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右手に盾をっ!左手にも盾をっ!?  作者: 枝豆
合流と、交流と、戦いと、

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11/35

VS.ハン・アングリーラビット 1

少し遅くなりました


戦闘描写が上手く出来ているといいのですが

 さて、先ずは相手の確認だ。さっきも見たがもう一度相手の確認をする。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハン・アングリーラビット Lv5


常にお腹が空いていて怒っているウサギ

同種の肉が好物でいつも探し求めている

ウサギ肉を大量に所持していると臭いにつられてやってくる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 このウサギ、ハナディウムラビットよりも大きく、立ち上がると俺の腰くらいまでありそうだ。毛色は黒みががった灰色をしていて、手先足先と耳の先が白くなっている。目は血走ったように赤く、口元からは犬歯も見えている。……これは本当にウサギですか?


「取り敢えずは、他のウサギと一緒の感覚で戦ってみるか」


 でかくなろうと、黒くなろうと、ウサギはウサギだろう。


 先ずは片手の盾を構えながら相手の出方をみる、いつものウサギなら、この時点で突撃してくるのだが、それはないようた。俺の周りをピョンピョンと跳ねて、攻撃のチャンスを伺っているようにも見える。


 先に動いたのはやはりウサギだ。当然だろう、此方はもとから先に攻める気は無いんだから。


 しびれを切らしたウサギは、タックルぎみに俺に突っ込んでくる。


 俺はそれを片方の盾で受け止め、体を回しながらウサギの後ろに回り込み裏拳ぎみにもう片方の盾で殴り付ける。


 いきなり後ろから殴られたウサギは、前のめりに倒れ込む。盾のノックバック性能を利用して倒れさせているみたいだ。ハナディウムラビットに同じことをやったらロケットのように前に飛んでいったからな。


「やっぱりデカイ分吹っ飛びはしないか」


 攻撃を当てて出てきたウサギのHPバーは、1割も削れていなかった。これは長期戦になる予感である。


 その後、俺はウサギの攻撃を受けてはカウンターでダメージを与えていくことを繰り返す。


 ウサギのHPは3割ほど削れたが、ウサギはATKも少し高いようで、盾で防いでもHPが削られる時があり、俺のHPも30ほど削られている。


「防いでもダメージがあるのな。まぁ武器自体にまだDEFがないから当然と言えば当然か」


 しかし、今までの行動パターンを見ているとハナディウムラビットと変わらないようだ。突進しかしてこない。このまま行けば時間はかかるだろうが、勝てると思う。そう、このままいけば……。


『きゅきゅっきゅっきゅぅぅぅ』


 ウサギのHPを4割減らしたところで、急にウサギが鳴き出した。すると体毛の色が更に黒くなる。


「やっぱりこのままなはずはないよね」


 なにも変わるのは体毛の色だけではないだろう。ここからが本番なのかもしれない。

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