お前だったのか
さて、再びパソコン修理に向き合う僕な訳だが、この時点でほぼ原因は決定していた。
しかし、絶対にそうだという確信が持てなかった。
それに、そのパーツはとても高価だった。
CPU。
そう、お前だ。
Corei9-9900K。
これを書いている時点では少し安くなっているが、買った当時は7万円ほどした。
これを買い直す。
それはとても勇気がいることだし、もしそれで直らなかったらと思うと恐ろしい。
そこで僕はネット上の色々な故障事例を漁りまくった。
個人的なブログの情報から、修理屋さんの修理報告まで。
そしてとうとうまったく同じ現象の情報を得たのだ。
僕と同じように再現性があり、同じところでブルースクリーンになる。
これはまさしく僕のパソコンの症状だ。
これで真実が分かる!
その情報が書かれたページには、結論としてこう書かれていた。
CPUの故障。
ああ。
分かっていた。
でも、知りたくなかった。
だって色々なサイトでCPUは壊れにくいって書いてあったから。
こうして、CPUの故障だと判断した僕は、またまた運送業者やパーツ屋さんのお世話になり、新たなCPUを手にするのだった。
ちなみに、CPUは同じものを買わずに、グレードを落としてCorei7-3820を購入した。
こちらの方が発熱が少ないらしいからだ。
同じものを買ってまた壊したらとても悲しいからね。
さあ、CPUを交換した僕のパソコンはどうなっただろうか?
もちろん…………直りました!
直りましたとも!
良かった良かった。
とりあえず古いSSDに入っていたデータも無事だったので、新しいSSDにクローンを作成し入れ替えました。
これで僕の心に平穏が訪れます。
しかし、問題は何故CPUが壊れたのかということです
これを解決しなくては、また壊れてしまう可能性があるのです。
ここで僕はCPU関係の不調などについて考えました。
そしてその原因のヒントは、僕のパソコンが壊れる直前のTwitterの呟きにありました。
こちらが実際の呟きです。
『室温32℃超えたので、エアコンさん稼動。電気代気にせず生き延びよう』
だそうだ。
つまり……僕は室温が32℃になるまでエアコンを稼働していなかったのだ。
ただでさえ発熱がすごいと言われるCorei9-9900Kを、暑い部屋の中で使用していたのだ。
それは当然壊れるだろう。
というか三ヶ月も保ったのが逆にすごい。
しかも、この時のCPUファンの設定なのだが、500rpm位しか回ってなかったのだ。
ファンの種類にもよるだろうが、僕の使っている虎徹 Mark IIのファンでもかなり遅い回転数。
最大1200rpm位はいくので、暑いこの時期は800rpm位は欲しいところ。
要するに、今回の故障は明らかな排熱管理ミスという結論に至ったのです。
めでたしめでたし。
…………とはいかなかった。
まだちょっとだけ悲劇は続くのです。
残念なことに。