最強の味方?
王兄様の言葉の続きが怖くて、思わず言葉を被せてしまいました。でも本当に怖かったんです!
何か目が一瞬ギラリと光ったんです!本当なんです!
私、やり過ぎました?消されますか?あのアホな陛下やナルシストより断然現実味があって怖いんですけど……
「なるほどな。確かに今まで婚約者として城で王妃教育を受けているのを見てきたが、人形のように感情の乏しい意思の弱い令嬢だと思っていた。
まさに能ある鷹は爪隠すと言うやつか……
ふむ、そうか……イザベラ嬢の様な人材を国外へ出すのはいささか惜しい気もするが、存在が大き過ぎてオズワルドの影が薄くなっても困るしな。
……いいだろう、婚約破棄のち国外追放となるよう手助けしよう。誰かあのバカに腰巾着でも着けて、そうなるよう誘導させればよい。
この理不尽な婚約破棄を切っ掛けに貴族連中を動かし、一気にオズワルドを国王へ押し上げようではないか」
よ、よかったです~。何だか最強の味方が出来たようです!まぁ利用されているだけのような気もしますが、国外追放にさえなれば私は他に何も望みませんので!
「イザベラ嬢……本当にありがとう。君のおかげで今後の見通しが立ったよ。
俺は自分のやるべき事をしっかりこなし、この国が豊かになるように、国民が皆幸せになれるようにいい国王になってみせる!
イザベラ嬢、お互いやりたいことを成し遂げるために頑張ろうな!」
「はい、ありがとうございます!オズワルド様ならきっといい国王になれます!
ハルマン王国の道路も是非整備しに来てくださいね!宰相のサイラスおじ様にも伝えておきますので!」
ふふふ、これで子爵家へ行く時も快適になりますね。あとはタイヤがあれば完璧ですね!
「ああそうだ、よかったらアイスを召し上がりませんか?」
「イザベラ……自分が食べたいだけだろう?」
う、さすがお父様ですね!だって精神的にも疲れたので甘いものが食べたいんですもの……
アイスにチョコにポテトチップスをデザートに出して貰いました。ほら、皆様喜んでるじゃないですか!
ご家族にお土産に欲しいんですか?いいですけど、アイスは溶けるので後日お母様にお茶会でもして頂いて、その時お出ししますね。
「あ、オズワルド様、赤ちゃんにチョコはダメですからね。奥様も母乳でしたら少しだけにするように伝えてください」
「子供にはまだダメなのか……こんなに甘くて美味しいし、噛まずに食べられるのに残念だ」
「甘過ぎるしカフェインも入ってますので……あ、奥様母乳でしたらお茶も飲み過ぎないようにお伝えくださいね。カフェインの取り過ぎは母乳に影響しますから。
お水やフレッシュジュースなどをメインにしてください。そうだ、もしかしたら私の魔力でカフェインレスのお茶が作れないかしら……?
あっと、すみませんとりあえずチョコはもう少し大きくなったらいくらでも食べられますから、今はまだ我慢してくださいね。
代わりにと言っては何ですが、女の子なのでこの絵本をよかったらどうぞ。今ハルマン王国ですごく流行ってるんですよ。しかも平民でも気軽に買えるくらい安いんです!」
まぁ私が作ったんですけどね。何冊か貰ってきたんです。
それにしても、カフェインレスのお茶かぁ……我ながらいい思い付きです。日本では普通に妊婦さんや母乳をあげている間はカフェインをあまり取らないのが常識でしたよね……理由は覚えていませんが、何か影響があるんでしょうね。
ルイボスティー?とか麦茶とかを友人が飲んでいた気がします。後でキューピーに聞いてみて作ってみましょうか。
「これは、絵がたくさんで子供が喜びそうだな!でもまだ汚してしまうから、もう少し大きくなってからがいいだろうか?」
「大丈夫ですよ、その本もお父様の魔力で保存してますので汚れても布で拭いたら元通りですよ。
そうそう、ハルマン王国では平民も皆文字と歴史と簡単な計算は習うんだそうですよ。6~10歳の間に2年間近くの教会で習わなきゃいけないそうです。
すごく良いですよね。字が読めて計算が出来れば、騙されることも誤魔化されることも無くなりますよね。
悪どく私腹を肥やしていた者は誤魔化しが出来なくなり、今まで騙されていた者達は騙されることが無くなるので、貧富の差が減って住みやすい国になると思います。
他の国はどうなんでしょうね?商売が軌道に乗ったら色んな国を見て回って、色々な文化を勉強するのも楽しそうですよね。っとすみません、また関係の無い話を……」




