第3話 ヘポラの村
アベルたちはマジックキャットたちが住むヘポラの村へと向かった。
ベラ「着いたぞ。ここがヘポラの村だ」
ベラの言う通り、村にはマジックキャットがたくさんいたのだ。
ユウリ「マジックキャットがこんなに...」
?「なんじゃ、お客人か?」
アベルの前に髭を生やしたマジックキャットが現れた。
ベラ「長老様!」
長老「おお、ベラか。やけに帰りが遅いから心配しておったぞ」
ベラ「長老様、この方はアベル。そしてこちらの女の子がユウリ。二人ともキャスタ―です!」
長老「なんと、まだこの世にキャスターがおったとは...。開発者によって完全に消滅されたと思っていたのじゃが...」
ユウリ「長老様...シュナを...シュナを助けて!」
長老「シュナ?」
ベラ「どうやら彼女のマジックキャットが瀕死らしいのです。早く手当てを!」
長老「ガクト!ガクトはおるか!」
アベルの前にメガネをかけたマジックキャットが現れた。
ガクト「お呼びでしょうか?」
長老「このマジックキャットを手当てしてくれ」
ガクト「承知いたしました。さあ、その子をこちらに」
ユウリはシュナをガクトに渡した。ガクトはすぐに医務室へと向かった。
長老「さて立ち話もなんじゃ。わしの家に来るがよい。お茶でも出そう」
長老はアベルたちを家の中に案内した。
長老「さてと...お主たちはわしに話が合ってきたのじゃろ?」
アベルはこれまでの経緯を話した。
長老「別の世界から来たものか...。そして、何も知らずに手のひらから炎を出したと」
アベル「はい」
長老「それは魔法じゃな」
アベル「魔法?!」
長老「キャスターは魔法を通してマジックキャットに力を与える。そしてマジックキャットは戦うことができる。もちろん魔法は自分自身として扱うこともできる。敵に炎をあてればダメージを与えることだってできる。無限の可能性がキャスターにはあるのじゃ」
ベラ「長老様、アベルにこの世界の事と開発者について話していただけませんか?」
長老はお茶をすすり、語り始めた。
長老「この世界には東の国と西の国の二つに分かれておる。東の国『イベルタ』。西の国『ファミューラ』。思想が異なる国ではあるが互いに争いなどはなく平和な世界であった。しかし、数年前にこの世界に開発者と呼ばれる組織が現れたのだ。開発者は一晩で東の国『イベルタ』と西の国『ファミューラ』を崩壊させたのだ!」
アベル「一晩で?!」
長老「その後、奴らはキャスタ―を次々と殺し、マジックキャットを捕らえ始めたのだ。この村のマジックキャットも減ったもんじゃ」
アベル「許せない...」
長老「開発者は全員で10人と聞く。お主の力で開発者を倒してくれ」
アベル「...」
長老「それとそちらのお嬢さんも助けてくれるじゃろう。彼女にはとてつもない癒しの力が備わっておる」
ベラ「気づかれていましたか」
ユウリ「わ、私が?」
ベラ「君があの街で悪党に襲われたとき、傷がいつの間にか回復していただろ?あれは君自身の魔法なんだ。君には生物を癒す魔法がある。」
ユウリ「生物を癒す魔法....」
長老「頼む。この世界を救えるのはおぬしらだけじゃ!」
その時だった。外から爆発音が聞こえたのだ。
長老「なんじゃ?!」
外に出ると白髪の男がいたのだ。そして近くにいたマジックキャットを鎖鎌で殺していた。
長老「な、何者じゃ?!」
ムーファ「俺は開発者No.10 ムーファ様だ!」
続く




