第零集:プロローグ
天地、宇宙、万物の秩序と調和を創造した天上皇は、全知全能にして完全なる存在だ。天上皇は自分自身を尊重させるために、自分と似て非なる、十二枚の翼を授けし神を創った。
自由の意志を持った神は天上皇に最も等しい聖なる清き者、上位神と名付けられた。天上皇には自発的に自分を崇めさせようという考えがあり、無の心中から自分に愛情を芽生えさせることに誠の真価を見出していた。
地上に人類がまだいない創世前、天上皇が初めて炎より造りし男神は双子で、光を齎す次男はルキと神名を与えられ、全きものの典型となる彼は、知恵に満ち、美の極みであった。
最高の能力と地位、威厳と権威、天上皇の寵愛を受ける上位神、けれどルキは、とあることがきっかけで美しかった白き翼を黒き闇で染めることになってしまう。
――人間の誕生だ。
これは彼が天上界で初めての堕神となってしまった、遥か昔、遠い過去の話になる。
おはこんばんは、白師万遊です☆
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