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凶鳥襲来、新たなる目醒め

「ふう……」


 オークが倒れたのを見て、リューテは剣を鞘に納めてからケントの元まで戻っていった。


「どうだ? 私の剣の腕前は」

「ああ、驚いたよ。あの炎の剣みたいなのは一体何なんだ?」


 ケントは先程リューテが行った剣に炎を纏わせた攻撃が気になるようで、興味津々といったふうに尋ねた。


「あれは自身の魔力の性質を、武器に伝達する技だ。私の魔力は火属性だからな。剣が炎を纏ったのは、そういうことだ」

「って、魔力が必要なのか……」


 魔力を持たない自分には関係のないことだと、ケントは目に見えて落胆する。


「ふっ、まあそう気を落とすな」


 そんなケントを励ますように、リューテは彼の肩に手を添えた。


「冒険者は何も一人だけで戦うものではない。君にはエルナちゃんやニュクスちゃんがいるだろう? 自分が出来ないことは、素直に彼女たちに頼ればいい。そのうえで、君は自分に出来ることを精一杯やればいいんだ」

「リューテ……そうだな」


 ケントは「よし!」と何かを決意したかのように立ち上がると、リューテに向かってこう言った。


「なあ、リューテ。もう一度明日、俺と一緒に依頼を受けてくれないか?」

「……うん?」


 ケントの意外な申し出に、リューテはやや驚いたような顔をする。


「それは構わないが……しかしあんなことがあった後だろう? 明日までに立ち直って、躊躇(ためら)わずに魔物を殺せるのか?」


 命を奪うことのショックはそう簡単に克服出来るものではない。彼女はケントの精神面を案じていた。


「そう訊かれると、まだ殺すことへの抵抗はある。だけど、さっきのあんたの戦いを見て、それ以上に強くなって、早く二人を支えられるようになりたいって気持ちが湧いてきたんだ。もちろん、あんたの教えを不意にしたりはしない。だから、頼む」

「そうか……」


 しばらく考えてから、リューテはケントにこう告げた。


「分かった。では明日、私と共に森へ向かおう。討伐対象は、そうだな……コボルトの群れがいいだろう。集団相手の戦い方を身に着ける、いい機会になるはずだ」

「ありがとう、リューテ」


 こうして二人は明日の依頼の約束をすると、歓談を交えながらゆっくりと街へ戻っていった。




 そして次の日の朝、二人は依頼を果たすために森へとやってきた。薬草の群生地である道中を抜けて、さらに魔物が生息している奥の方へと進んでいく。

 だが、いつまで経ってもコボルトの群れどころか、魔物一匹現れる気配すらしなかった。


「……おかしい」


 リューテが不審に思ったのかそう呟くと、後ろを歩くケントに振り返る。


「ケント君、少し耳を澄ませてみてくれないか?」

「ん? ああ」


 リューテに言われた通り、ケントは目を閉じるとそっと耳を澄ませて、辺りの音を探った。


「……? 特に何も聞こえないけど……」

「そうだ、何も聞こえないんだ。おかしいと思わないか? 魔物どころか、虫や鳥の鳴き声すらしないというのは」


 自分が普段討伐でこの森まで来るときはもっと何かしら生き物の気配がしていたはずだが、今はそれが一切感じられない。そのことが彼女には不気味に思えてならなかった。


「言われてみれば、たしかに……」

「私の取り越し苦労であればいいのだが……用心して進もう」


 だが直後、そんな彼女の言葉は一瞬で裏切られた。


「ピイイイイイイィィィッ!」


 突如、二人の近くで鳥のようなけたたましい鳴き声が響き渡る。


「……っ! なんだ!?」


 二人は声のした方向を頼りに進むと、他よりも開けた場所に出る。そこには、荒鷲のごとき猛禽の頭と獅子の胴体を併せ持った魔物が、女王と思しき雌が率いるコボルトの群れと対峙している姿があった。

 辺りには数匹のコボルトの死骸が転がっている。どうやら、交戦の最中のようだった。


「なっ!? あれは、グリフォン!?」

「グリフォン……?」

「私も詳しく知っているわけではないが、Bランクの冒険者でも単独で戦うのは危険とされている強力な魔物だ。だが、この森に出るなどという話は聞いたことがない。一体なぜ……」


 二人はグリフォンと呼ばれているその魔物とコボルトの戦いを、固唾を飲んで見守る。

 

「グ、グルル……」


 だが、それは戦いというよりも、ただの虐殺だった。

 その前足の先端から生えている鉤爪はさながら極限まで研ぎ澄まされた刃物のようで、コボルトの身体をまるで紙のように切り裂く。コボルト側も負けじと手にした棍棒で殴りかかり、引っ掻き、噛みつくと、自分たちの持つ武器を最大限まで発揮して必死に抵抗するもまるで相手になっておらず、一匹、また一匹とその鋭爪の餌食となっていく。

 やがて、二人が来た時には五匹はいたコボルトの群れは、とうとう女王一匹を残すのみとなった。


「ピイイイイィィィッ!」


 そしてグリフォンは、残る群れの女王を強靭な前脚で捕らえると鋭いくちばしで頭をついばみ、そのまま木の実でも割るかのようにして容易く頭蓋を嚙み砕いた。


「嘘……だろ……?」


 ケントは目の前の光景が信じられず、思わず息を呑んだ。

 女王率いるコボルトの群れはかつて自分とエルナを追い詰め、もし偶然にキスの能力を発動させていなければあの場で殺されていたほどの難敵である。にも関わらず、グリフォンという魔物はそれをあっという間に全滅させてしまった。そのことに、ケントは戦慄を覚えずにはいられなかった。

 一方的な殺戮の場面を見届けたあと、リューテは慌てた様子でケントの腕を引く。


「ここは危険だ、すぐに撤退を……」

「ピギイイイイイィィィ!」


 しかし、グリフォンはすぐに二人の方に振り向くと、リューテの言葉を遮るようにして耳をつんざくような、もはや咆哮と言っても差し支えないほどの雄叫びを上げた。


「くっ、やはり気付かれていたか……!」


 やむを得ないといったように、リューテは剣を抜くとグリフォンの前に立ちはだかる。


「かくなるうえは、戦いながら撤退するしかない! 君は先に逃げろ!」


 すると、グリフォンは背中に生えている翼をはためかせて宙に浮くと、そのままリューテにめがけて突進して前脚を振り下ろした。


「ぐっ……!」


 リューテはその前脚から繰り出される爪の一撃を、剣で辛うじて受け止める。


「重いっ……!」


 リューテの剣はミシミシと悲鳴を上げており、何度も受けられるようなものではないということを彼女に伝えていた。


「やはり勝てそうにないな……だが!」


 倒すことは出来ずとも、不意打ちで本気の一撃を叩き込めればあるいは怯んで撤退するだけの隙は生まれるかもしれない。そう考えたリューテは、グリフォンの次の攻撃に備える。


「……っ! ここだ!」


 そして、再び繰り出されたグリフォンの爪撃を受け流すと、即座に剣に炎を纏わせた。


「……ん? あれは……?」


 その時、ケントはグリフォンの周囲の地面が、不自然に黒ずんでいるのを発見した。それだけではない。コボルトの死骸のうち、何匹かは焼け焦げたような跡がある。


「……っ!? まさか……!」


 そして、ケントは何かに気付いたようで、すぐにリューテに呼び掛けた。


「炎龍一閃――!」

「リューテ、気をつけろ! そいつ、もしかしたら……」


 だが、一足遅かった。


「ギイイイイイイィィィッ!」


 グリフォンはけたたましい鳴き声と共に、口から燃え盛る火炎を吐き出した。


「なっ……!? ぐっ、あああああああああっ!?」

「リューテ!」

 

 炎の勢いは凄まじく、リューテは自身の剣技でグリフォンを燃やすつもりが、逆に剣を持つ自分の右腕を焼かれてしまった。


「ぐっ……うぅ……!」


 リューテは落としてしまった剣を、左手を伸ばして掴み取る。そこへ、グリフォンはすかさず彼女にめがけて前脚を振り下ろした。


「ぐああっ!」


 それを剣を使って間一髪で防いだものの、剣は弾き飛ばされ、衝撃を殺しきれずにリューテは吹っ飛んでしまった。


「ぐっ、強すぎる……! 私では、まるで相手にならん……」

「大丈夫か、リューテ!?」


 ケントは、リューテが飛ばされた方へと走っていく。


「何をしている……早く逃げろと言っただろう……」


 負傷した右腕を押さえながら、リューテはよろよろと立ち上がる。


「何言ってるんだ! そんなこと、出来るわけないだろ!?」

「駄目だ! あの魔物は、私たち二人でも絶対に歯が立たない! だが、奴はいま私に気を取られている。君だけなら逃げられるはずだ! だから……」

「……いや、先に逃げるのはあんたの方だ」


 ケントは剣を抜くと、リューテを庇うようにしてグリフォンに向き合う。


「なっ……!?」

「その腕じゃ、もうまともに戦えないはずだ。これ以上やったら、あんたは確実に死ぬ。だけど、脚は無事だろ? それなら戦える俺がコイツを引き付けて、あんたが先に逃げて応援を呼んで来てくれた方がいい」

「……っ! 馬鹿を言うな!」


 それはあくまでグリフォンと渡り合えるだけの実力がある場合の話であり、今のケントには到底荷が重すぎることだと、リューテは反対の声を上げる。


「たしかにその通りかもしれないが、それでは今度は君が助からないだろう!? 私のことはいいから、早く逃げろ!」

「断る!」


 だが、それでもケントは頑として引こうとはしなかった。


「たとえ勝ち目のない相手だろうと、ここであんたを置いて逃げたら、俺は自分で自分を許せなくなる。それに、エルナにもニュクスにも、そしてあんたの親父さんにも顔向けが出来ない。そっちの方が死んでも御免だ」


 ケントにとってリューテは、剣だけではなく冒険者としての進むべき道を指南してくれた、恩師とでも言うべき存在である。たとえ非合理的であろうと、そんな彼女を切り捨てるような非情な判断をしたくはなかった。


「それと勘違いしているようだけど、俺は生きてやりたいことがたくさんあるんだ。だから、こんなところで死ぬつもりなんてさらさらない。安心しろ、こう見えても運には自信があるからな。あんたが応援を呼んでくるまで、どうにか生き延びて見せるさ」


 そう言うと、ケントはグリフォンに斬りかかっていった。


「うおおおおおおおおっ!」


 そんなケントの攻撃を、グリフォンは後ろに跳んで躱すと、すぐに後ろ足で地面を踏みしめて、勢いよくケントの方へと突っ込んでいく。


「なっ、早っ──!?」


 それは、空を飛ぶ生物とは思えないほどの瞬発力だった。猛禽の頭と獅子の身体。ケントは、目の前の魔物がなぜ空と地の覇者である二体の生物の姿をしているのかを、その身を持って理解した。


「ぐあああああっ!?」


 反応が間に合わず、ケントは突進の直撃を食らってしまい、もんどりうって吹き飛ばされた。

 

「ケント君!」


 リューテはすぐさま仰向けに倒れているケントの元へと駆け寄る。


「頼む……逃げて、くれ……」


 残る力を振り絞ってそう言うと、ケントはそのまま意識を失った。


「……まったく、いくらなんでも無謀が過ぎる……」


 ケントの行為は決して勇敢なものとは言えない。考えなしで、命知らずなだけの蛮勇だとリューテは思った。


「だが、なぜだろうな。君のその無謀が、私には嬉しくてならないんだ……」


 彼女は不思議と身体の内側が熱くなるような感覚を覚え、自身の左胸に手を添える。それと同時に、エルナとニュクスの二人が自分に話したことを思い出していた。


「誰かのために真摯に向き合える、か……」


 彼は冒険者として、少しでもエルナとニュクスの二人を支えられるようになろうと、決して自分に能力のことは口にせず、必死になって剣の扱いを覚えた。そして今は、自分を守ろうとするため相手との力の差を分かったうえで、それでもなお逃げずに立ち向かっていった。今の彼の行為が正しいとは思わない。だが少なくとも、最後まで自分のことを守ろうとしていた彼の心は正しいと、リューテは強く感じていた。


「そうだな……ならば私も、君の心に真摯に向き合おう……」


 そこでリューテは、ケントの持つ能力のことを思い出して、仰向けになっている彼に覆いかぶさるようにしてから、その顔を真っ直ぐに見つめる。


「君は絶対に死なせない。私が、守って見せる……!」


 キスをする必要がある能力など、不埒なものだと思っていた。だが、彼ならばこれからもその力を正しく使っていけるだろうと確信できた。故にリューテは、自分の初めてを捧げようと決意した。

 そして彼女は高鳴る鼓動のままに、彼の唇にそっと自分の唇を重ねる。


「んっ……」

 

 これで強くなれば、グリフォンを倒すだけの力を得られると、リューテはそう考えた。


「なっ……!?」


 だが、その次の瞬間に起こったことは、彼女の予想に反するものだった。グリフォンの突進によって負ったケントの打傷が、瞬く間に塞がっていったのだ。


「ん……」


 それからしばらくすると、ケントは意識を取り戻した。


「ケント君……!」

「……? これは……?」


 目を覚ますや否や、ケントは自分の手のひらを見つめる。


「リューテ、これはあんたがやったのか?」

「……何? どういうことだ……?」

「よく分からないが、身体中から力がみなぎっているんだ。それに……」


 そこまで言うと、ケントは落ちていた自分の剣を拾って構える。


「これなら、あいつを倒せる!」


 そして、目の前の魔物に向かって突っ込んでいった。


「ピイイイイイイィィ!」


 グリフォンはそれを、前脚を振り下ろして迎撃しようとする。


「はあああっ!」


 ケントはそれに対してカウンターを合わせるように剣を振ると、振り下ろされたグリフォンの前脚を切断した。


「ギ、イイイイイイイィィィッ!」


 グリフォンはこれまでに聞いたこともないような、悲鳴にも似た雄叫びの声を上げた。


「よしっ!」


 だが、片脚を斬られてもなお、グリフォンは戦意を失っておらず、翼をはためかせると空高く舞い上がる。


「ピギイイイイイイイイイイイィィィィィッ!」


 そして、まるで人間が大声を出すことで集中力を高めるかのように、グリフォンは甲高く、そして荒々しい雄叫びを上げてから、口から最大火力であろう大きさの炎を吐き出しながらケントに向かって急降下した。


「ケント君、来るぞ!」

「ああ、分かってる!」


 ケントはグリフォンを真正面から迎え撃つつもりだった。そしてそのための手段を、彼は先程のキスで手に入れていた。


「目には目を、炎には……炎を!」


 すると、ケントの持つ剣が炎を帯び始めた。


「なっ!? あれはまさか……!?」


 リューテは自分の目を疑った。魔力を持たないはずのケントが、自分と同じ炎属性の魔力を剣に宿していたからだ。


「炎龍……一閃!」


 それは、かつてリューテが見せた剣技だった。ケントはグリフォンが口から吐き出している炎すらも自身の剣の炎で飲み込みながら、その猛禽の如き上半身を一閃した。


「ピギイイイイイイイイイィィィッ!?」


 剣から放たれた炎は、まるで意思を持ったかのようにグリフォンの身体を覆っていき、やがて全身へと燃え広がった。


「私の、技を……?」


 強化されたのは自分ではなくケントの方で、そのうえ自分の技まで使われている。エルナたちから聞いた話とはまるで違うと、リューテは思わず右腕の火傷の痛みも忘れてしまうほどに困惑していた。

 

「これで……終わりだあああああっ!」


 ケントは全身を包む炎を振り払うようにして暴れまわるグリフォンの元まで踏み込むと、喉笛を深く切り裂いた。


「ギ、イィ……」


 すると、グリフォンはそれまでの凶暴さが嘘であるかのように段々と動きが弱々しくなっていき、ついには地面へと倒れ伏し、やがて事切れた。


「や、やった……勝った……!」


 ケントは天を仰ぎ、激戦の末得られた勝利を噛みしめるようにして握りこぶしに力を込めた。


「ぐうっ……!?」


 しかし次の瞬間、ケントはまるで全身から力が抜け落ちていくと錯覚するほどのとてつもない疲労感に襲われ、膝から崩れ落ちた。


「ケント君!」

 

 そんな彼の様子を見て、リューテはすぐに駆けつけた。


「大丈夫か!?」

「はあっ、はあっ……リューテ……」


 今にも消え入りそうなくらいに小さな声で、ケントはリューテの名前を呼ぶ。


「少し、顔を貸してくれないか……?」

「……? 何を……んうっ!?」


 ケントはリューテに口付けを交わす。すると、彼女の腕の火傷は瞬時に癒え、元の健康的な白い腕を取り戻した。


「悪い……後は、任せた……」

「ケント君……? ケント君!」


 リューテが必死に呼ぶのも虚しく、ケントは先程に続いて再び意識を失った。




「……うん?」


 ケントが目を覚ますと、そこは宿のベッドの上だった。


「あ、ケント!」


 そんな彼を見て、エルナが一番に声を上げる。側にはニュクスとリューテの姿もあった。


「良かった、目が覚めて……」

「今は朝です。ケントさん、昨日リューテさんにここまで担ぎ込まれてから、ずっと眠ったままだったんですよ?」

「そうだったのか……」


 ケントは起き上がると、リューテの方に振り向く。


「ありがとう。あんたには、何から何まで本当に助けられたな」

「いや、私の方こそ、君には世話になった」


 そう言うとリューテは、ケントが寝ているベッドに向かって一歩、足を進める。


「そして、これからも世話にならせてもらおう」

「……え?」


 彼女の言葉を聞いて、ケントはきょとんとした顔になる。


「あれからこの子たちと話し合ってな。それで、私もこれからは時間のある時に、君たちの依頼に同行することに決めた」

「……本当か?」

「もちろんだ。そ、それに……」


 リューテは何やらもごもごと言い淀んでから、こう続けた。


「き、君は不可抗力とはいえ、私の初めての、その……キ、キスを捧げた相手になったんだぞ!? ならば男として、しっかりと責任を取ってもらわなければ困る!」


 そう言って、リューテはケントを指差す。その顔は恥ずかしさのあまり、耳まで真っ赤になっていた。


「あ、ああ。そうか……」


 リューテの言い分に困惑しつつも、ケントは彼女に向かってそっと手を差し出した。


「分かった。それじゃあ改めてよろしくな、リューテ」

「ああ! 私の剣、これからは君たちのために振るおう!」


 二人は固い握手を交わす。

 こうしてケントたち一行に、また新たな仲間が加わった。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

次回もよろしければお付き合いいただけますと幸いです。

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