表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/277

第20話 温泉に入るにゃ

「極楽にゃ~!」

「猫も風呂に入るんだな。身体舐めて毛づくろいするのかと思ってたよ。」

「デューク、俺は猫じゃなくて人間にゃ。風呂くらい入るにゃ!」

「まあ、そんなことどうでもいいじゃないか。」

「シデン。俺にとっては重要なんだにゃ。」

「でも私まで温泉に入ってもいいんですか。私、一応、囚人ですよ。」

「ゴドーさん、デュークがOK出したんだから気にしない、気にしない。」

 俺、デューク、シデン、ゴドーの4人は、露天風呂に入って身体の疲れを癒していた。

 俺たちは、モルドーの町と首都リーンとの半ばある温泉で有名なミド村で宿を取っていた。

「まあ、ゴドーさん一人で残す訳いかないし、護衛で一人残すくらいなら皆で入った方がいいじゃない。」

 温泉は皆で楽しむものである。

「さて来人、この柵の向こうには何があると思いますか。」

「え、女湯だけど、それがどうしたにゃ。」

「そう、女湯となればお約束でしょう。」

「シデン、女湯には今、アリアが入っているんだぞ。覗きなど断じて許さん。」

「何を言います、お兄さん。男のロマンじゃないですか。ねぇゴドーさん。」

「私に振らないでください。」

「貴様等、許さん!シデン、待てー!」

「何か、男湯の方、うるさいわね。もう、あがりましょう、アリア。」

「そうだね、出ようか。せっかくの温泉が台無しだね。」

「温泉は、静かにはいるもんにゃ。」 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ