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途中まで作ったVR-MMORPGの設定

作者: 只野 皐度

MMORPGの一つ、Ultima Onlineのシステムを強く参考にして作ったVR-MMORPGのシステム面の設定。

βテストの流れや内容も書き溜めたりしたけど、βテスト期間内60日間をきちんと書き上げられそうになく、勿体ないから設定部分だけでも公開。

こういう設定って作ってるときが一番楽しい。

操作方法はマウスとキーボードを用いるVRゲーム。

システム上は五感の再現もできているのだが、マシンスペックや回線的な問題でスペックダウンした状態で発表される。

それらをクリアしていれば嗅覚や味覚を再現した環境でプレイすることもでき、その場合は非再現エリアとは違うサーバーで処理をされつつ、主サーバーによって統合処理される。


ステータスについて

プレイヤーの基本ステータスは「VIT(生命力)」「STR(筋力)」「INT(知性)」「DEX(敏捷)」の4項目から算出される。

HPは=VIT+STR/10が基本数値で、VITとSTRの合計が200を超えた場合、10のボーナスがある。


MPはINT*2が基本数値で、INTが90を超えた場合、20のボーナスがある。


LUCKは「VIT」「STR」「INT」「DEX」の4項目で最も少ない数値に(最大レベル-現在のレベル)*5で算出される。

これは極振りをしているとLUCKは低くなり、レベルが高くなるたびに-5されていくことで、低レベルやバランス型のプレイヤーに対する救済となっている。


隠しステータスに正気度が用意されており、30+8*√(現在のレベル-1)が基本数値となる。

レベルが上がれば正気度は高くなり、相手モンスターなどによる威嚇などに抵抗が成功しやすくなる。

逆にレベルが低い内は恐慌状態に陥りやすくなる。



戦闘ダメージについて

武器の基礎ダメージ*(1+ダメージボーナス/100)

武器の基礎振り速度/(1+振り速度ボーナス/100)

が基本計算式となり、武器の状態やステータスなどによるさらに増減が行われる。


武器スキルについて

武器には「剣」「斧」「槍」「棒」「鎚」「弓矢」「拳」の7系統にわけられており、斧スキル値は剣スキルで代用が、槍スキルと棒スキルはお互いに代用することもできる。


それぞれのスキル値に応じ、「ダメージボーナス」「速度」「命中」の乗算ボーナスが与えられる。

剣…「ダメージボーナス=剣スキル値/5」「速度=スキル値/10」「命中=スキル値/5」

斧…「ダメージボーナス=斧スキル値/2.5」「速度=スキル値/20」「命中=スキル値/10」

ただし、斧は剣スキルで計算も行うことができ、両方のスキルで比較してプレイヤー側に有利な値で計算される。

そのため剣スキルと斧スキルを100まで上げた場合、剣スキル100のボーナス「20/20/20」、斧スキル100のボーナス「40/5/10」の両方を比較し、「40/20/20」というボーナスが得られる。

最大ダメージ効率を求めるのであれば両方のスキルを上げる必要があるが、余分に回せるスキル値が減るデメリットがある。

そして斧の多くは基礎ダメージは高いが基礎振り速度が遅く、一部の装備筋力が高く設定されているため、STRとDEXに高く振らないと厳しい面がある。


槍…「ダメージボーナス=槍スキル値/5」「速度=スキル値/5」「命中=スキル値/10」

棒…「ダメージボーナス=0」「速度=スキル値/20」「命中=スキル値/2.5」

ただし、棒系統の武器には「武器スキル値によるダメージボーナスは0になる」というルールがある。

これにより、両スキルを100にしても槍系統であれば「20/20/40」となるボーナスが、棒系統では「0/20/40」となる。


弓…「ダメージボーナス=スキル値/5」「速度=スキル値/12.5」「命中=スキル値/8」


拳…「ダメージボーナス=スキル値/5」「速度=スキル値/10」「命中=スキル値/10」

両腕で攻撃することで攻撃回数を倍加することができるが、非利き腕のダメージボーナスはダメージボーナス=(スキル値/5)-30で計算される。

両利き設定の場合はどちらの腕も、ダメージボーナス=(スキル値/5)-20で計算される。

ただし、相手の状態が「炎上状態」や「拳」によるダメージが相手のダメージ軽減値を大きく下回った場合など、反射ダメージを受けるデメリットがある。


これらの武器スキルとは別に「戦闘技術」「医学」「生物学」によるボーナスが得られる。


「戦闘技術」は「ダメージボーナス=スキル値/10」「速度=スキル値/20」「命中=スキル値/20」が加算され、なおかつスキル値が90を超えている場合はそれぞれのボーナスに+5がされる。

なお武器スキルではないため、棒系統の「武器スキル値によるダメージボーナスは0になる」というルールは適用されない。

ただし、「戦闘技術」スキルは上記以外の効果を持たない。


「医学」「生物学」

「ダメージボーナス=スキル値/10」が付与されるが、「医学」「生物学」のどちらか高い値しか適用されない。

「生物学」はスキル値が90を超えた場合には+5のボーナスがあるが、非生物(機械)などに対してはダメージボーナスが適用されない。

「医学」が問題なく適用されるのは仕様上の違和感。


攻撃命中・回避の基礎計算式

(「攻撃側DEX」+「全命中ボーナス」+100)* 30 / (「防御側DEX」+「全命中ボーナス」+「回避ボーナス」+「適用される武器スキルの命中ボーナス」+50)


ただし、一部のモンスターはこれらの計算式とは違う処理を行うものもいる。

例:全ての命中率を50%、ダメージボーナスを-100% or +100% に書き換えるモンスターがいる。



スキルについて

ゲーム開始時点に実装されていたスキルは以下の38種類

「剣」「斧」「槍」「棒」「鎚」「弓」「拳」「戦闘技術」「盾」「解体」「集中」「医学」「鑑定」「盗み」「隠蔽」「看破」「跳躍・登攀・水泳」「手当(物理)」「毒学+解毒」「鍵開け」「危機察知」「鍛冶(金属)」「裁縫(布)」「木工」「彫金(飾り)」「薬学(治療)」「採掘」「釣り」「料理」「野営」「忍び歩き」「騎乗」「書写」「変装」「魔法」「収納」「観測(地図)」「農業」

それぞれの上限値は100まで。


ただし魔法スキルに関しては特殊な仕様となっており、魔法スキルは6系統4段階の24種に分割され、それぞれのスキル上限値は段階*10となっている。

例えば毒系統4段階であれば40が上限値となり、魔法スキルを参照するような場合はそのイベント毎で決められた計算式で決まる。

(4段階目を重視されるイベントもあれば、1~2段階、系統の数を重視するイベントもある)


ただし、βテストが進むにつれてテスターからの要望により「無用スキル」と呼ばれるスキルが増えていった。

それらは戦闘等には影響を及ぼさない代わりに、対NPCとの関係に影響が起きる。

「考古学」「言語学」「舞踏」「礼儀作法」「炭焼き」「料理(製菓)」などがコレに当たる。

これらによって獲得できる専用アイテムなどは無いのだが、例えば「礼儀作法」が高いPCと低いPCでは高貴なNPCの態度が変化することがある。

ただし基本的に「無用スキル」に分類されるスキル値が全て0で攻略できないイベントは存在しないことになっている。




レベルについて

最大レベル50であるが、βテスト時代はテストという性質上、の必要経験値はかなり低めに設定されていた。


スキル値について

合計スキル値は180+レベル*10までしか獲得できず、ゲーム開始段階のレベル1では200までしか獲得出来無いことになる。

レベル50になると+20のボーナスにより合計スキル値は700になる。

なお、あくまでも合計スキル値であるため、そのスキルを使用して各スキル値を上げていかなければならない。


ステータスについて

「VIT」「STR」「INT」「DEX」の基礎数値の合計は120+レベル*3となっている。

ただし、それぞれの基礎数値の最低値は20となっており、自由に振れるステータス値は「40+レベル*3」となっている。

また、それぞれの最大値は125までである。


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