シルクスクリーン
さてさて、今日はシルクスクリーンに挑戦しようと思います。
「あんた凄い色々染めたわね。この紺とか私好きよ。
植物だけでこんなに色々出来るのね~、羨ましい魔力だわ」
「そう言えば、ダリウス様は魔力は使えるんですか?」
「少しだけね~、熱と風とでいいアイロンになるのよ~。まぁ靴作りには使えるわね」
「それは素晴らしいですね!アイロンかけるのめんどくさいんで羨ましいです!ふふふ
あ、よかったら今日はその魔力で手伝ってください!」
ふっふっふ、素晴らしいアイロンにスチームにドライヤーゲットですね!今後細かくてアイロンかけにくい場所はお願い出来ますね!
「さて、チャールズ様、アルミが軽くていいかな?四角い枠を作って欲しいんですけど……そうですね、刺繍枠みたいな感じがピシッとなっていいかな~」
「今日は簡単でよかった。何が出来るんだ?」
「ふふふ、秘密です。とりあえず6個お願いします。サイズは30cm×45cm位でお願いします」
小さいけど1mしかシルクが無いので仕方無いです。今後もっと大きな面積をプリントしたいけど、毎回シルクを買うのは無理ですね……綿じゃ弱いし、化学繊維は作れませんね。
何か代用できればいいんですけど……
「チャールズ様、錆びにくくて安くてそこそこ強度のある金属で、このシルクの生地のようなものが出来ませんか?」
「う~ん……とりあえずステンレスで作ってみるか……」
おお、凄いです!凄く繊細な網戸って感じです。これなら行けるんじゃないでしょうか?とりあえずこれも試してみなきゃですね!
とりあえず先にシルクから行きましょう。インクを通さない部分を何にするかずいぶん悩んだんです。
インクを通さずそこそこ強度があって自分で作れるものと考えたら、もう樹脂しか浮かばなくて……とりあえず樹脂でしてみます。
まずは白い部分を作ります。魔力で他の部分を樹脂で固めます。次は黄色で、その次は黄緑、緑、薄いピンク、ピンクの6枚で行きたいと思います。
とりあえず生成の生地にプリントしましょうか。
インクも悩んだんですけど、お父様の保存魔法で水性でも大丈夫かなと思い、一応キューピーに聞いたアクリル絵の具の天然樹脂版を作ってそれですることにしました。
顔料に色々混ぜたんですけど、その辺は何やらキューピーが難しい説明をしていてあまり覚えていないので、深く突っ込まないでください。えへへ
よし、ヘラもゴムで作ったので製作開始ですね。まず白をすいーっと塗って、こんな感じかな?
「ダリウス様、温風で乾かしてください」
ふふふ、何て使える能力なんでしょう!
インクが固まって詰まったら面倒なんで、板はすぐ洗わなきゃですね。あぁ、もう一人クリーンを使える人がいれば……
その行程を順番に色を変えて繰り返すと、段々ピンクのブーケ柄になってきました。
おおお~、完成です!完璧!ふふふふふふふ、これは行けますね!凄いです!あぁ~、でも1つの柄でも構な枚数要りますね……これは保管も大変だし、作業事態も結構大変。魔力でプリント出来ちゃえばいいのに。
「何これ素敵!これ消えないの?」
「ダリウス様、お父様に保存魔法をかけてもらえば大丈夫だと思います。洗濯しても取れないインクがあれば、お父様がいなくても大丈夫なんですけどね……とりあえずその辺はおいおいと言うことで、暫くはお父様に頼る感じですね~」
「成る程ね……私のデザインでも出来るかしら?」
「もちろんです!デザイン画を描いていただければ作れます!あ、でもあまり複雑なものは色も多くて枚数も増えちゃうんで、ほどほどな感じでお願いします。ふふふ」




