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ひかりの声が聞こえる  作者: 平凡
地球の自転と反して歩く
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進化薬

林は割と真剣な顔をしていた。「お薬」の説明をねっとりと言う。

「この『お薬』はね、進化薬ディノって名ずけられてる。飲むとね、あ、直で飲んでも、水で飲んでも、お茶でも牛乳でもいいんだけど、飲むと興奮作用が働いて、しばらくの間、病気を『悪化』させちゃうんだ。」

 ま、簡単に言えば「強くなる。」ってこと。とぼそりと付け加えた。

 確かに俺たちの「病気」は、「能力」とか「魔法」と言い換えても別に問題は無いよな、と鷹霧は思った。

 ただ、彼は、林は「強くなる」なんて物騒なことを言った。

 なにかと戦うわけ?

 ちょい待て。そうゆうドラクエもびっくりな展開はやめてくれ。体育は3だ。

「あ、そうそう。いい忘れたけど、進化薬ディノって基本ワルいおクスリだから、君達はダメだよ。飲みすぎると死んじゃうしね。」

と、一番最後にハートマークがつきそうな感じで林は言ったが、それ要するに麻薬とか覚醒剤と呼ばれてるもんじゃねえのか。だからあんた常ににやにやしてガキみたいな行動してんじゃないのか、俺はそんな奴の家だか拠点だか知らないけど、そんなところにいるのか、とスイカの種ほどの質アンド量の不安が積もる。

「で、こっからもっと危険なBの話なんだけど、」

 ああもうどうにでもなれ。


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