ファスナー
ふぅ、昨日はいい目の保養になりましたね~。お店の事も決め終わったので、翌日さっそく子爵家へ向かいます。
ええ、勿論馬車ではハンナとチャールズ様と3人と思いきやダリウス様も入れて4人です。
でも疲れているのか寝ちゃってますけどね。
気分転換にと執事の写真を取り出してみますが、何でしょう?一昨日までのようにときめか無くなってしまいました……
昨日執事以上のイケメンを見てしまったからでしょうか?はぁ……
「ベラ大丈夫?何だか昨日からため息が多くて変よ?調子が悪いの?」
「そうかな?体調は大丈夫よ、ありがとう……店舗の事を色々決めて、休暇が終わるといよいよだと思うとちょっと緊張してるのかもしれない。
上手くいけば、あと4ヶ月よ……王兄様の計画の一部に入っているから、きっと大丈夫だとは思うんだけどね」
大丈夫よとハンナが抱き締めてくれます。チャールズ様も肩に手を置いて慰めてくれているようです。ピンクのオーラでウザいと思ってごめんね。
何だかんだとこき使いまくっているのに、親戚はみんな私に優しいんですよね……前世ではあまり親戚付き合いの多い方ではなかったので、何だかくすぐったいです。
私もみんなを大事にしなきゃですね……
さてさて、落ち着いたところでまたピンクなオーラになってきたので、私も寝ましょうか!
今回も長かったけど子爵家へ無事到着です。ダリウス様が起きている間はダリウス様と楽しいデザイントークが出来たんで、まぁ前回よりはましでしたけどね!
夕方になったので、今日はゆっくりして明日から頑張りましょう。久々にアリスちゃんにも会いたいな。
おはようございます。さて、今日はシルクスクリーンと行きたいところですが、まずはチャールズ様にミシンとファスナーを作って貰いましょう!
ダリウス様も興味津々ですね。まずはファスナーからお願いします。
素材ですか?普通何なんでしょうね?うーん……ドレスに使うならアレルギーの少ないチタンとかステンレスはどうですか?と言うか樹脂でも出来そうな気がしてきましたが、強度が微妙なのでやっぱり金属がいいかな?
でもコンシールファスナーなんかは金属じゃなかったですよね……とりあえず金属で試しに作って貰いましょう。
土台の布は公爵家で作った木綿を細く織って作ってみたので、これにお願いします!
ふおおー!ファスナーの完成です!凄い凄い!無駄に開けたり閉めたりしてしまいます。あ、ダリウス様に奪われました……
「これ、いいわね……ブーツのボタンの代わりに使えそうね。これなら簡単に脱げそうだわ」
「ふふふ、そうなんです!ブーツにも最適ですよね!あと男性ならズボンのボタンの代わりにもいいですよ!女性はドレスの背中のボタンの代わりになるんで、今までよりずっと簡単に脱ぎ着出来るようになります!
他にもハンドバッグ何かにも使えますよね!あぁ楽しみですね、何から作りましょうか!」
ってダリウス様、さっそく靴のデザインですか。凄い勢いですね……もう私の声聞こえてなさそうですね。さてと、次はミシンですね!楽しみです!
「チャールズ様、次は大物ですがこれをお願いします!」
「何だこれ、凄いな……確かに大物だな~、ちょっと材料が多いから色々混ぜて作るってみるよ。丈夫ならいいんだろう?
とりあえず鉄を中心に色々混ぜて作ってみるか。分解していいか?この台はどうする?」
「板の部分はこの木をそのまま使って大丈夫です。でも脚は金属がいいです。黒がいいな~なんて」
「わかった、やってみる。こんな小さなネジまであるんだな。書きながら解体するからちょっと時間かかるし別のことでもしててくれ」
なるほど、確かに時間かかりそうですね。私は魔力でよくわからないうちに組み立てちゃってたんで失念してました。
大変と思いますが、量産出来ればいい商売になるので頑張ってください!




