自白★
残酷な方のR15です。
工場の中では20人くらいの女性が働いていました。みんな痩せていて顔色が悪いですね……ちゃんと食べれていないようです。どのくらいの時間を働かさせられているのか、くまも酷いみたいです。
強面の監視員が女性達にもっと急げだの休むなだの怒鳴り散らしています……ドアも開くのは1ヶ所だけで、窓も格子がはめ込まれているので、逃げ出すことは出来ないようですね。
キャロルより小さい子も働いているようですね……
最悪の工場だと言うことがわかりました。夜また皆さんが帰る頃に来てみましょう。
次は木材加工の工場です。ここでは痩せ細った男性達が働いています。ここにも強面の監視員がいて、気分で暴力も振るっているようですね……足枷を付けられて逃げられないようにしているようです。
室内の空気も悪そうですね……とりあえずここもまた夜来ましょう。この2つの工場の人達を救出するのは決定として、他にもいないか調べなきゃですね。
コックス子爵のお屋敷の近くで見ていると、お使いに行く所なのか、30歳位のメイドさんが出てきました。
彼女を追って貰い、見た目チャラ男の自白さんに声をかけて貰います。一見ナンパに見えますが、自白させると言う恐ろしい行為ですからね。怖い怖い。
彼女の話によりますと、以前からお屋敷に勤めているクリーンメイドさんだそうです。
結婚適齢期をとうに過ぎても、前コックス子爵ファミリーが大好きだったので、一生勤める気でいたそうです。
ですが前コックス子爵夫妻が急に亡くなられて、娘さんも工場の方に無理矢理追い出されて、もう辞めようかと思っていたそうですが辞められない事情が出来たそうです……
ある日妊娠した綺麗な女性とその夫が無理矢理連れて来られて、現コックス子爵に夫の目の前で手籠めにされたそうです。
暴れる夫は執事や護衛騎士に殴られた様で、酷い怪我だったみたいです。
それからも毎晩同じことが繰り返され、ついに産み月より早いけど、妊婦さんに陣痛が来て、難産の末元気な女の子が産まれたそうです。
これでまた今夜から抱けるなと言うコックス子爵に、とてもじゃないけど難産で衰弱しているので死んでしまいます!と必死に訴え、何とか一月は守れたようですが、その間に別の夫婦が連れて来られて同じことをされてしまったそうです。
その後も2組増え、今では4組の夫婦が囚われているのだとか……
女性は抱き心地が悪くなると言うことで食事はきちんと与えられて、残せば殴られるので残さず食べているので健康に問題は無いそうです。
ただ、皆さん精神的にはダメージが酷いようで、日に日に目から光が無くなっているようです……
夫達の方は酷いもので、死なない程度に残飯を与えられてはいますが、怪我が治らないうちにまた怪我をさせられ、全身ボロボロで起き上がることも出来ないそうです。
もちろんトイレにもお風呂にも入れず、劣悪な環境ですが3日に1回牢番が適当に掃除するだけでとてもじゃないけど人が住める環境ではないようです。
彼女は寝室に夫を連れて行くときに、あまりに汚いとコックス子爵が嫌がるので、その時だけ連れて行かれる人にクリーンをかけるのが仕事だそうです。
本当は部屋や他の人にも毎日クリーンをかけたいのですが、魔力がそこまで強くないので出来ないんだと泣いてしまいました……




