俺の嫁はエルフ受けが悪い【4】
気付けば、走り出していた。
小さな体を突き飛ばす感触、驚きと共にこちらに向けられる潤んだ瞳、響くクラクションとブレーキ音。
我ながら、あまりにもベタなことだと思う。
轢かれそうになっていた子供を助けるために、咄嗟に道路に飛び出して、代わりにトラックに轢かれたのが、俺の死因だった。
体の右側に走る凄まじい衝撃が、俺の最後をありありと物語る。
まるで現実感のない浮遊を味わいながら、俺はいくつものことを思った。
お袋の分まで生きる約束だったのに、守れなくて悪いな、とか。
トラックの運転手さんには人を轢くなんて嫌な経験させちまったな、とか。
今死んだら、今日のバイトのシフトに穴開けちゃって悪いな、とか。
もう、自分にはこれらをどうにかする時間は残っていないのだろうな、と思うだけで、妙な悔しさが込み上げてくるものだった。
このまま地面を転がったら、すごく痛いんだろうな、なんてことを思いながら、俺は目を閉じた。
固いアスファルトの感触を覚悟して、少し後、ノイズのような音が一瞬走ったかと思えば、次に感じたのは妙に柔らかな地面を転がる感覚だった。
もっとも、驚いている場合ではないぐらい、俺の体は傷ついている。
骨がいくつも砕けているのだろう、鈍く、少しでも動かせば激しく痛む右半身。
口の中を切ったのか、はたまた内臓でも傷つけたか、血の味が口内に広がっていた。
転がった時だろうか、左手が異様な方向を向いている。
こっちは動かそうにも間接が外れているのかピクリとも動かなかった。
体のあちこちが痛むものの、少しずつ意識が薄れていくのが分かり、俺は少しだけ安堵した。
もうすぐ、意識が落ちればこの痛みともおさらばできる。
きっとその瞬間は、俺自身の終わりと同時なのだろうけど、もはやこうなった以上、覚悟を決めるしかないだろう。
でも、やっぱ、今さらだけど、
「死ぬのは、ちょっと怖いな……」
やったことにも、生きてきた道にも後悔がないことだけはありがたいけど、それでもまだ、死にたくはない。
自業自得ではある、それでも、これぐらいの弱音は許されるだろう。
ぼんやりと遠ざかっていく意識の中、ふと、誰かの声が聞こえた気がした。
「だ、大丈夫ですか!? 酷い怪我……す、すぐに楽にしてあげますからね!」
慌てながらも必死なその声に、激痛の走る右手を無理やりに動かして伸ばす。
もうすぐ終わるところだから、そんな悲痛そうな声をあげなくていい。
そう言葉にできたら良かったのだが、なんてことを思ったところで、俺の意識は闇に落ちた。
◆◆◆
「ん、んん……」
ぼーっとした頭で、ぼやけた視界を晴らすように目を軽く擦る。
見知らぬ天井、いや、天井?
頭上に広がっていたのは、倒壊寸前の木造建築もかくや、といった具合の、木で出来た瓦礫だった。
俺はいつの間に倒壊事故に巻き込まれたんだ?
というか、室内にいた記憶もない……そもそも、何でベッドの上で寝てるんだ?
いくつもの疑問と共に、気が付いたのは、左手の違和感。
視線を向けると、ベッドの横に可愛らしい女性が座っていた。
美しい金髪と尖った耳があまりにも非現実的で、俺は困惑してしまった。
小柄ながらも豊かに育った胸、俺の左手を包むように重ねられている細く柔らかな手、真っ白な肌と、ゲームか何かでしか見ることのないような真っ白なワンピース。
いわゆるエルフの女性、だと思われるその人物は、俺の手を握ったまま眠ってしまっていた。
起こすべきか、否か、なんてことを考えていると、
「ん、あれ、目が覚めましたか……?」
彼女が不意に瞳を開いた。
とろん、とした表情で、彼女は左手はそのままに、右手を伸ばして俺の頭を優しく撫でた。
「怪我は治しましたけど、もう少しこのまま安静にしてた方が良いと思いますよ」
ゆっくり休んでください、と微笑む彼女に対し、俺は果てしなく困惑していた。
何とか記憶を掘り返す。
俺は確か、道路に飛び出した子供を見て、トラックが走ってくるのに気付いて走って、子供を突き飛ばして、トラックに撥ねられて……?
起き上がり、自分の体を確認する。
どこにも痛みはなく、体は元に戻っていた。
骨も全て異常なし、口の中に広がっていた血の味もすっかりなくなっている。
咄嗟に見渡した室内は、いくつもの見慣れない文字が書かれた本や、謎の植物が植えられた鉢などが置かれていた。
そして傍らで心配そうにこちらを見ている美しい女性。
この状況、
「異世界転生、ってやつ、か?」
噂に聞く、あの。
トラックに轢かれて死んで、その結果異世界に飛ばされるってやつだ。
となれば、ここが妙に崩れかけでレイアウトも何もないのは分からないが、俺の隣にいる女性については何となく察しが付く。
「あんたが、俺を呼んだ女神的な存在なんだな」
「へっ? め、女神?」
「こっからチートスキルみたいなの渡されて、異世界に送られるってことだよな。いやぁ、まさかこんなことが現実にあるだなんて夢みたいだ」
「あ、あのー……」
「それにしてもやっぱ女神様ってのは美人だなぁ。死んだおかげで、ってのも変な言い方かもしれないが、あんたに会えたのなら役得ってやつだ」
「そ、そんな、ご冗談を……」
「冗談なもんか。俺だって別に死にたかったわけじゃないけどな、ま、やっちまったもんはしょうがないか、とか思ってたところで、こんなラッキーを拾えたんだ。おまけにこんな素敵な女性に送り出してもらえるんだ、喜ばないわけがないだろ?」
「……」
俺の言葉に彼女は俯き、しばらく黙り込んでしまった。
何か困らせてしまうようなことを言ってしまっただろうか?
「……その、1つ、お聞きしても良いですか?」
「ん、ああ」
「あなたは死んだ、と先ほど仰ってましたけど、その、後悔は、ありませんか?」
「ないな」
即答する俺に、彼女は目を丸くして顔を上げた。
実際、後悔するようなことはしていない。
俺がやりたいと思ったことをした結果、俺は死んでしまった。
その結果、誰かが助かってたなら重畳、悲しんでいる人が減ったなら十分、余計なお世話だったら少し悲しい、その程度だ。
「さっきも言ったけど、別に死にたかったわけじゃない。死んだって別にいい、ってぐらい大事なことに命を賭けられたんだ、後悔なんてあるはずがない。ただまあ、そうだな、あえて言うなら」
「言うなら?」
「最後に突き飛ばしちまった子が、怪我してないといいんだけどな。それぐらいかな?」
咄嗟の出来事とはいえ、急に力を込めて押されたら、転んで膝ぐらいは擦り剥いてしまったかもしれない。だったら、悪いことをした。
とはいえ、今さら戻って確認することも助け起こしてやることもできないので、何とか強く立ち上がってくれていることを願うばかりだ。
「……ご自身が死んでしまったことは、気にならないんですか?」
「んー、まあ、少しは気になるけど、しょうがないさ。人は死ぬもんだ」
「そんなあっさり……」
「いいんだよ、俺は。あー、いや、これは良くない言い方だったな。俺が誰かを大切に想えて、誰かがそれで助かってるならそれで良い。俺にとって何より大事なものを守れるなら、命だって投げ出せる。それが実行できて、結果俺は死んだ。だから、それなら後悔はない。ちょっと怖くはあったけどな。それだけの話だよ」
別に納得してもらおうとは思っていない。
単純に、これは俺の判断基準の話なのだ。
しかし、どうにも彼女は俺の言葉に納得いかない様子だった。
俺が言葉を尽くして説明すればするほど、彼女の瞳にはいっぱいに涙が溜まっていく。
「そんなの、そんなのってないです!」
「だから、俺がいいって言ってるんだってば」
「良くないです! もっと、あなたは自分のことを惜しんでください!」
「いや、惜しんではいるんだって。別に死にたくなかったわけじゃないし」
「足りません! もっと、もっと、自分を大事にしなきゃ! あなたはこの世にあなたしかいないんです! あなたがいなくなったら、もうそこに代わりはいないんですよ!」
「それはまあ、そうだけどなぁ……」
すっかり怒らせてしまったらしく、女神は怒りと悲しみがない交ぜになった涙をボロボロと零しながら、俺に詰め寄って来た。
まさかこんなことになるとは。
困惑しつつも、何とか彼女を宥めようとしていると、
「ハンナぁ? あなた、何を騒いでいるのぉ?」
ノックの音と共に、外から感じの悪い声が聞こえてきた。
あからさまな、隠そうともしない害意を込めた声だ。
「あっ、いえ、何でもありません!」
扉の向こうに返事をしながら、女神は涙を拭い、俺にシーツを被せた。
「そのまま、じっとしていてくださいね」
小さな声でそう言うと、彼女は扉の方へと向かって行ったようだった。
「お、お待たせしました……すみません、朝から騒がしくしてしまって……」
「まったくよぉ! おかげで目が覚めちゃったじゃない!」
「次から気を付けますので、すみません……」
甲高くヒステリックな女の声に、女神の平謝りする声。
暗い視界の中、聞こえてくるのはあまり快く思えない会話だった。
「まったく、朝からあんたの顔を見なきゃいけないって時点で憂鬱なのにねぇ」
「……すみません」
「これで私の目が腫れたりしたらどうするのよぉ! あなたみたいな真ん丸の目なんてまっぴらごめんよぉ!」
「……」
「まったく、ほんっと気が利かないんだからぁ! そういうどんくさいところも最悪よねぇ! こんなのが隣人だなんて、ああ、私ったらなんて可哀想なのかしらぁ!」
「……すみませ――」
「謝ることないぞ、女神様」
シーツを引っぺがして、俺はベッドを降りた。
扉の方を見れば、涙目の女神様と、どうやらエルフらしい女性が1人。
背は高めで、顔立ちはまあまあ整っちゃいるがあれだ、塩顔というやつだ。そして、うーん、肉付きが悪い、モデル体型というやつだろうか……こう言っちゃなんだが、
「おいおい、あんなこと言うからどんな美人がいるかと思えば、女神様の方がよっぽど可愛いし美人じゃないか」
扉の方へと歩いて行き、俺は女神様を後ろに隠しながら、目の前の塩顔エルフ女に向かって言った。
「気が利かないのはあんたの方だよ、俺がせっかく女神様と楽しく話してたってのに。いや、楽しい話題ではなかったか……まあともかく、お邪魔虫はとっとと退散してくれ。頼むから」
一応は穏便に帰そう、と思っていた俺だったが、よほど凄んで見えたのか、エルフ女は見る見るうちに青ざめていき、どこかへと走り去ってしまった。
「なんだよ、人の顔見て逃げるなんて失礼なやつだな……」
やれやれ、と俺がため息を吐こうとしたその時、俺の背中に、弱々しい衝撃がぶつかった。
「じっとしてて、って、言ったのに……」
悲し気なその言葉の意味を俺が理解したのは、すぐのことだった。
俺が理由を問うよりも早く、扉の向こうがにわかに騒がしくなったかと思えば、武装した男エルフたちがあっという間に俺たちを引きずり出してしまった。
「何するんだ!」
「黙れ! 無断でエルフの森に立ち入った罪は重いぞ!」
「はぁ!?」
外に出て、改めて、ここが俺のいた世界とは違うのだと強く感じる。
いくつか並ぶツリーハウスや、木をそのまま利用して作られた家のあちこちから、エルフらしき人々が俺の方を伺い見ていた。
どうやらここは、深い森の中にある彼らの集落みたいなもんらしい。
訳が分からないまま、俺は組み伏せられ、身動きが取れない状態にされてしまった。
細身のくせにしっかりと力のある兵士数人で抑えられては、さすがにどうすることもできない。
もがく俺の前、比較的丁重に扱われている様子の女神様が、兵士の1人から厳しい視線を向けられていた。
「残念です、ハンナ様」
「……」
「貴女様が、王のご厚意をこのような形で裏切られるとは」
兵士の言葉に、女神様はただ目を伏せるばかりだった。
彼女はそのままどこかへと連行され、俺もまた、兵士たちに連れられて行くこととなった。
別れ際、女神様が無理やり立たされる俺に向けて、憤るでも、恨みがましく睨むでもなく、申し訳なさそうに笑ったのだけが、あまりにも気掛かりだった。
◆◆◆
「どういう状況なんだ、これは……」
捕まった俺が連れて行かれたのは、超巨大な樹の中、エルフたちの王城だった。
牢屋にでも放り込まれるか、すぐに処刑でもされるのかと思っていたら、歩いている途中、エルフの兵士たちが突然困惑した様子を見せ始め、気が付けばここに連れてこられていた。
客間のような部屋に通され、ソファに座って待機するように言われたまま、待ちぼうけである。
見張りはいるので下手な動きはできないが、これと言って拘束などもされていないので、どうも、変な感じだ。
何かしらの目的があって俺を軟禁した、ってところだろうが、さてはて、何を言われたりやらされたりするのやら。
「なあ、見張りさん」
「……なんだ」
「俺、は別にいいか。あの女神様が俺を助けてくれたのはマズかったのか?」
「女神……?」
「女神様は女神様だよ。あの可愛らしいエルフのお嬢さんだ」
「可愛らしい、か」
苦笑が返ってきた。
殴り掛かりたくなる気持ちを落ち着けて、そっぼを向きながら改めて言う。
「いいから答えてくれよ。俺がここにいること自体がマズい、ってことか?」
「その通りだとも、人間よ」
兵士の声とは違う、渋い声音に俺は視線を戻した。
見れば、兵士は脇に避け頭を垂れている。
扉を開いて部屋に入ってきたのは、どことなく風格を感じるエルフの男性だった。
初老ぐらいの年齢だろうか、わずかに皺の浮かぶ顔はやはりご多分に漏れず整っているように見えたが、そこにあるのはハッとするような美形などではなく、どちらかと言えば調度品や石像などにありそうな、精緻さを感じさせる面立ちだった。
「さて、私は彼と話があるのでな。下がっていなさい」
「王よ、そのようなわけには――」
「私は下がれ、と言ったのだ」
「……失礼致しました」
深々と頭を下げ、兵士が部屋から出て行くと、王と呼ばれた男は俺の向かいに腰掛けた。
「さて、まずは数々の非礼を詫びよう。すまなかったな」
そう言って頭を下げようとする王に、俺は「待ってくれ」と静かに告げる。
この人は、話が分かる人、だと思いたい。
だからこそ、
「あなたに頭を下げてもらうのはダメだ。できれば事情の説明を受けて、それから、俺が何をしでかしたのか、どう悪いことをしたのか理解したい。誰が、どこが悪いのか、判断する基準すら俺にはないんだ。ただ謝られても困るし、問答無用で処されるのも困る」
「……なるほど」
俺はどうやら、彼らにとって都合の悪い存在らしい、というのはさすがに分かる。
だが、どう都合が悪いのか、何が彼らにとって問題なのかを知らないままでは、俺だって困ってしまう。
「君の言うことも、もっともだ。さて、どこから語るべきか。……まずは君が何者なのか、というところからだな。見たところ転生者のようだが」
「転生者? ああ、やっぱ俺、異世界転生した感じなのか」
「ふむ、その様子では、あらゆる事情を知らぬままこちらに来てしまったようだな。稀にそういった転生者がいるとは聞いていたが、よもやエルフの国に直接送り込まれる者がいようとは」
「……」
1人納得している様子の王に、俺は少し考え、頭を下げた。
「きっとあなたは偉い人なんだと思う。そんなあなたにこんな頼みをするのは失礼極まりないとは思うけど、どうか、俺にこの世界のことを教えてもらえないか。俺の話せることは全て話すし、できることはなんだってするから」
「ふむ、そうだな……」
少し思案した後、彼はハンサと名乗り、ここがエルフの国であることを教えてくれた。
「守るべき伝統と文化のため、我らの国は許可なく他種族が入り込むことを良しとしない。もし侵入している者がいた場合は、速やかに通告する必要があるのだ」
「じゃあ、女神様は……」
「女神?」
「ああ、俺を助けてくれた――」
「ハンナのことか」
「ハンナさん、って言うのか。良い名前だな」
「であろう。……自慢の娘だ、公には口にできんがな」
「えっ」
「似ておらんか?」
いたずらっぽく笑う彼に、俺が気になったのはそこじゃない、とは言いづらかった。
あえて話を逸らしてる、のだとしたら、乗っかっとくべきだろう。
「……外人の顔の遺伝具合は分かりにくい、ってやつだろうな、うん。すみません」
「ハハハ、謝るようなことではないとも。ふむ、そういえば君の名前を聞いていなかったな」
「ああ、俺は――ユウキ、です」
あの女神、もとい、ハンナさんのお父さんだと聞いてしまい、急に緊張してきた。
口調だって改まってしまう。
「うむ、ユウキよ。私から説明できることはいくつもあるが、そうさな、もっと手っ取り早い方法がある」
「? 手っ取り早い方法?」
「ああ。そして、君自身のためにもなる上、私の願いも叶う方法だ」
エルフの王、ハンサはその顔にとても優しい笑顔を浮かべ、
「私の娘を連れて、この国を出るのだよ」
同時に、ハンナとよく似た、悲し気な瞳を俺に向けるのだった。
◆◆◆
「あれから10年、か」
「もうそんなに経つんですね」
「エルフにとっての10年ってそんなに長くもないんじゃなかったか?」
「そんなことはないですよ。1日1日を大切に生きていると、10年はあっという間で、同時にとても長い時間です」
私にとって、ユウキさんと出会ってからの日々は毎日が大切でしたから。
そう言って笑うハンナに、俺も微笑みを返す。
「俺もだよ。向こうで生きてきた20年より、ずっと濃密で最高な毎日だった」
「……本当ですか?」
そっと、俺の顔を両手で包みながら、ハンナは尋ねる。
「今でも思うのではないですか? あちらで生きていれば、こんな体にならなければ、こんな旅路を過ごさなければ、今頃の自分はあちらで、なんて」
「ないなぁ」
即答する俺に、彼女は目を丸くした。
こんなやり取りを、出会った日にもした気がする。
「あの日言っただろ、こっちに来たことを、死んだことを後悔なんてしていない、って。それは今だって変わらないし、それ以上にこっちで得たものが多すぎるんだ。今さら向こうに未練を感じたって、こっちに残りたい気持ちの方が強いよ」
「そう、なんですか」
「当然。だってなぁ」
お返しと言わんばかりに、俺も手を伸ばし、ハンナの柔らかな頬に触れる。
「こんな素敵な嫁さん、向こうじゃきっと見つからないぞ?」
にっ、と笑って見せると、触れていたハンナの顔が少し熱を帯びた。
照れる姿も愛らしい。まったくもって、俺の嫁は今日も今日とて最高なのだった。




