表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/277

第30話 女の子の正体にゃ

 俺は、エリス、シデン、フィーネと共に宿の一室にいた。

 ベッドに先程、助けた女の子が寝ている。

 年の頃は中学生位で綺麗なブロンドの髪をツインテイルに束ねた可愛らしい女の子だ。

 戦いの後、オーランと倉庫の中でのびていた男を縛り上げて気を失っている女の子を連れて宿に戻ったのだ。

 女の子は寝ているところを拐われたのか寝間着姿であった。

「しかし、この子、良いところのお嬢様みたいね。この寝間着シルクよ。」

 こんな時は冒険者でもフィーネは女性らしい。

「うーん。」

「あ、起きたみたいね。」

 女の子は、目を覚ました。

 まだ、寝ぼけているのか、ぼーとしていたが俺達の顔を見渡してつぶやいた。

「おはようございます。あまり見ない方達ですが新しい使用人ですか?」

 俺達は、余りののんびりとした反応に絶句した。

「俺達は使用人じゃない。闇ギルドに拐われた、あんたを偶然に来人が保護しただけだ。」

「そうだったのですか助けて頂いてありがとうございます。私は、ローマシア国王マリウスの娘、ミーナです。」

 俺達はミーナの言葉に再び絶句した。

「お姫様にゃんですと!」

「お姫様だって!」

「お姫様!」

「皆さんで言わなくても分かります。自分で言うのもおかしいですがお姫様です。」

 また、とんでもない展開になってきた。ゲーム並みのイベント発生率だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ