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そして文乃の前に顕現せし、文明の利器達

ウイイイイィン!!!!

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!


チェーンソーの音が響く。


文乃がチェーンソーを持って、小さな木を切り倒している。


文乃「初め怖かったけど、慣れればそうでも無いや。でも時々の跳ねはヒヤッとするなあ、慎重に扱わないとね。」


もともと大工のバイトをしていたり、機械操作にも苦手意識のない文乃は、弟に手解きを受けて、チェーンソーの扱いも難なくこなしていた。


文乃は竹林の整備に来ている。

母親が管理しきれなくなったエリアがあるとのことで見に来たのだが、予想以上の散らかり様だ。

手が足りずに切ることができなかった竹や小木、倒竹や倒木に、さらに重なる様に枯れ竹や倒木が乗っかっている。

見るに怯むほど、荒れてしまっている。


文乃「いっぱいあるなぁ〜、こりゃぁどうしたもんかなぁ。チェーンソーだけじゃ細かいの捌きにくいのよねぇ。」


眼前に細々と立ち上がる細い低木の数々に、文乃はため息が出てきてしまう。


文乃「このナタ、太めの枝ならいいけど...、細いのにはやりにくいのよねぇ。もっと使いやすい道具ってないかなぁ.....、あ!」


文乃は広島住まいの時に参加していた、お正月の風物詩のとんどをおもいだす。


文乃「そういえば、あの時におじいさんたちが持ってたなぁ、鎌みたいなの...、あれってよく考えたら...、前にホームセンターでみた奴かも!」


文乃はこれまでの記憶を思い出しながら、記憶を整理していく。


文乃「うろ覚えだけど、結構思い出せたかも!ちょっとネットで検索してみよ♪」


その日はひとまず作業を終了させる。

その後、温泉に行き疲れをとったあと、落ち着いてスマホを検索しだす。


....

....


文乃「ふーむ、色々出てきたけど、これかな?登鎌?確かこんなのだったな...。」


文乃「柄は刃に対してこのくらいの長さイメージだったわね。...何この長いの...、何に使うの...?」


文乃「5000〜7000円てところか。高い方が良いものなのよね...?お、ケース付き!これ良いかも!...ベルトはついてない感じか...、ベルトも買っておくか。」


文乃「そうだ!手鋸も欲しいかも!いちいちチェーンソー起こしてられない時もあるし...、お、これときめく!BIG少年?めっちゃ大きそう!やっぱ大きさはパワーよね♪」


文乃「あら?このノコギリ、専用ケースって別売りなのね、まあ良いや押しちゃえ!こっちもポチッと♪」


文乃「...ハンドチェンソー...、何これ、おお〜、バッテリー駆動か、しかもしかも!高枝鋏みたいに伸びるんだって!すごっ、欲しい♪ポチッ♪」


文乃「うおおお、これいい.......♪」


....

.....

.......


文乃「........調子に乗っちゃったなぁ....。」


後日。

購入したものが届き、ガレージに並べられてある。


文乃「....、こいつはすごいことになっちゃったぞ...♪」


並べられている品物を見ながら、文乃は興奮気味に呟く。


文乃は今回、作業用装備を豊富に取り揃えた。

その総額は、10万どころではない額に登っていた。


文乃「このベルトをこのバッグに通して、こっちにシース、こっちには手ナタ、そしてこのバッグに登鎌♪おぉ〜、良いじゃん♪なんかめっちゃ仕事できそう♪」


文乃「あら?なんか腰だとゆるゆるだなぁ...、これ以上締まらないし...。」


文乃「..........、!あ、そうだ!いっそ肩から下げちゃおう。そして...、この普通の作業ベルトで腰を固定すれば...。」


文乃「うん、良き!しっくりくるぅ♪」


文乃は鏡の前で悦に浸る。


そして他のアイテムにも目をやる。


文乃はついでに作業着も揃えていた。

一つ目はデニム生地のオーバーオール、通気性が良く、ゆったりとした着心地が畑仕事などにも合うのではないかと思われるので購入した。

あの鉄腕で走る番組でも着用していたし。


二つ目は半袖で、少し厚めの生地のツナギ。

腰に切れ目がないのでゴミが入りにくく、腕周りはフリーで軽い、山林で木を切ったりするのに相性が良さそうだ。


三つ目はカラフルだが落ち着いた雰囲気の、伸縮性の高い軽作業着だ。

上着とズボンの一対づつ、数着購入。

軽くしなやかで、通気性もよくて着やすく、軽作業にはうってつけだろう。


合わせて、

色違いのワークキャップを複数とタオルバンダナ、作業用のトップス数種類、速乾型の上下インナー複数セット、作業用グローブを用途別に多数、作業時用に小物バッグ、ハイカットの安全靴や長靴など、大量に仕入れていた。


文乃「やっぱ新しい自分だけのモノっていいよね〜♪、てか、...買いすぎwまぁ、やるならこのくらいまとめてドカッといった方が良いよね。」


今回は山具だけではなく、畑用の道具もいくつか揃えていた。


一つは鋤簾(じょれん)

前の家に住んでいた時、近所のお爺さんが使っていたのを思い出し購入。一本あれば、色々役にたつとのことだ。


次はスコップ。

先端がギザギザになっており、シャベルも普通に比べると小さく、そして柄が長い。

構造的に少ない力で土に刺さり込み、土も軽く持ち上がって、腰もあまり曲げなくて良いので、身体への負担が少なくできる。


そしてアメリカンレーキ。

草刈後には草を集めなければならない、なので購入。

何がアメリカンなのかはわからないが..。


頼もしい相棒達を迎えて文乃の戦意はもりもりと高まる。


文乃「さぁて、機は熟した...、待っておれ!雑木どもよ!余すことなく薪にしてくれるわ!♪」


文乃はご満悦で、冷蔵庫から取り出したレモンサワーを開けた。

そんなある日の午後...。

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