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バッドベアキッドのレポート  作者: キリュー
ビルディングの章
4/8

バッドベアキッドのレポート4






***


「蹴るのやめろって!」

「いや!離して!離さないとひっぱたくわよ!!」

「もう蹴ってるよ!!!」


頭の悪いやり取りを暫くしていたら彼女の方が諦めた。

バチャン!と手足をその場に投げ出して抵抗をすっかり諦めた。

オレはその態度で、少しだけ足を掴む力を緩める。


「……声、聞こえてるのね」

「聞こえてるよ」

「姿は見えてるの?」

「辛うじて」

「アタシの目何色?」

「空色」

「大ハズレよトンチンカン」


オレからは女の子の様な透明な人の形の何かを、雨のおかげでどうにか捕まえられたに過ぎない。

一方で彼女は雨の降るアスファルトを手のひら(?)でピタピタと叩いて自分の位置が知れた方法を見つけた。

彼女ばかりが何か納得した様になる程、なんて呟いている。


「キミ、幽霊なの?それとも透明人間?」

「教えない」

「どこから来たのさ」

「キミの知らない所」

「名前は?それくらい教えてくれてもいいだろ?」

「言わない」

「あのさ、コミュニケーション取る気ある?」

「無いって事を全力でアピールしてる事に気が付いてくれないのかしら?」


全面拒否、シャットダウン、閉店ガラガラ。

それならこっちだって考えがある。

今まで小さくしていたオレの⦅剣⦆を呼び出して、恐らく顔の前になるだろうあたりに突きつける。

手を離してしまうけど、この間合いなら一振りで倒せる自信がある。

鼻の頭と思われる部分に剣先がちょんと当たった感触がある。


「やめてッ!!!」


オレが何か言う前に彼女は鋭く叫んだ。




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