06
桜花がハクと出会い修行を初めて早くも半年が経った…
「ハァ…ハァ……」
((どうした?もう終わりか?))
半年の間に桜花は多くの魔法を身に付け、また実際に使用し戦闘で使えるよう研鑽してきた、桜花の魔法によって『死の森』の一部はその姿を大きく変えている、木々は薙ぎ倒され、地面は荒れ、湖が出来、もはや森とは言えない場所が出来上がっていた。
「冗談!まだまだこれからだよ!」
((ふん、ならば半年の成果を見せてみろ!))
時は少し遡る
「なぁ、師匠〜そろそろだいぶ強くなったし人里に降りてみたいんだが?」
((ふむ……そうじゃな、教えられる事はあらかた教えたしいい頃じゃろう!))
「なら!」
((しかし、行きたいなら今のお主の全力を我にみせてみろ!))
そして今に至る
「行くぜ!『流星雨』!」
重力魔法、火魔法、土魔法の複合魔法『流星雨』
まるで流星のように巨大な燃え盛る岩が数十、重力力を加えられ空中より降り注ぐ桜花のオリジナル魔法…この世界の魔法の位にして天上級魔法(この世界の魔法は下から順に下級魔法、中級魔法、上級魔法、最上級魔法、極大級魔法、天上級魔法の6種類にわかれる)である。
((ほう……やるな、だが!『コキュートス』!))
氷属性魔法『コキュートス』
堅牢な氷を展開し身を守る極大級魔法である。
「ちっ、範囲はあるがやはり威力は天上級魔法の中でも低いか!」
ハクは『コキュートス』により『流星雨』を見事に防いでいた。
しかしながら『流星雨』が降り注いだ辺り300m程に大きなクレーターがいくつも出来ていた。
((魔法の選択が甘いわ!『氷狼乱舞』))
氷属性魔法『氷狼乱舞』
10体ほどの氷の狼を生み出し敵を攻撃する魔法、敵は攻撃を受けたところから凍っていき動きが鈍くなった所から他の狼が次々に襲いかかってくる最上級魔法である。
「はっ!俺が考えた魔法が俺に通用すると思うなよ!」
そう、この魔法は桜花が半年の間に考えた魔法の中の1つ、それをハクに教えたものである。
桜花は半年の間に作成した武器である刀をその場で横凪に払った、すると氷狼達まで数十メートル離れているというのにまるで見えない刃があるかのように全ての氷狼を両断した。
「…『無刃遠凪』」
『無刃遠凪』
これは付与魔法と言って武器などに魔力を込める魔法でこれには下級などの区分はない、なぜなら普通はどんなに腕か良くとも武器に炎を纏わすなどが精一杯であるがため、区分が必要ないのだが、桜花にそんな常識はない、風属性の魔力を刃に込め、刃の延長戦上があるかのように伸ばすことができる、今の所数百メートルが限界であるがそれでも常識に喧嘩売ってるような魔法である。
「っ!?」
桜花は後ろに気配を感じ前方に飛ぶ、そして振り返るとハクが鋭い爪を振りおりしていた。
((まぁ、このような小細工は通用せぬか…))
「師匠もそこまで魔力残ってないだろ?どうせなら最後に最高の魔法打ち合わないか?」
((よかろう…))
「『炎神の豪焔』!!」
((『氷神の吹雪』!!))
桜花は蒼い焔…まるで小さな太陽のような焔を作り出し放つ…
対するハクは吹き荒れる吹雪…巨大な氷塊が入り交じり-273.5言わいる絶対零度の吹雪が桜花を襲う…
そして
死の森が消え……
最後に立っていたのは桜花だった…
「あー、スコー〇飲みてぇ……」
そこで意識が途切れた…