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提灯鮟鱇

作者: しゅんTea

いない いない もういない


今心が空っぽだって 何もないって感じるのは


それまで心が 大切なもので満たされていたから


今はもう何も感じない その先に広がるのは 終わりの見えない暗闇


君が照らす光で 温もりで 優しさで その暗闇を消し去っていたんだ


でも君はもういない 


だから僕は 


僕は 


自分で 自分の手で 足で 心でを奮い立たせて


空っぽの暗闇を満たさなきゃいけない


次 君とまた会ったとき


君が深海みたいな暗闇に彷徨っても


君の心 暗闇を払う 提灯に僕はなる

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