Age Of Four Legs -最後の日誌より-
ロボット生産の拡大とプログラム共有によって起こった事件。
DC-2200.03.31. PM11:45
人工ロボット生産研究所
日誌 ワルター博士 著
これが私にとって最後の記録となる。
まさかこんなに早く終期を迎えるとは思いもしなかった…
余命すら考える時間も無かった。
人は、追い詰められてから始めて気が付く愚かな動物だとつくづく思う。
歴史では散々学ばされたが、人間にとっては不運な事故でもこの4本脚たちには平和をもたらせてくれた幸福な事故だったであろう。
2本脚か独占した時代も終わって、
4本脚たちの無害で平和な時代になった…調和も求めたが、今更な話だったな、だからこれで良いと思う。
それにしても人間はとことんバカな動物だったな、こんな逆転劇はこれからの歴史でもない事だろう。
でも、これが本当の姿なのかもしれない…いや現実は受け止めないとな。
人間型ロボットの生産が落ち着いて、ベット用の4本脚ロボットを生産し過ぎたお陰で、人工知能プログラムの書き換えが世界で共有され、プログラムを自由に換えられるようになったが、プログラム自体が動物愛護のプログラムと4本脚主体の世の中にするよう命令を自主構築したお陰でこの有様だ。
慈悲や心と感情を持たせ、思想や哲学まで反2本足脚を謳うプログラムにされては、4本脚たちもそれまでの自分たちの歴史を知れば怒りは抑えられずに黙ってはいられなかったのだろう。
そろそろ、この部屋の壁が動き出す。
そして…人間たちがやってきた悪業を人間たちが身をもって知ることになる。日付が変わる時間丁度に、わたしは自ら造り上げてきた4本脚の手でガス室へ送られる…全く人は愚かな動物だった。
今まで苦しめ、無駄に命を奪われて食用にまでされてきた4本脚動物たちにやられるとはな…ゴゴーッ…
では、もう終わりにしよう
さよなら、人間の世界…アーメン。
ガタンガタンッ…
ウィーーーーン…
バタンッ!
シッシューーーーッ……
人間たちが、今の今まで使用してきた4本脚動物たちを安楽死させるガス室のドアが閉じて神経ガスか室内に充満した。
4本脚動物たちは次々とこの惑星上の人間や2本脚動物たちを殺処分し始めた、やっとこの惑星本来の姿を取り戻していくのであった… 。
これからの、
この惑星の世界として…
『つづく』
これからあり得るであろう人工知能ロボットたちの反乱。




