冒険者編6
朝起きて簡単なスープとランチ用に殺菌効果のある葉っぱで包んでから真ん中から切って萌断のサンドイッチを作った。朝用はベーコンと卵焼きのホットサンドランチは醤油と砂糖とバターで味付けしたお肉を葉物野菜で包んだものにした。相変わらず2人はいっぱい食べる。レベルが高いから食べたものが全てエネルギーや魔力に還元されてるようだ。
「よし!じゃあ今日も色んな所チェクしながら進むか!」
そして始まったのは最早イジメか?と言う様なレベ上げ…。
ジークが周りを調査している間はハルトが魔物寄せの香を焚いて風魔法で一定方向に流し、釣られて来た魔物を僕が倒すルーティンがいつの間にか出来上がってて、1時間はバトルし続けて、ちょっと休憩して次の場所移動してってのを5時間くらい続けたら、漸くランチになった。セーフティエリアがあったからなんだけど、疲れた…。
「はぁー…サンドイッチが美味しい」
「本当にエルくんが作るものはなんでも美味しいね!」
「これを体験したらもう今までの食生活は嫌だなぁ」
「2人とも正規のマジックバック使ってるんだから街でいっぱい買っておけば良いのに」
「屋台で買ったりは勿論してるけど、エルが作ってくれるのは美味いだけじゃなくて野菜もあるし腹にもしっかり溜まる
何より食べ易い。」
「そんなに褒めても何も出ないよ!あんなに休みなく戦わせるなんて、久しぶりに魔力も体力もいっぱい使ったよ〜!!」
「あははは!ハルトの鬼レべ上げは中々辛いよね!でも1人で対応出来てたよ結構経験値溜まったんじゃない?」
そうなんだよね、今日だけでも3レベル上がったから僕の今のステータスは…
サミュエル アルバート 14歳 #
状態:良好 レベル38
スキル:生活魔法 鑑定6 魔力操作8 魔力感知8
隠密6 偽装4 強化2 認識阻害7 料理10 思考加速6
探索5 剣術5 棒術4 弓術4 鞭5 体術6 空間収納7
付与5 結界4 複合魔法2 記録書庫4
魔法適正:土(植物) 風(雷) 光(回復) 闇(影) 空(時空)
レベル40まであと少し!そしたら上級属性も使えるようになる!早く試したい魔法とかいっぱいあるんだけどな〜!!
「早く上級魔法使えるようになりたいから頑張る!」
「よしこの後は休憩無しで行くからな!ポーション飲んどけよ
」
「まぁ、今日はあと3時間くらいしか行動出来ないからね。行けるね!」
え?3時間バトルロワイヤル?何言ってんの?この2人にとってはそれが普通なの?めっちゃ怖い…
そして…本当に実行された…。もうね、オーガとかオークとかロック鳥とかグリズリー、アントやビーも出て休む暇は無かったよ…。流石にアントやビーは数が多過ぎて2人も手伝ってくれたけど、お陰で今日のドロップ品は肉も蜂蜜も多い。装備の素材もいっぱい集まったからギルドで売ろう。良い稼ぎになったと思う。
今日は10階層の入り口のセーフティエリアで休む事になった。ハルトとジークはここにいる冒険者にダンジョン内での情報を聞きに行ってる。
今日は疲れたから甘いもの欲しい。パイでも焼こう。
来る前に準備してあったパイ生地にフルーツのコンポートを入れて包み、卵黄を塗っておく。後は卵スープにピザにしよう。
バーベキューコンロの蓋を閉めて暫く焼くと、丁度良い感じにピザが出来た。ピザ用の浅い鉄のお皿も何枚か作ってもらったので出し入れも簡単。勿論ピザカッターもある。
「わぁ!めっちゃ良い匂い。美味しそう!」
「やばい!美味そう!」
食欲旺盛な2人が帰ってきたからもうできるよって振り向いたら…
「え?いっぱいいる」
ハルトとジークの他に5人知らない人がいた。
「「「「「あ」」」」」
「良い匂いに釣られて…」
どうやらハルト達と情報交換してたらピザの焼ける匂いに釣られて皆来てしまったそうだ笑
せっかくなので皆で食べる事にした。ジークが大きいテーブルを出してくれて各自自分の食器を持ってきてもらう。スープは元々多く作ってあるから大丈夫。
ピザも具は前持って色々作ってきたから載せて焼くだけだからそんなに手間はかからない。
食事が始まると…
「めっちゃ美味い」
「チーズが熱々!」
「いくらでも食べれそう」
「幸せ」
等など…大興奮。
各自で具を乗せてチーズを乗せて焼いてもらったから僕的には大した労力は使ってないけど…使いきらないと思ってたピザ生地が無くなりそうだった。
「そろそろ皆さんお腹いっぱいだと思うんで甘いピザはどうですか?」
今日は蜂蜜取れたからハニーチーズピザとシュガーピザを作ってみた。1ピースづつだけど皆美味しく食べたみたいで大満足して各自のテントに戻って行った
僕は知らなかったけどバーベキューコンロやピザは後に売り出すからそれまでは言わない制約を結んでいたらしい。
「皆いっぱい食べたね」
「エルの料理が美味すぎるからな〜、今日のパン?は手軽に出来そうだな」
「ジークのお屋敷でキッチン借りて作っておいて良かった」
「そうだったんだ!いくらでも使ってもらって良いよ」
「ありがとう。あと本当はパイを焼こうかと思ってだんだけどまだ食べれる?」
「「もちろん」」
2人の返しに笑って準備してあったパイを焼く。ダンジョンで取ったフルーツは味が濃くて美味しく仕上がって、3人で大満足したよ。
そして僕だけ早々にテントに戻って寝落ちしました。
「エルくんは寝た?」
「ほぼ寝落ちだな」
「まぁ今日のバトルロワイヤルじゃあしょうがないでしょ」
「予想より魔力も体力もあったな〜。魔法の使い方も上手い。複数で対応出来ない時は落とし穴に閉じ込めたり地面から杭を出して縫い付けたりして確実に倒していくからな」
「土魔法を上手く使うよね。相手の体制崩すのに足元の地面隆起させるとか初めて見たよ。勉強になる。」
「体に風を纏わせてるからよっぽどじゃないと掴めないし、攻撃も弾かれるからな」
「魔力が豊富だからできる事だよね。普通は戦闘中ずっとは無理だからねウチの騎士隊でもできるのは限られると思う。…風と土属性って一般的にはハズレって言われてるけど全然そんな事ないよね」
「あいつはなんとかして空を飛ぼうとして、色んな事を試してるからな〜本当に一緒にいて楽しいよ」
「空を?成功したら教えて貰おう」
「認識阻害でイマイチ顔がハッキリしないけど、…でももう見た目よりエル自身が欲しいからなー。年上すぎるかな…」
「ブッ!ハルトが弱気?あんなに男も女も食いまくってたのに?」
「うるせー。若かったの!ジークだって似たようなもんだろ?」
「俺はある程度見て後腐れないのを絞ってたからハルト程じゃないよ?まぁハルトは1級だからね〜人が群がっちゃうからな〜」
「お前は良いよな〜。初対面の時もエルはお前に照れてたからな〜」
「ああ、可愛かったよね照れてるのを隠そうとしてるのが必死で、ウチの親はアレでノックアウトされてたな」
「そう言えば凄い気にきられてたな」
「まぁ諦められないからちょっとづつ囲っていくか」
「俺も頑張ってみようかな、せっかく親しく慣れたんだし?」
「ジーク!?」
「だってもし貴族なら冒険者はあと1年出来るかどうかでしょ?その後は3年間学園に行くし、流石に学園を卒業する時には結婚相手も決まってる筈だよ」
「そうか…あと1年もないのか…」
「お互い頑張ろうな!」
当たり前だけど爆睡している僕は2人の会話を聞いているはずはなく、明日朝から始まるイケメン達の甘やかしに顔が赤面しまくりだった
サミュエル(エル) 14歳 冒険者6級
見た目 172センチ中性的な美形 細マッチョ
髪色 濃紺 背中までの長さを低い位置でポニーテールにしてる(家族が切らしてくれない)
瞳 金から暗緑のグラデーション
偽装 : 髪色 ヘーゼルブラウン 瞳 淡い青
リーンハルト 28歳 一級冒険者
見た目 ワイルド系イケメン・195センチ鍛えてる体躯
髪色 オレンジがかった金髪 肩下のレイヤースタイル
瞳 赤
ジークムント 21歳 辺境伯家3男 3級冒険者
見た目 心優しい熊系騎士 203センチ筋肉マッチョ
髪色 グレー 柔らかく癖がある刈り上げ
瞳 黒




