第7話 死
長老「よくぞ...よくぞ開発者の一人を倒した!マジックキャットを代表として礼を言わせてもらう」
アベル「いえそんな...。ベラが体を張らなかったら僕は...」
ベラ「気にすんな、相棒!」
アベル「相棒?」
ベラ「私が君のキャスターなら私は君を守る。当然のことだ」
アベル「...僕、今までいろんな人に散々裏切られてきたんだ。あの戦いの時に全て思い出した。僕はもう死んでいるんだ。だからここは僕にとっては天国なのかもしれない」
ベラ「アベル...」
アベル「でも、不思議なんだ。あの戦いで死が怖いと感じた。前の世界では死なんて躊躇しなかったのに。」
ユウリ「死ぬのが怖くないなんてことは...ないと思いますよ。死ぬという感覚が出なければいつまでも死にたいと思う。でも死ぬ感覚が出た時、人は死を恐怖する。アベルさんも死ぬ直前は怖かったと思いますよ。」
長老「そうじゃ、死を恐れないことなど人にはできない。だからこそ人は生き続けなくてはならないのじゃ」
シュナ「俺だって死ぬわけにいかないしな」
ユウリ「シュナ!無事だったのね!」
シュナ「あぁ、ガクトさんのおかげでな」
ガクト「凄まじい回復力でした。私の力など+αみたいなものです」
シュナ「さて、この後はどうするんだい?」
アベル「次の開発者を探さないと」
長老「なら、砂漠の町『トリッシュ』に向かうといい」
ベラ「トリッシュってあのカジノが有名な?」
長老「そこに開発者がいるという情報が他のマジックキャットから聞いたことがある。そこになら、いるかもしれない」
アベル「よし、行ってみよう」
ユウリ「わ、私も連れてって!癒す力はまだまだだけど、これから活躍できるから!」
シュナ「私からも頼む」
アベル「わかった、よろしく」
ユウリ「よろしくお願いします。兄さま!」
皆「....兄さま???」
こうしてアベルたちは新たな街、トリッシュへと向かったのだ。
兵士「ほ、報告いたします!ヘポラの村にてムーファ様が死亡!」
?「ムーファが?!」
?「ガハハハ!開発者の中でも最弱だからな!」
?「美しさにかける」
?「しかし、妙ですね。我ら開発者を倒せるものがまだこの世に存在しているとは...」
兵士「報告によりますと、相手はマジックキャットとキャスターだとか」
?「キャスター...。そうですか、まだこの世に存在していたとは!」
続く




