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人類防衛戦争  作者: KATSU
1/1

真宙の運命やいかに

僕らは、産まれてから今までに何をして来ただろうか。


日本という恵まれた環境に産まれた。

幼少期は家族、施設、どこかで守られて生きて来た。


大人になって、何の為に生きているのか、人生とは何なのかわからないまま過ごしてはいないだろうか。


誰かの為、子ども達を守る為、いつしか後世の為に生きようとはしていないか。


明日世界が終わる、そんな脅威が今まであっただろうか。

その脅威は突然訪れた。


「あぁ、なんだこれ。計画書?なんて書いてあるんだ...。」

新宿西口を歩いていた真宙は、分厚い一冊の書物を拾った。

その書物には見たことのない言語と絵が書かれていた。

「数字...、これは人間?奇妙な形だな。」


2024.2.4.2.42.42という数字と、

宇宙人と思われる集団が地球を滅ぼしに来て、人間が抹消される絵が描かれていた。


「誰かが書いたフィクションか、くだらない。」

そう思い書物を地面に置いた瞬間、目の前に描かれていた宇宙人が現れた。


宇宙人は真宙を殺そうとしていた。

明らかな殺意だった。


しかし、真宙が宇宙人を見た瞬間、宇宙人は苦しんでその場に倒れた。


消滅した。


書物だけが残った。


「何だこれ...本当にいるのか...?2024年2月4日、人類は消されようとしているのではないか...。」


まずは警察か、誰かに伝えなければ。


「すみません、さっきそこでこれを拾って、そしたら宇宙人が現れて殺されそうになったんです!でも、僕が宇宙人を見たら倒れて消滅しました、このままでは人類が滅亡して...」


真宙が書物を渡そうとしながら話していると、


「そんなこと起こる訳ないだろう。作り話か?俺達も暇じゃないんだ、気をつけて帰りな。」


警察は冷たかった。


真宙は家に帰り、すぐさま両親に伝えた。

が、相手にされる事はなかった。

大人達は冷たかった。


その夜、宇宙人が再びやって来た。


真宙が宇宙人の襲来に気付くよりも前に、両親と新宿の人達は消されていた。


真宙だけは謎のバリアで守られていた。


「宇宙人?どゆ事??」


真宙が目覚めると、周りには多数の宇宙人がいた。

が、見た宇宙人は消滅した。

彼は動く事ができず、しばらくベッドの上でバリアに守られながら、やって来ては消滅していく宇宙人を見た。


しばらくして、宇宙人は来なくなった。


「くそ...みんな大丈夫だろうか?何が起きてるんだ!」


真宙は、これは夢だと思うと同時に、もし現実であれば部屋の外の光景を見るのが怖くなった。

そしてまた眠った。


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