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第1話 喜びと絶望

ばぶー! ばぶー!


おめでとうございます!奥様、立派な男の子ですよ!




大丈夫か?よくやったぞ!これで我ら侯爵家は安泰だ







俺はどうなったんだ。。。




取り敢えず情報を整理しよう。


俺は斎藤充24歳 あの時は会社に行く途中だったよな?うん。多分そうだ。 そして確か… そうだ車に引かれて死んだんだっけ。 そして俺はここにいる。

さらに俺は今赤ちゃんだ。

つまり………




転生した… ということなのか?


これって。これって。とんでもなく。。。






最高じゃねーカァァァァァァァァ!!!



俺が夢にまで見た転生!


俺は主人公! 最強になれる!


富 領土 女


なんーでも手に入れることができる!




人生の勝ち組きたぁぁぁ!




そのために!…………



今は情報が必要だな。お父様のところに行ってみるか。






もう!なんなんだよぉぉぉ…


屋敷広すぎるだろ!俺3歳だぞ?こんなんどこいけばいいのかなんてわかるか!!!


あ、あれはメイドなのかな?

ていうか、俺の父さんって誰なんだ?こんなでっかい屋敷にメイドまでいて社長かなんかなのか?


め、めいどしゃん?

おとうしゃんのとこまでつれって〜(^o^)

(はぁ。つかれるなぁ、赤ちゃんの役なんて



わかりました。坊ちゃん、失礼しますね。


おぉーたかいたかーい!(はぁ



着きましたよー坊ちゃん!はいどうぞ!


失礼します。旦那様坊ちゃんがお父さんのとこにいき…

ロバートー!いい子にしてたかぁ!俺の愛するロバート!


そんな歩けるように喋れるようになってー


おとうしゃん!ありがちょう!


すごいのうロバートは天才かもしれんなぁ!




で、どうした?ロバート?


ぼくほんがよみたぁい!だからね!としょかんちゅかいたいの!いーい?


おおー勉強熱心だなぁ!どんどんつかっていいぞ!ロバート!



ありがちょ!とうしゃん!




(よしっこれで情報集めができるな。

今日は情報集めだな!



これにしようかな!

「このラファレンス王国について」っていう本だな!


ここはラファレンス王国。


五つの貴族階級があって、上から公爵 侯爵 伯爵 子爵 男爵の三つがあるんだ!


そしてー俺の階級わー?



な………




侯爵家かよ!しかも俺って長男じゃねーか!!



じゃあ、俺がこの家を守っていかなくちゃいけないのか。 (ちょっと大変だし、冒険者になりたいから残念だな。



まぁいいや!その辺はお父様に話したりすればなんとかなるだろ!


次は〜?



この世界には役職がある。




あー…あれか、あのー 騎士とかアーチャーとか魔導師とかドラゴンライダーとかのやつか。



それでー俺の家はー



代々「聖騎士」っていう役職か。



聞いたことはあるけど、あんま知らないし一旦調べてみることにするか!!


聖騎士とは聖なる騎士である……


いや、こんだけかよ笑

ぜんぜんわかんないし、あとでお父様に聞こう。



ところで、役職ってどうやってしれるんだ?


役職は10歳の時にわかる。


いや、どうやってしるかが知りたいんだよなぁ……


…お。書いてあるある!

えっと...教会で十月に神父にお告げで聴ける。

と、じゃあ聖騎士として、恥じない人間になるために剣の扱い方とか、魔法とか扱えるように今から勉強して、練習していこう!






7年後 10歳になったとき

お父様お母様に期待されながら、俺は教会に向かった。道中聖騎士になれるという自信や、希望、不安などもありながら教会についた。前にいる人が次々と役職を言われて行く。騎士、魔法使い、ドラゴンライダー、喜ぶ人や泣いてる人いろんな子供がいる。


さて!俺の番だ!聖騎士ってどんなスキルなんだろう。

そして、水晶玉に手を触れ白色に光った。

俺は期待している。

なぜかって?


それは当然これによって俺の人生が決まっていくからだ!

これから俺の人生が始まる。


俺の役職はなんなんだ?


だが、全く神父さんは言おうとしない。



俺は待ちきれずに言ってしまった。


おれの役職はなんなんですか?



それは………


君は、あなたは...



む、「無職」です。



は?


あなたがそうおっしゃるのも無理はありません。私も聞いたことがありません。ですが、私にわかることは一つ。ひとつだけ謎のスキル。わたしにもわからないスキルがあります…



俺は頭が真っ白になった。意味がわからなかった。俺も、本でもお父様お母様の話からも無職なんて聞いたことがない。


俺の人生どうなってるんだ。

聖騎士? 富? 女? 領土?

そんなん俺にはないのか。俺は無職の雑魚かよ……


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