表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
右手に盾をっ!左手にも盾をっ!?  作者: 枝豆
始まりの町『ハナディウム』
6/32

クエストクリア

 ルシードに言われた通り、残りの4匹のウサギをそれぞれ武器を変えて相手をする。


 2匹目は大剣で、3匹目は弓で、4匹目は槍でそれぞれ戦った。


 戦った感想としては、大剣はやはりスピードが生かせなくなるが、スキルの効果もあってかなり攻撃力があった。ウサギにかすった瞬間にポリゴンになっていた。武器としての攻撃力は変わらないはずなのに解せない。


 弓は当てるのが難しかった。しかも今は【万変の枝葉】を使っているから矢が無くならないが、本来であれば矢は消耗品とのこと。……ダメだ俺には浪費してお金がなくなる未来しか見えない。


 槍はやりづらい、駄洒落ではなくうまく使えない。刺せない、まわせない、払えないとないない尽くしだった。


 近、遠、中距離武器と使ってきたが最初の剣と盾が一番落ち着いていた気がする。しかも俺のなかで大ダメージ(クリティカルをもらっただけ)をノーダメージで防げた盾の存在が大きくなってきている。


「片手に盾は確定として、もう片手に何を持つかだよなぁ。剣も良いんだけどありきたりだし、……そうか、なぁルシード、盾って持って敵を殴るのはありなのか?」


「あぁ?シールドバッシュ何て技もあるからありなんじゃないか?」


「そうか、よし決めた。最後はこれで行くぞ」


 俺は【万変の枝葉】を変化させて両手に盾を持つ。


「はぁ?お前なに考えてるんだ、盾二つも持って」


「いや、だって守りながら盾で殴っていったら最強だろ?」


 俺の言葉にルシードは開いた口が塞がらないようだ。


「はっはっはっは、面白ぇお前最高だよ、やってみな」


「いや、そんな腹を抱えて笑わんでも、まぁいいか」


 そんな会話をしていると、草陰からウサギが出てくる。


「よしっ、最後のウサギ狩りだ」


 俺はウサギに向かって行く。走って近づきながら、片手の盾で殴りかかる。


「キュイッ」


 殴られたウサギは軽く吹き飛ぶが直ぐに起き上がってこちらに向かってくる。そして、向かってきた勢いのまま体当たりをしようとしてくる。


 俺はもう片方の盾で防ぎつつ、直ぐに反対の盾で殴り返す。すると、またウサギが吹き飛んでいく。


「与えるダメージは少ないけど、よく吹き飛ぶな、ノックバックが強いってことか」


 ウサギのバーを見ると剣の半分くらいの威力だろう。だがしっかりとダメージがあることが確認できる。


 そのまま、受けては殴りを繰り返し。ノーダメージでウサギを倒すことができた。


「何でかなぁ、一番様になってたぞ?まぁいいや、これでクエストクリアだな。ギルドに戻って報告するぞ。報告をしないと意味はないからな」


 ルシードの言葉は一応賛辞として受け取っておくとして。自分でもこのスタイルが気に入ったので、このままいこうと思う。


「さぁ行くぞ?」


「わかった」


 俺とルシードはハナディウムの東門を抜けて冒険者ギルドに向けて、進んでいくのであった。



 ハナディウムの冒険者ギルドに着くと、ルシードと一緒にカウンターへと向かう。


「冒険者ギルドにようこそ。どのようなご用件ですか?」


「基礎クエストの課題をクリアしたから奥借りるぞ」


 俺に対して受付の人が尋ねてくるが、ルシードが後ろから出てきて受付の人に告げて奥へと進んでいく。


「かしこまりました、3番を使ってください」


「3番だな、わかった。おい、エージュ行くぞ?」


「なっ?おい、受付でクリア報酬もらうんじゃないのか?」


「色々とあんだよ、とりあえず付いてこい」


 とりあえず付いていって、3番とか書かれた扉の前に来る。中に入ると机と椅子が置いてある、簡素な部屋だった。


「何の部屋だここは?」


「会議個室だ。防音の魔法がかけられていて、ここで話したことは外部には漏れないって部屋だ」


「何でそんな部屋にわざわざ来る必要があるんだよ?」


「基礎クエストは、クリアした時点でレベルが上がってスキルを獲得するからな。外部には漏れない方がいいだろう」


「そうなのか、知らなかったよ。ルシードありがとうな」


「良いってことよ。ってことで、基礎クエストのクリア確定するぞ」


 そうルシードが言うと、頭のなかにアナウンスが流れてくる。


『基礎クエストのクリアを確認しました。クエストクリアにともない、レベルをアップします』


 ルシードが言っていた通りだなと思っているとアナウンスが続く。


『レベルアップでSTpを10獲得しました。種族特性によりAGLに5自動的に振り込まれます。残りSTpは5です』


 俺は獣人族(ジューマン)だから自動でAGLに半分が降られる。残りは自由だが、DEFに振っておくか。


『続いてスキルの取得に移ります。基礎クエストの経験から、【剣】【盾】【槍】【弓】【格闘】【採取】【観察眼】が取得可能です。』


 立て続けにスキルのアナウンスが流れる。


「そうだ、エージュお前の目指す、両手盾持ちだったら【盾】スキルは2つ取っておくんだぞ。そうしないと片手しか持てないからな」


「そうなのか。ありがとうルシード」


 ルシードに教えられて【盾】スキルを2つにする。後は使いそうな【格闘】【採取】【観察眼】にしておくか。


『【盾】【盾】【格闘】【採取】【観察眼】を取得しました』


 スキルを獲得した俺のステータスはこうなった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:エージュ


種族:獣人族


ランク:F


Lv:1


HP:200


MP:150


ATK:20(+20)


DEF:20


INT:15


MND:15


AGL:45


スキル:【盾】【盾】【格闘】【採取】【観察眼】


ミックスキル:


常駐スキル:【DAミラー】


称号:【ミラードの祝福】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ATKがAGLに並びそうだ。やはり【DAミラー】はチート感が半端ないな。


『続いて、Lv1になったため、スキルクリエイトが可能です。行いますか?』


 きたきた、このゲームのメインコンテンツだ。勿論答えはイエスだ。


『スキルクリエイトを行います。所持しているスキルから複数個スキルを選択してください』


 複数個だからいくつでも良いんだよな。けど覚えているものの中からだけか。


 そう思いながらリストアップされたスキルを確認する。


【盾】【盾】【格闘】【採取】【観察眼】【DAミラー】


 常駐スキルも含まれるのか悩ましいな。とりあえず初めてだから無難なものを選ぼうか。


 俺はリストの中から【盾】と【盾】を選択する。


『【盾】【盾】でのスキルクリエイトを実行します。スキルクリエイトに使われたスキルは消滅しますが、よろしいですか?』


 もとのスキルは消滅するんだな。まぁ失敗したらもう一回覚え直すからいいか。答えはイエスだな。


『スキルクリエイトにより【双盾(そうじゅん)】を取得しました』


 スキルクリエイト後のステータスはこうなった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:エージュ


種族:獣人族


ランク:F


Lv:1


HP:200


MP:150


ATK:20(+20)


DEF:20


INT:15


MND:15


AGL:45


スキル:【】【】【格闘】【採取】【観察眼】


ミックスキル:【双盾】


常駐スキル:【DAミラー】


称号:【ミラードの祝福】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 さてミックスキルの確認だ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【双盾】

盾を両手にそれぞれ装備することが可能になるスキル

種族レベルに応じて様々な[技]を繰り出すことができる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 思った通り両手で持てるスキルになったな。これで通常のスキルに【盾】を2つ組み込まなくてもよくなったわけだ。


「どうやら一通り終わったようだな。お疲れさん」


 スキルの確認をしているとルシードが声を掛けてくる。どうやら一通り終わるのを待っていてくれたようだ。


「なんだルシード待っていてくれたのか?教官はもうおしまいだろう?」


「いや、まだ報酬渡してねぇからな?ほら受けとれ」


 そう言ってギルドカードを出すルシード。俺も自らのギルドカードを出して、ルシードのカードに重ねる。


「これでよし。お前のストレージにjとポーションが入ってるはずだから確認しときな」


 俺はストレージを表示して報酬がしっかりと入っていることを確認する。


「たしかに受け取ったよ」


「それじゃぁ俺は、お役御免だな。またなにか聞きたいことでもあったら聞きに来い。暇なら相手してやるよ」


「わかった。ありがとうなルシード」


「なぁにこれも俺の仕事さ。じゃぁなエージュ」


 そう言いながらルシードは出ていった。


「さて俺も行きますか」


 俺も部屋を出て、冒険者ギルドも出る。なんか忘れてることがあるような気もするが、なんだったかなぁ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ