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七丘薔薇の夢・時間の海に彷徨く  作者: 遠坂雨柔
夢の世界か
1/8

零、序幕

  「あの日、あんたは絶境に陥り、人生の終わりを来る。

  敵はあんたに孤立し、友達も全部離れて。

  その時、薔薇(・・)の様な少女は、星空から降れる。希望と力持ち。」

  ーー西比拉(シビュラ)(※1)の予言


  ユリウス暦98年10月13日

  帝都ローマ(七丘の城)・皇宮タランシートウリア

  奥深く皇宮禁苑の中に、大理石噴泉のそばで。ネロ・クラウディウス皇女殿下は、一人で里拉(リラ)(※2)を弾奏する。

  芝生の上に一人で座っての彼女は、細い指が弦の上で軽快に踊る。この心地良い音楽が泉のように無限に流れ出する。

  しかし、このメロディーには少し悲しみの痕跡が残す。言葉の使うは難しいし、原因も不明です。

  「ここにいるか、お前が。ずっと探したな」

  この声は、間違いなく良いの道標です。娘を探していた女性を案内すられた。小柄なネロを抱ってし、頭が豊満な胸の中で押し当てる。これてほとんど息切れ感がある。

  「お……お母様、呼吸困難……ですが……」

  ネロは足を立て、顔も赤になる。

  母親は彼女が放れる。

  「今、父王様の状況は?」

  彼女は自分のお母さんーー皇后ユリア・アグリッピナに質問をする。

  「彼は死んだ、一時間頃前に。その時が目の当たりにした」と言う時、アグリッピナの顔はちょっと悪い「現在、帝位がお前を受け継ぐ」

  

  「この帝国、ようやくネロちゃんのものになっただね」

  ネロは頭を上げる、そしてアグリッピナの顔を見る。彼女は大変驚懼です。

  でも母親の顔はずっと平和です。どんな面持ちは全然ありません。

  あたし……帝位が受け継ぐか……

  この帝国が……

  17歳あど二ヶ月未満のネロは頭を下げる。

  だが……

  あたし、皇帝になりたくない……

  太陽の下で自由に生きる。あたしの望みは、それだけです。

  でもなぜ?

  そのような生きるチャンス、どうしてあたしを与えない?

  「でも母上様……皇帝のこと……私はできませんと思います……」

  ネロは屈従たくない。

  でも……

  「うんん?お前は何を話し、分かるか!」

  アグリッピナの顔は突然暗くて恐ろしいに変わります。

  「ウッ……何もない……」

  ネロは首筋を縮む。

  「それが良い、ふっ」ちょっと手を振る、女奴隷一人は来るだ「さぁぁ、この薬を飲めなさい」

  「あたし……」

  ネロは怖る、さらに後退り一歩にある。

  あの中で材料と成分や全然分からず、知りだけは苦くて辛い味です。そして毎回の飲むたびに、体はきっと耐えられない熱と感じる。

  「ネロちゃんは一番言うことに従うです、ね」

  アグリッピナは女奴隷から薬のボウルを取り、それをネロに手渡した。

  「ウー……」

  ネロは屈従たくない。でも御母上の命令が逆らいたら、どんな怖い結果に待ってて、彼女も知ってる。

  父王の結末を見ろよ、それは自分の覆車の戒めだ。

  仕方がなかったネロは鼻をかむ、苦くて辛い薬を飲む切り。

  苦い、熱い、辛い……

  死ぬより悪い。

  「よしよし、うちの娘やはり従順で利口だね、全世界第一な」アグリッピナの笑は温度なし「君が今晩の主人であるのだ、遅刻と失礼は絶対許せない。だがら早速準備しなさい」

  「はい……」

  ココロの中で、すっごく気無(きな)しでも、ネロもアグリッピナの前で見せて。母上の命令を順従する以外の事は、まったくできない。

  

  夜入りに、ローマ(七丘の城)全城は提灯をつるし色絹を飾る。喜色満面(きしょくまんめん)的な民衆は、四方八方から慶典の参加者がいっぱいがある。

  先皇クラウディウス一世の養女そして承認するの継承者であり、ネロ・クラウディウス皇女殿下は彼の帝位を継承すると、帝国の「第一公民(プリンケプス)」になります。

  帝位の継承を祝うために、元老院(Senatus)ローマ(七丘の城)市議会は全ての市民にペロポネソス半島産のワインと、ネロの肖像画刻まれた金貨を提供する。これは完全無料です。市民たちは奥古司都広場(アウグストゥスひろば)(※3)でフリーの美酒佳肴(びしゅかこう)を享受しだり、豪勢な皇室パレードと演劇を鑑賞します。多くの市民が山車を従って、大通りに沿ってカーニバルに参加する。

  即位式典が行われた皇宮タランシートウリアはよりも賑わい。客たちは軽歌美舞(けいこうびう)(※4)な宴会場で差しつ差されつ、酒を飲む。まったく歌と踊りの平和な光景ですな。

  でも、即位式典の主人であるネロ・クラウディウスは風に当たるために、露台まで行った。

  この時、皇太后アグリッピナは乾杯していた客に対応するのに忙しかった。人生自満な彼女は、ほとんど唇の角を閉じれない。自分の娘を世話するの可能性が全然ありえない。

  多分、アグリッピナは「娘が政治権力を掌握し、栄耀栄華を享受し棋子(キシ)である。死んだクラウディウス一世との違うありません」と思うでしょう。万人(ばんじん)(うえ)の権力と栄耀を享受すれば、ネロは何事もしなくでもいいです。

  涼しい夜風がネロの顔を優しく撫でる。最初は少し辛気な彼女が、どんどん落ち着いてきた。

  皇帝になりたくない。

  奥深く皇宮から抜け出し、太陽の下で自由に生きる。

   でも、それは多分無理でしょうね、あたしには。

  若い皇帝はちょっとため息をつく。

  「ハハハ……皇帝陛下の為に、乾杯!」

  身後の宴会場から、はっきりとした男性の大声を聞くことができる。

  この声の主人……確かブルースでしょうか。

  セクストゥス(Sextus)アフラニウス(Afranius)ブッルス(Burrus)ーーアグリッピナと元老院(Senatus)認めるの、禁衛軍(プラエトーリアーニー)の司令官である。

  「保護する」と言え……実は自分自身を監視することですか。

  ネロは彼を嫌いし、彼を信じできない。もし権力掌握すれば、彼を一目に解雇する。

  まぁぁ……これらは意義があるか。

  彼女はこの事から、どんどん西比拉(シビュラ)の予言を覚えた。

  あの自分の運命に変わり少女。

  汝は何処?

  早く、余のそばに来れてよ!

  ネロは素敵な星空を見上げ。

  でもあそこは群星(ぐんせい)以外、何も見えない。

  

  

  ※1、西比拉(シビュラ)(羅:Sibylla)とは、古代ギリシア語が「女性預言者」と意味である。聖地で予言するの神託者たちに一般的な呼称です。また、全部の「女の占い師」の意味も含む。

  クーマエの西比拉(シビュラ)が最後のローマ王Lucius Tarquinius Superbusに、9巻本の託宣を高い価格で売ろうと持ちかけた。タルクィニウスが断ると、彼女は3巻分を焼き捨てて残りを再び同じ価格で売ると言い出した。それも断られると彼女はさらに3巻分を焼き、残りを同じ価格で売ると言った。

  最後に、王はその提案を受け入れ3巻分を言い値で買い取った。

  ※2、里拉(リラ)(羅:Lyra)は、古代ギリシアの撥弦楽器である。一般的には5−8弦であり。でも15弦ぐらい特別の存在があります。

  ※3、アウグストゥスのフォルム(羅:Forum Augustum)は、ユリウス暦42年で造られた公共広場。帝国議事広場(ていこくぎじひろば)(皇帝たちのフォルム)の一部である。

  ここで、「奥古司都広場(アウグストゥスひろば)」は「アウグストゥスのフォルム」の意訳形です。

  ※4、「軽快な音楽に合わせて優美に舞う」の意味です。

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