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ひかりの声が聞こえる  作者: 平凡
地球の自転と反して歩く
12/34

黒石家の庭は綺麗だろうか

黒石健斗にかかわってはいけない。そう思った。

黒石健斗はいつでも中2だというのに純白のブリーフで(男子が言うにはで、私は見てない)、すごくわかりやすいマザコンだ。そして何かつぶやいている。

その内容は、つい5秒前に覚えた言葉か、中2病的な技の名前だった。

・・・でも。・・・ 知ってる。黒石健斗が、確かに「きのうの『音楽基地』見たっ?!」って3年ぐらい前に言ってた。

どうしよう。このつぶやきが、突如として「お兄ちゃん」とかいいはじめたら泣いてしまいそうでふるえる。

俺は、北川は小3から人前では泣かなくなっていた。涙目で止まるし、涙目でとめる。のにもかかわらず、だ。

林がぼんやりと言う。

「黒石護が自殺未遂を仕掛けたのはこれで6・・・いや7回目なんだよね。でそれで治療費とかが結構やっぱりかかるらしいよ。」

鷹霧君はこうなっている現状を知っているだろうか。今はトイレに行っているが。

彼はトイレに行く寸前、

「じゃああなたを信じてみます。」

といってトイレに行った。

訳もなく、ヘアピンを手でもてあそんでいた。

店の奥にあるトイレから鷹霧がでてきた。

「じゃあ行こうか。」

林がレジへ向かった。なんとなく気まずくて、鷹霧の方を盗み見したら、目があった。


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