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家族

 産まれてから2日経ちました。いまベビーベッドで寝ています。今は龍形態です。竜人形態より安定しているからです。今まで確認出来た家族を紹介します。

 まずはロナルドお父様です。

 公爵家当主で兄や姉からは、お父様かロンお父様と呼ばれているみたいです。

 次はアリサお母様です。

 公爵夫人で兄や姉からは、お母様かアリサお母様と呼ばれているみたいです。元Sランク冒険者でお父様を助けたときに一目惚れされたそうです。

 長男から三男、長女から四女は学校の寮に入っているそうですまだ会ったことはありません。

 会ったことがある一番歳上の兄弟はレオンお兄様です。公爵家四男で活発な9歳少年で剣術に秀でているようです。来年から騎士学校に入学するみたいです。

 次はレオンお兄様の双子のルナお姉様です。公爵家五女でおとなしい9歳の少女で魔法に秀でているようです。来年から魔法学校に入学するみたいです。

 次はバンお兄様です。公爵家五男でお兄さん風を吹かせている面倒みの良い7歳の少年で槍術に秀でているようです。

 最後の家族はジャックお兄様です。公爵家六男で無邪気な4歳の少年でモンスターテイマーを目指しているそうです。僕をテイムしようとして怒られていた頭の残念な子みたいです。

 あと家族ではないのですが僕が生まれたことで急遽雇われた竜人族の新人メイドのリリィです。僕のおむつの交換などをしてくれる僕の専属のメイドです。

 あと口調が気になったかもしれませんが精神が身体に引っ張られているせいみたいです。

 そのおかげで授乳やおむつの交換での精神の減りが少なくて助かっています。それでもすり減りますが。

 それにしても暇です。母さん何かやる事ありませんか?


 《マスター自身の鑑定を忘れていませんか?また魔力操作や魔力量増加のトレーニングしてみては如何でしょうか》


 あっ忘れてた。てことで【神の目】発動!


 ――――――――――――――――――――――――

 名前

 種族 龍(龍王種)

 職業


 HP 10000/10000

 MP 10000/10000

 攻撃 10000

 防御 10000

 魔攻 10000

 魔防 10000

 俊敏 10000

 器用 10000


 スキル

【神の目】【神隠し】【アイテムボックス】【ポイント振り分け】【所得ポイント増加】LVmax【消費ポイント減少】LVmax【所得経験値増加】LVmax【消費経験値減少】LVmax【成長補正】LVmax【ヘルプ】LVmax【人化】LV1

 加護【叡智の女神ソフィアの加護】

 称号 転生者 公爵家七男

 残りPT99,999,988,940,000

 ――――――――――――――――――――――――


 なんか【人化】LV1が増えてるけど母さんなんで?


 《出産時に母体を傷つけないためです。龍の姿ですと母体を突き破らなければ出てこれないため自動取得しました。》


 ありがと母さん。魔力のトレーニングってどうやるの?


 《まずは魔力を動かそうとしてください。》


 まず魔力がわからないんだけど。


 《【神の目】で視認可能です。【神の目】をパッシブ化しますか?》


 お願い。おっこれが魔力か。これをどうやって動かすの?


 《魔力を感じてください。見るだけでなく感じる必要があります。感じられたならば魔力が集まっている肺や心臓から血液に乗って全身に拡がるイメージで動かしてください。》


 了解した。これかな?この温かいような冷たいような感じのこれを全身にっと......ゆっくりだけど成功かな。


 《成功です。これをもっと早く無意識で出来るようになりましょう。龍王種は外部からの魔力の吸収が活発なため狭い空間や魔力が濃い空間では半永久機関なので魔力を増やし放題ですよ。手本は母君を見ると良いでしょう。》


 ――30分後――


 あぁ疲れた。魔力どれくらい増えたかな。【神の目】発動!


 ――――――――――――――――――――――――

 名前

 種族 龍(龍王種)

 職業


 HP 10000/10000

 MP 10007/10007

 攻撃 10000

 防御 10000

 魔攻 10000

 魔防 10000

 俊敏 10000

 器用 10000


 スキル

【神の目】【神隠し】【アイテムボックス】【ポイント振り分け】【所得ポイント増加】LVmax【消費ポイント減少】LVmax【所得経験値増加】LVmax【消費経験値減少】LVmax【成長補正】LVmax【ヘルプ】LVmax【人化】LV1【魔力操作】LV1

 加護【叡智の女神ソフィアの加護】

 称号 転生者 公爵家七男

 残りPT99,999,988,940,000

 ――――――――――――――――――――――――


 30分やって7しか増えないの!?少なくない?


 《いえ、多いです。マスターは魔力が無尽蔵ですが人族は少なく回復が遅いです。マスターの現在の効率を考慮すると約三倍です。【成長補正】と【加護】が影響していると思われます。30分で7なので1時間で14一日で308です。308は人族の平均の1.5倍程です。》


 30分が限界じゃん1日とか無理だからね。


 《【魔力操作】がLV1なため大変ですがLV4に達すれば無意識で行う事が可能です。LV4に達すれば効率も上がるので一日で500程増加します。》


 そういえばお母様は【魔力操作】なかったよね。


 《上位属性魔法の習得には【魔力操作】LVmaxが必須です。上位属性を習得すると【魔力操作】は省略されます。》


 へ〜。そうなんだ。あれ?睡魔が襲ってきた。母さんおやすみ。


 《御休みなさいませマスター。》


 ★★★★★


 強烈な空腹を感じ目が覚めた。身体が勝手に声をあげてしまう。


「オギャァァァァオギャァァァァ」


 急いでお母様がやってきて母乳をくれる。そっちの趣味はないので激しい羞恥心が凄いがしょうがないのだ。決して少し嬉しかったりはしない。本当だよ。龍形態なら肉をありつけるのではないかと思い母さんに聞いたところ龍は母龍が一度噛み砕いたえさを食べるらしく僕では肉を食べられないらしい。


「リークいっぱい飲みなさい。そしていっぱい寝て大きくなりなさい。」


 お母様はとても優しい。が僕はさっきまで寝てたので眠くない。ということで屋敷の中を探検しようと思う。生後2日の乳児が何言ってんだと思ったかもしれない。しかし僕は龍だ。龍形態ならば歩ける。四足歩行ならば歩けるのだ!お母様が行ってから行動開始だ。お母様が出ていってからしばらくした。耳を済ましてもなんの音もしない。ミッションスタートだ。


 ......早速問題にブチ当たった。ドアが開けられない。僕はまだ飛べない。ドアノブに手(前脚)が届かない。ヘルプミー!


 《マスタージャンプすれば良いのではないでしょうか。ステータス的に届きます。しかしステータスが高いので加減が重要です。》


 その手があったか。ホップステップジャンプ!ドカン!......やっちまった。幸い天井や床に問題はない。よし、ベビーベッドのそばに行ってベビーベッドから落ちたことにしよう。ヤベッ足音が聞こえてきた。


 ダッダッタッタッタガチャ


「リーク様お怪我はありませんか?ベビーベッドから落ちたみたいですね。ベビーベッドから落ちただけであんなに音がなるのでしょうか?そんな事は置いといて怪我は無いようですね。良かったです。」

 最初に来たのは、僕の専属メイドのリリィだった。

 リリィは僕を抱きかかえようとして来る。でも僕は簡単に捕まる気はない。リリィが開けたドアが開きっぱなしなのだ。リリィを躱しドアに向けて走った。ようやく出られると思ったその時!次に来たお母様に捕まってしまった。


 流石お母様、元Sランク冒険者は伊達ではありませんね。


 ベビーベッドに連れ戻されてしまった僕は二人の前で再び逃走をはかった。今度は保護者同伴での探検に妥協する予定だ。逃走しては捕まってというのを五回ほど繰り返しお母様とリリィが同伴で探検が開始された。


 まずは開いているドアからテクテク歩いて廊下に出た。右に行くか左に行くか迷っていたところお母様に右に誘導された。右に行くとお母様がある部屋のドアを開けて手招きしている。部屋の中に入るとルナお姉様が居ます。物音に気づいてこっちを見ました。


「ガウ〜(お姉様〜)」と抱きつきに行きます。

 実はルナお姉様はおとなしいと思われがちですが人見知りです。まだぬいぐるみが大好きでまだ言葉が分からないであろう僕に一番話しかけてきます。その関係で僕はお母様とリリィの次に懐いています。


「リークおはよう。」

 リリィが居るせいで素直になれないみたいです。しかし抱きつきにいった僕を受け止めなければならなかったので僕を抱きしめてます。

 頬が緩んでいますよお姉様。

 ここルナお姉様の頬を舐めます。変な趣味がある訳ではないですよ。愛情表現です。ここでお姉様はリリィの存在を忘れてしまいました。かれこれ10分ほど戯れていたときふとリリィの存在を思い出してしまいました。お姉様の顔が真っ赤です。


「ッ!出てって。早く」

 撤退です。部屋から出てきました。さて右と左どちらに進もうかまた迷っていたときまたお母様に誘導されました。またテクテク、テクテクと歩いていきます。

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