいつも一緒に連れて行ってやってくんねえか? 頭はアレだが大切なことは分かってる奴だ。腕っぷしも強えし、それなりには役に立つと思うぜ?」

「もちろん大歓迎よ! ソニアが来てくれたらとても心強いし、それにきっと今よりももっと賑やかで楽しくなりそうだもの!」


 エルナは新しい仲間が増えて喜ばしいといったように、両手を重ね合わせて弾むような声を上げる。彼女だけでなく、ニュクスとリューテの二人も、ソニアが付いてくることに賛成しているようだった。


「確かにソニアが来てくれるのは俺としても嬉しいけど、ただ洞窟内の異変はまだ完全に解決したってわけじゃないし、人手は必要なんじゃないか? それに、その脚じゃ当分は歩けないだろ? 一人で大丈夫なのか?」

「心配いらねえよ。優秀な冒険者が来るってんなら、ソニア一人抜けた穴くらいならどうとでもなるだろ。脚のことも、しばらくはこの街の仲間に頼んでなんとかしてもらうさ」


 仕事の問題はケントたちの働きによって解決に向かいつつあり、そのうえで彼らがソニアのことを安心して任せられる人間であったことから、ハルヴァンは後顧の憂い無く妹を冒険者として送り出す踏ん切りをつけていた。


「ああそうだ。そこの赤髪の姉ちゃん、リューテっつったけ? ついでと言っちゃなんだが、あれも持っていっていいぜ」


 ハルヴァンは自身の身体を労るようにゆっくりと起き上がると、「あれ」と言ったもののある場所を親指で示す。


「なっ……!?」


 それを見たリューテは思わず驚きの声を上げる。そこには、彼が大切に飾ってあるミスリルがあった。


「加工すりゃ上等な武器の一本ぐらいは作れるだろ?」

「い、いや、いいのか? これはあなたにとって大切なものなのだろう? いくら何でもここまでしてもらうというのは流石に……」

「構わねえよ。命を救ってくれた礼としちゃ安すぎるくらいだ。それに大切だって言うなら、自分の妹を人に預けようってのに、こんな石は後生大事に抱えとくってのも筋が通らねえだろ?」

「そ、そうか。ならばありがたく受け取ろう。感謝する」

 

 そこまで言われては受け取らない方が逆に失礼になる。そう判断したリューテはハルヴァンに礼を述べてから動揺を隠せない手つきでミスリルを大きめの布で包み、傷が付かないよう細心の注意を払って背嚢の中にしまった。


「さてと、旅の支度するんだったら早いとこ済ませた方がいいぜ? ここからゼピュロスになら、昼までに発てば明日の夜くらいには帰れるだろうしな」

「そうだな。そろそろ準備に取り掛かるとするよ」


 それからケントたちは街の露店で、食料など旅に必要なものを購入しに向かう。途中、彼らがハルヴァンを助けた冒険者だと街の獣人たちにいつの間にやら広まっていたようで、感謝や労いの言葉をかけられたり気前のいい獣人に商品をおまけして貰ったりしながら、一通りの物資を揃える。

 そして、とうとう別れの時がやって来た。


「じゃあな、ハルヴァン。短い間だったけど、何から何まで本当に世話になった。ありがとう」

「おう、俺も楽しかったぜ? またこの街に来ることがあったら、遠慮せずここに寄ってくれ。いつでも歓迎してやるからよ」


 ケントとハルヴァンは互いの間に芽生えた友情を確かめ合うかのように、がっちりと固い握手を交わす。


「それじゃあソニア、私たちは街の入り口で待ってるわね? これからはそう頻繁にはお家に帰れなくなると思うから、ハルヴァンに伝えたいことがあったら今のうちに伝えておくのよ?」

「分かりました。ハルヴァン兄に挨拶したら、ワタシもすぐに行きますね?」


 ケントたちは一足先に家を出ていった。そして誰もいなくなった家の出入り口を、二人はしばらくの間見つめる。

 

「……ふう。何となく予感はしてたんだが、まさか本当にこの日が来ちまうとはな」

「…………」


 ハルヴァンの言葉に、ソニアは沈黙で返す。来客が去った後の彼らの家は元の静けさを取り戻しただけであるのにも関わらず、どこか寂しげだった。

 しばらくうつむき加減でいた彼女だが、やがてベッドに横たわっている兄に振り向くと、今にも泣きそうな潤む瞳で見つめた。


「う、うう……ハルヴァン兄……」

「何だ? 今になってやっぱ止めますなんてのは無しだぜ?」

「いえ、そういうわけじゃないです。でも、今までずっと二人で一緒に暮らしてたから、ワタシがいなくなったらハルヴァン兄が寂しいんじゃないかって……」

「はあ?」


 妹の頓珍漢な一言に、ハルヴァンは思わず面食らう。


「んなわけあるか。それどころか当分はお前みてえなアホの面倒を見ないで済むんだから、むしろ清々してるくらいだぜ」

「なにをー!」


 こんな時までぶっきらぼうな態度を取る兄だったが、長い付き合いでソニアもそのことを分かっていたのか、わざとらしく拗ねてみせる。


「ふーんだ! そうやっていつもワタシのことを馬鹿にして! だったら遠慮なく出てってやりますよ! 後でワタシの大切さに気付いたって遅いんですからね!」


 そして、少し前に準備しておいた旅用の荷物を担ぐと、ずかずかと歩いて家のドアに手を掛けた。


「待て、ソニア」

「もう、何ですか?」

「……たまには顔見せに帰って来いよ? そん時はうめえもん食わせてやる。ここは、俺たちの家なんだからな」

「……えへへー。やっぱりハルヴァン兄は、ワタシがいなくなるのは寂しいんじゃないですかー」


 普段は素っ気ない物言いをしていても、何だかんだで常に自分のことを気に掛けてくれている心配性で面倒見の良い兄であると、旅立ちを前にしてソニアは改めてそう感じていた。


「そこまで言うなら、時々は帰って来てあげないこともないですよ? そしたらワタシの大好きな肉料理、たくさん食べさせてくださいね? ね? ね?」

「あー、へいへい……」


 家の出入り口からわざわざ自分の元まで戻って絡んできた妹を、ハルヴァンはひらひらと手を振ってあしらう。


「んじゃ、あいつらに迷惑かけねえよう、しっかりやれよ? そんで色んなもんを見て回って、掛け替えのないもんをたくさん作ってこい!」

「はい! それじゃあ、行ってきます!」


 兄との別れの挨拶をしっかりと済ませたソニアは、振り返ることなく元気良く家を飛び出す。

 雲一つない晴天の下、少女は未知の世界に対する期待に満ちた軽快な足取りで、自分のことを待つ新たな仲間の元へと駆け出していった。

ここまでご覧いただき、誠にありがとうございます。

今後もお付き合いいただけますと幸いです。

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