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ひかりの声が聞こえる  作者: 平凡
日常とその応用
22/34

good morning A

 家に着いたのが、確か1時30分ぐらいで、風呂やらなんやらで布団に入ったのが2時ぐらいで。

 

 ほんの一瞬だった。実際は5時間だったけど。

 なにが?寝ていた時間が。

 今は朝7時である。テレビをつけると薄桃色の服を着た女子アナがこちらに微笑んでいる。

外はむかつくぐらいに晴れていて。


トーストを2枚焼いてから、各一枚、イチゴジャムとブルーベリージャムを塗りたくる。母親はとろけるチーズをのっけてくるが、朝からチーズはちと重い。

冷蔵庫の奥には、とっておきのマーマレードがあるのだが、それは次のマーマレードがむしょうに食いたくなる時(というのが俺にはあるのだが、賛同された事は1度もない。せめて「マーマレード、おいしいよね」程度だ。)までは自分の中からその存在を消す。

お湯を沸かして、コンソメスープの粉末をざばざばと入れる。

ヨーグルトに蜂蜜を垂らして。

さて食うか。

スープを飲もうとしたけれどやっぱりまだ熱かった。危うく舌を火傷しそうになる。


7時58分からの占いを見てから鷹霧は登校する。

「A型のあなたは・・・」

先ほどの女子アナが、最下位と最上位の血液型だけ残して。

「残念!昨日あった嫌な事をそのまま引きずってミス連発!ラッキーパーソンはO型の体育会系!それでは今日もい」

テレビの電源を切った。なんだこれは。嫌がらせか?



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