屑低クオ(オキュロフィリア)
眼球舐めの短編漫画見てたら書きたくなりました
反省はしていないが後悔はしている
私は、彼女の目が好きだ。
切れ長の瞼の中、黒く塗り潰されたようで、それでいて明日への希望に満ち溢れたような、なんとも形容しがたい目。
私が彼女と恋愛しているのは、5年前のあの日、あの目に見つめられたからだ。私はむしろ、あの目に恋をしているのかもしれない。
「愛してるよ、君もそうでしょ?」
いつもの部屋で私がそう囁くと、彼女はいつものように首を振り、なにかを叫んだ。その叫びの意味は、私にはわからない。理解する意味もないが。
私は彼女の瞼に、二本の指を近づける。堅牢な扉のように閉ざされたそれに指を付けると、そのままぐいとこじ開けた。
相変わらず文句なしに美しい、彼女の目。そこから零れた幾つもの透明な珠が、ボロボロの私の指を転がり、創傷に染み込む。じわりとした痛みも今は愉悦でしかない。私はクスクスと喉を鳴らして笑った。
「楽しいね」と。
ワ-