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靴下

「えっと、見ていただいていた通り、全て魔力で行いましたので1円もかかっていません。

 魔力が消費した位ですね……あとは色や柄をつけるとどうなるかと言う所です。ふふふ、だから売れたら丸儲けと言うわけですね!量産しましょう!

 おじ様、今回の休暇で頑張って作るので、先に売っていてくださいますか?それともお店を開店してからの方がいいでしょうか?」


「ふむ……とりあえず色や柄をつけて貴族から広めていくか?いや、待てよ……無地のまま騎士団に売り込みに行くのも悪くないな。

 どこから攻めるか……そうだな、やはり貴族から行くか。手編みシルクの高級品とは素材が違うが、その分だいぶ安くで売れるからな。

 今まで手編みに手を出せなかった貴族がこぞって買うぞ。


 いずれ平民向けに店に置くとしたら、金額もそこまで上げれないな……まぁ平民向けは無地や単純な柄くらいにして、貴族向けは凝ったデザインや女性用にはレースやリボンをつけるといいんじゃないか?

 出始めでどこの店にもまだ置いていないと言うことで、1足5万って所だな。店を開けて平民向けには5千円って所でどうだ?安すぎるか?おそらく平民はこれ以上あげると買わんだろうからな」


「いえ、十分ですよ。色も草木染めで出来たら魔力で出来そうなんで、おそらく予算もかからないと思います。

 柄はどうしたらいいのかキューピーに相談してみますね。簡単に出来ればいいのですが。

 はい、おじ様とおば様の分が出来ました。後で試してみてください」


「ちょっと!私のとデザインが違うんじゃない?私の真っ直ぐだったのに、こっちはちゃんと曲がって踵部分があるわ!」


「すみません。最初の試作品だったもので……また明日作りますから、今日はそれでいいですよね?それも履きやすいでしょう?」


 渋々?納得してくれました。何だかんだで新しい靴下を気に入っているようです。

 ごわつかない分靴が大きく感じるから中敷き敷かなきゃかしら?とかクリエーターモードに突入したようです。


「あ、ダリウス様、私今回試したいことがあるんです。子爵家へ戻ったら手伝ってくださいませんか?何をするかはお楽しみにと言うことで」


 ふふふ、そうですシルクスクリーンで生地にプリントするんです。明日内装屋さんに行くついでに良さげなシルク生地を探さなきゃですね。

 さて、明日に向けて晩御飯を食べて今日はゆっくり休みましょう。


 晩餐の席でようやくチャールズ様にお会いしました。自分も靴下が欲しいと言われましたが、あの場に居なかったのですからお預けです。

 あ、でもミシンを作って貰わなくちゃいけないんでしたね。


「明日もう少し試作を作りますから、完成品をお渡ししますね。

 それはそうとチャールズ様、作って欲しいものがあるのですが……ちょっと大物ですけど大丈夫ですか?」


「いいけど、どんなの?」


「ミシンと言って、布を縫うものです。後で見本をお見せしますね。その通りに金属で作って欲しいんです。手で縫うより早く綺麗に縫えるんですよ!」


 完成したらきっとビックリしますね!よく考えたら糸も作らなきゃですね。まぁ今日の要領で普通に出来そうですね。糸を巻く土台部分は木で作ればいいですよね。

 ボビンはチャールズ様にお願いしましょう。

 あとファスナーも作って貰わなきゃですね……ふふふ、今回はチャールズ様をこき使い過ぎですけど、どうせハンナとイチャイチャしているだけでしょうから問題無いですね。

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