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六、草木みな兵なりロッリーア

  朝日は地平線から出て時、二人が何もないばらばら木屋が探した。

  木屋の造りは粗末だ、多分雨宿りの足溜まり為に、猟師りょうしたちの作品。表面で塵埃は厚すぎる、大概長い間に廃棄した。ここに少し休むなら、たぶん問題じゃない。

  「何を見てる、ソナタは?」

  ロッリーアはずっとケロケロ、ネロは反応をおかしい。

  「追手、有り無しのです」

  「ある?」ネロもケロケロ「余は何人も見えないですの」

  ロッリーアは草木みな兵なり、でもそれにも許すべき点がある。彼女は平和時代で生まれたの青年人、前に人を殺すると見てくれた、これは本気怖い過ぎるでしょう。

  絶対に自分を見逃すことはありえない、逮捕されたらきっと死路一條しろいっじょう(※1)、元老院が。その点は、ロッリーアともネロともよく分かっていた。

  しかしここは何もない。せめて目が見える場所にはずっと荘園や原野あるし、生き物はこの二人以外、ただ頭の上から飛べる雀数羽がある。

  長いケロケロの後、誰も見なかったネロは少し安心する「どうやら追手がいない、安心なさいソナタは」

  「……うん」

  でもロッリーアは安心できない。禁衛軍がこのままではただで済ませぬ、彼女はそう思う。

  あれは全ローマ一番悪名高いな存在する。

  28年前に、彼らは自分の保護する人物を殺した——皇帝カリグラ(Caligula)

  皇帝に守る禁衛軍は王殺し。そんな大逆無道な犯行もできる、金貨500枚の賞金があるネロも更に諦めじゃねよ。

  だから自分は警戒のことに散漫できない。

  ロッリーアは自分に警告する。

  でもこんな長い時間に馬を乗ってし、彼女は全身も痛。側のネロも限界あったのようと見る。

  まぁぁ、高貴な裕福な皇帝陛下ですな。こんなさんざんなていたらくだ逃げるには、以前に全くありないよね。

  自動車があるならいいな。ネロと連れて行く上日耳曼尼亜ゲルマニア・スペリオルへも簡単な速いな。

  でも本気に車があればもダメかな、この時代の道路も走ることできない。

  それに給油所もありえない、車もバイクも行けない。

  端綱を木屋の柱に縛り上げたネロが見ているロッリーアは、そう思う。

  この戦馬も名前知らず文使いから奪った。あの人の首を打って、意識不明にする。その後木に縛り上げて、翌日朝で通りかかる誰かに彼を救ける、ネロはそう言った。

  そしてあの牢舎中の死んでった十人隊長も計算入りと、暴露されないは完全に不可能。

  「私たち休み時間は最大限二時間(※2)できるけど、休みたいならいまです」

  ロッリーアは話す。やはりここで休むは不安全と思う。

  せめて200RMより離れたら安心できるよね。

  「うむ……」

  ネロは一昼二夜に寝てない、大変精神緊張な状態で逃げていった、彼女はもう疲れたすげ。いまは息つくチャンスがあれば、まぁぁすっごく不易なこと。

  休むことできるなら、ネロは動揺されない、すぐに自分の頭がロッリーアの股上で枕をして休む。

  「えっ?!」

  膝枕になられた、ロッリーアはちょっとビックリ。

  これじゃ……本当に良いの?

  「動き回れないよ、ロッリーアたら。寝る入れないよー」

  ネロは騒ぐ。

  「お……」

  どうしよう方がいい、ロッリーアはまったく知らない。

  でもネロが好きなら、彼女に服従しよう。

  今は麗らかだ朝。ロッリーアは木屋そばに石の上で座る、ネロの敷き妙になった。柔らかい夏風は、彼女の長髪を吹き付けている。

  バラの中に、知らず花は満開になりている、柿のような香り匂いが嗅いで。

  馬は草を食べて、数匹の胡蝶はその周囲に軽快的舞う、時々に花びらで下りる、そして花蜜を吸い取る。

  これは随分に綺麗と見える感じ。でも憂え顔じゃなければ更に良かったですね、ロッリーアが。

  

  

  ※1、漢語の熟語である。「死に以外、他の可能性(道路)がない」と意味。

  ※2、ローマ時代で、一日の開始は日が出る時、終わる時が翌日の日出。

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