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ダンジョン学園サブカル同好会の日常  作者: くずもち


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第235話いざ出陣

 それから僕らは準備に1日を費やして、総仕上げ。


 細かな調整とアイテムの整理程度だが、こういう準備があるのとないのとでは攻略に於いて全く違う。それほどに100階層までの道のりは、常に危険が付きまとう。


「……ギリギリこれなら」


 そしてそれとは別に、龍宮院先生コスプレ騒動はコートだけでは終わるはずが―――なかった。


 まずはコート、続いていけそうだと感じるとやはり隠していたえぐめの切れ込みのレオタードや、山吹色の道着、額あてと忍者衣装などなど、ポロポロと出てくる意欲作。


「ハリウッドで特注しました!」


 マジか……本気だ。だが正直やれるものならやってみたいことを平然とやってのける姿勢は憧れる。


 最終的に数々の選択肢の中から黒いバトルスーツにコートを羽織った龍宮院先生は、更に黄金の籠手と仮面をつけて参戦となった。


 うん。完全にこれはコスプレである。


 大変感動した浦島先輩とレイナさんは祈るように手を組んで、目を輝かせていた。


「先生……お似合いです!」


「最高です! 写真撮っていいですか!?」


「……やめて欲しいと言いたいところだけど。撮影前提の変装なのは納得したんだ。データの扱いには細心の注意を払うように」


「「ハイヨロコンデ!」」


「まったく……でも性能はとんでもないんだよなぁ。メイン武装にしてもいいかもね」


 龍宮院先生は嫌な顔こそしていたが、衣裳自体は結構気に入っているらしい。


 ビュンビュン拳を振り回す先生の動きのキレも目に見えて良いのだから装備としても機能しているようだ。


 全身を覆うスーツなのに、動きをまったく阻害していない。


 黄金の籠手は改造されて拳の先にオリハルコンのナックルを標準搭載。


 重さに硬さをプラスして、破壊力は飛躍的に向上するはず。


 魔力のノリも抜群で強化も万全。ネタ装備と言うには強力な代物に仕上がっていた。


 そして僕も含めて掛け値なしの完全装備。龍宮院先生に負けないようにコスプレをキメて攻略へ向かう。


 思わず全員集合して撮影をし、僕は満足して頷くと、コホンと咳払いして全員を見回した。


「じゃあアイテムの準備は万端ですか? お弁当は持った? 忘れ物はないですね?」


「大丈夫でござるよ」


「問題ないよ。大丈夫」


「バッチリ準備完了ですね! 喉の調整もできてます!」


「OK。じゃあ―――さっそく始めようか。夏最後の思い出作っちゃいましょう」


『ああ、ナビゲートは任せてもらうよ』


 攻略君もようやく全力で活躍できる舞台に気合十分だった。

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― 新着の感想 ―
この状況での攻略君のナビゲート怖いんだけど…色んな意味で
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