今後の方針
とりあえず現段階では学校の事については動けないので、オズワルド様が国王になるまでお預けとなりました。その時は私の案も色々参考にしてくれるそうです。
今後の方針としては、まずオズワルド様の魔力で各地の問題を改善しつつ、貴族に味方を増やす。
ナルシストに腰巾着を付けて、バカな行動を増長させ国民に愛想を尽かさせ、婚約破棄を誘導する。
卒業後すぐの結婚予定なので、大体の地盤固めの済む1年後位から卒業までの間に陛下を海外の式典に参加させ、婚約破棄しやすいタイミングを作る。
陛下が海外にいる隙に理不尽な婚約破棄騒動を一気に国内に広め、国民の反王室感情を煽り、一気にカタを付ける!
と言う事でまとまりました。その日までは何事も無いようにいつも通り過ごしている様言われました。
その日が来たら好きにしていいそうです。お父様も娘だけを国外追放にさせる気は無いので、自分も爵位を返上してついて行きますとはっきり宣言してくださり、渋々ではありましたが納得して下さいました。
ただし、引き継ぎだけはきちんと済ませてから行くようにとの事です。まぁ社会人として常識ですよね。
私は関係無いので巻き込まれる前にお父様を置いて、さっさととんずらする事にしますけどね。うふふ
そろそろお開きと言うことで、玄関先までお見送りです。
あ、そうだった、せっかくなのでお土産に麦茶でも作りましょう。メイドに何か入れ物を持って来るようにお願いして、さっそく玄関横の植え込みの辺りで作ってみます。
キューピー、お願い。ふむ、こんな感じかな?普通に茶葉を想像してましたけど、麦茶なだけに麦なんですね!当たり前か!
入れ方のメモも付けてオズワルド様にお渡しします。
「オズワルド様、これは麦茶と言うお茶です。カフェインが入っていないので、妊娠中や授乳期に飲んでも大丈夫なんですよ。奥様に渡してください。
紅茶とは風味が違うので、最初は慣れないかもしれませんが、慣れると美味しいですよ」
「ありがとう。緑の魔力は初めて見たけど、凄いんだな。今まで隠していたのか?確か蕾を開かせるくらいだと認識していたんだが……」
「すみません、バレると色々面倒そうなんで隠していました。
まぁ私もまだ妖精に聞きながら探り探りで何が出来るのか試している状態ですけどね。
ハルマン王国へ行っても、私はオズワルド様の味方なので何か私の力で役に立てることがあったら言ってくださいね」
とは言っても、チェーチル王国は実り豊かな国なので私に出来ることはあまり無いと思いますけどね……
将来この国がどう変わったか見に来るのが楽しみですね。王兄様も恐いですが国民の事を考えてくれるいい方なんで、きっと素敵な国になるんでしょうね。
「生きた心地がしなかったわ……ベラ、貴女危う過ぎてヒヤヒヤしたじゃない!あぁ……もうダメ、先に休むわ……」
お母様、居たんですね!
あまりに静かなんで忘れていました。
でも本当、お母様の言う通り生きた心地がしませんでしたね……私も疲れました。
とりあえず今後の方針が決まったので、王兄様を信じて言われた通り今までと何も変わり無く大人しく地味に過ごすことにしましょう。
さっそく明日にでもハンナやハルマン王国の面々に知らせなきゃですね。
あれ?でも極秘って言ってましたね……まぁ信頼のおける親戚だけだからきっと大丈夫ですね。




