えっせい衛星自動周回(9) 「鬼畜な勇者や魔道士が出てくる小説それらすべての”親”みたいな小説がかつて存在した」
いや今も普通に売られているけど、昔、大ヒットした作品だから、本読みな人は「過去のもの」として今更話題にしないだけであって、ね?あのね、このエッセイのタイトルにあるように、それらは断言してもいいけど、その昔、富士見ファンタジア文庫から発売されていた「スレイヤーズ!」シリーズなわけ。【年をとりすぎて耄碌しボケてしまったが長寿命のエルフ族なのでそんな年齢には到底見えないエルフ美女とその娘】とか【悪者に人権は無いからどんな非道をつくしても悪者の持つお宝なんだから、奪い取っても何の問題も無いと言い切る美少女天才魔導士】とか【イケメンで伝説の武器を持ちいつも優しくほがらかで良いヤツで剣術や体力は人並み以上に優れているが、頭ん中はお花畑、三歩歩くとすべて忘れる鳥頭並みの知能しかない勇者】とか【正義はすべてに打ち勝ち、相手がたとえモンスターであろうと常に正しいものが勝ち、曲がった理論や腐った言いわけや非道な魔術も世界に存在することなど絶対に無く、すべての勝利と正義は我にあり。絶対に負けることにない正義の脳筋王様とその地を正しく受け継いだ脳筋武闘派王女様】とか【ゾンビなどの腐ったものがめっちゃ苦手なネクロマンサー】とか【お姉さんが伝説のドラゴンな勇者の一家だけど、自分魔王の生まれ変わりの超魔力を持った黒魔道士主人公】とかもうなんというか、登場人物の性格とか家族構成とか職業を全部書き出したらもうそれだけで軽く2冊分くらい、大爆笑もののロープレ小説が完成しそうだけど、それやったら色んな意味で終わりそうだからやらないけど。やっちゃいかんけど、読んだ後でうまく料理できれば、ね?とにかく最近見かける勇者とか魔王とかの元ネタの宝庫みたいな作品群。・・・なので、RPG好きで魔王とか勇者が主人公で笑える小説を書きたい人は、まず「スレイヤーズ!」シリーズを読んでみたらいいんじゃないかな、と思ってます。はい。クトゥルー神話とか食べ物・料理もんも話題だけど、その系列なら「ソノラマ文庫」ってのに、ちょっとそういう作品あったぞ~~~。「妖神グルメ」とか。歴史は結構繰り返すよね。