終話 ダンジョン『不死辺境伯の城』とは
ダンジョンは、3タイプが知られてます。
1.洞窟タイプ
2.屋外タイプ。
3.巨大建築物タイプ。
各地に、点在し古より存在しているダンジョンですが、発生の原因は詳しく知られていません。
魔法学者やダンジョン研究者の調査、研究の結果、ダンジョンは世界が循環する魔素が一定の場所に滞留して空間が歪んで発生する異界とされています。
神官に言わせるとダンジョンの発生原理は、神々が天地創成した同じメカニズムと言います。
其の為かダンジョンでは、魔素が具現化したモンスターや霊草が魔素鉱物が発生します。
魔素が、滞留しやすい場所は、洞窟や辺鄙な郊外、巨大建築物、城や巨大神殿等が知られています。
『不死辺境伯の城』は、上記の3タイプに全てに当て嵌まり、そして全てに当て嵌まらい特殊なタイプのダンジョンなのです。
『不死辺境伯の城』は、郊外タイプ、洞窟タイプ、巨大建築物タイプのダンジョンの複合してダイジョンを形成している唯一のダンジョンなのです。
巨大建築物城『城』小山『郊外』そして小山の山腹の『洞窟』の全てが、ダンジョン『不死辺境伯の城』なのです。
洞窟タイプ、郊外タイプ、巨大建築タイプの全てのダンジョンは他のダンジョンと比べると様々なモンスター霊草が採取出来るよ豊かなダンジヨンなのです。
不死辺境伯の山からは、角猪、一角大兎等の獣系モンスターが狩る事が出来ます。
森からは霊茸、百年草、幻摩草等の霊草が採取する事が出来ます。
不死辺境伯の洞窟からは、魔素水晶や魔鉱石を採取する事が出来ます。
又、洞窟には、蜥蜴タイプや蛇タイプのモンスターが、生息しています。
獣タイプのモンスターと違い爬虫類タイプのモンスターは、食用にはなりませんが、高価な皮革や毒を採取する事が出来ます。
ダンジョンで発生するモンスターや霊草は、魔素が具現化して発生するので、際限なく狩猟や採取する事が出来ます。
寧ろダンジョン内で発生するモンスターは、間引きして適切に管理する必要があります。
ダンジョン内のモンスターは、適切な数に管理しないと外に氾濫して、人里に甚大な被害を及ぼします。
リッチが管理しているダンジョンでは、リッチが管理している為、モンスターの数は適切に管理されています。
其の為、リッチが管理していないダンジヨンと比べるとモンスターが氾濫する事がありません。
不死辺境伯は半伝説、お伽話の登場人物と考えられてました。
『不死辺境伯は城』は、迷宮主が居ないダンジョンだと思われいました。
其の為、探索者パーティが、『不死辺境伯は城』の山でや洞窟で、モンスターの狩猟や霊草、魔鉱石の採取を行っても安全だと考えられていました。
事実『不死辺境伯の城』で狩猟されるモンスターの角や爪、皮革、採取される霊草、魔鉱石は我が街の貴重な交易品です。
ダンジョンから狩猟、採取されるモンスターや霊草等が我が街の繁栄を支えているのです。
探索者パーティが『不死辺境伯の城』で狩猟や採集を行うのは山の森と洞窟のみです。
探索者パーティも山頂の城に探索に訪れたのですが、城には強力な防御結界が張めぐされ、何人も場内に立入る事が出来ません。
半伝説の不死辺境伯ですが、編集部は城を防御している結界が不死辺境伯が実在している確かな証だと考えました。
スーミル書店編集部はディール探索者協会へ接触を依頼しました。
当編集部としては、不死辺境伯に接触出来るとは考えていませんでした。
当編集部の思惑と反して、探索者パーティは不死辺境伯との接触に成功しました。
探索者パーティ『探索者3人娘衆』がふし辺境伯に浚われ帰らぬ人となる不幸な結果になりました。
3名の令嬢の尊い犠牲で、不死辺境伯が伝説でもお伽噺の登場人物でも無く実在するアンテッドの王、アンテッドロードである事が確かめる事が出来ました。
スーミル書店編集部
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