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ひかりの声が聞こえる  作者: 平凡
地球の自転と反して歩く
6/34

cross B

 つばめは、なんとなく暖色と寒色の服を交互に着る、という癖があった。絶対「赤からオレンジ」ということはなかった。最悪、「オレンジから黒、黒から水色」

で、とりあえず重ねることはなかった。

「つばめの服って落ち着きがない」と言われたけれども、そんなセリフ私の耳に入ってない。

ただ、暖色代表赤と、寒色代表の青を混ぜた紫っていう色はどっちなんだよぅ、と少しだけ毎日苛ついていた。

 今日は5日だった。11月5日。

 三月にあるライブのチケットが、確か今日解禁のはず。けれどもそれを買うには札幌までいかないといけなかった。

 「めんどくさいなぁ」

 そうつぶやきつつも、しっかりとすでに出かける準備はしていた。

 7時もまわっていたので、食料を調達しないといけなかった。親は、父は単身赴任で、母は習字教室だそうだ。

 -なんか、さびしっ。と言ってから、なにいっちゃってんの。と苦笑いした。


 それからつばめが福住駅についたのは30分後だった。遠いんだよ!と舌打ちした。

 ここは終点なので、電車を待つことは少なかった。いまはその少ない1回だ。

 駅は気持ち悪いぐらい静かだったけど、それを撃ち抜くかのように電子音がなり、地下鉄東豊線、栄町行きは来た。

 7時42分発だ。ここから札幌までざっと15分。

 

しかし大幅に札幌につくのは遅れる事となった。

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