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商品開発 その2

 さっそく翌日チャールズ様に蝶を作ってもらいます。

 夜のうちにデザイン画を描いていたので早かったです。

 そこにおじ様がストックしている宝石の小粒な物をお借りして、色を決めていきます。

 宝石の色に合わせて花の色や種類も変える予定です。


 宝石はルビー、エメラルド、サファイア、トパーズ、トルマリン、アクアマリン、アメジスト等どれも可愛く悩みましたが、その部分は私がいなくても出来るので、買った人の好み又は瞳の色の石にしたらどうでしょうかと提案したところ、大賛成をいただきました。

 花も、どの色にも合うように用意しておき、宝石を決定後に宝石に合わせた物を飾ることになりました。


 宝石によって金額も変わるそうですが、もちろん宝石と金属の分は子爵家の取り分になります。

 でも、原価だけで残りの限定を売り文句に上乗せした分は丸々くださるそうです。

 本当におじ様が神に見えてきました。拝んどこう。


 ハンナには貴族用のガラスの靴と同じものを5つ作って貰い、チャールズ様に細い金のレースをガラスのレースに沿わせて作って貰いました。

 これだけでも最高に可愛いです!

 見本用に花を飾り、試しにハンナの瞳に合わせてアクアマリンで飾った蝶をとまらせてみたらもう悶絶ものの可愛さです!


 それと昨日提案された掌サイズの平民向けのシンプルなデザインの物を作り、おじ様に見せに行きます。

 おじ様も想像以上の出来だったらしく、おば様とクラリスお姉様に至っては自分も絶対欲しいから作ってくれと懇願されました。何とかひと安心です。


 とりあえず今ある残りの材料で、平民7:貴族3の割合でハンナに滞在中に頑張って作ってもらうことにします。

 特に貴族用の繊細な物は、魔力をかなり消費するのでキツいと思いますが、休み休み頑張って貰いましょう。

 私もぼちぼちお花の加工を頑張ります。


 さて、明後日印刷屋さんに行くまでに時間があるので、おじ様に土地をお借りしてゴムの木を作ってみることにしました。

 ハンナはチャールズ様と一緒にアトリエで作業してもらうのでお留守番です。


 おじ様の従者のカイルおじさんに案内して貰い、馬で10分ほどの距離にある野原にやって来ました。

 キューピーを呼び、さっそくゴムの木を作ってみます。

 お米同様何もない所から普通に生えてきました。チート最高です。

 数年分成長を進め、ゴムの樹液を魔法で採集し、持ってきた壺に入れます。

 ここからどうするんでしょう?

 キューピーに聞くと、何やら硫黄がいるそうです。とりあえず持って帰って硫黄が手に入らないかおじ様に聞いてみることにしましょう。

 ふふふ、パンツに靴の裏敷き楽しみです。


 髪ゴムも欲しいのですが、あのまわりの黒い部分はどうなっているのでしょうか?ポリかナイロンか、何か化学繊維っぽいですよね。

 さすがに作れ無さそうです。確かくっつかない小さい輪ゴムみたいなのもナイロンだったように思います。

 普通の輪ゴムで髪を結ぶと、絡まって絡まって大変なんですよね~……シュシュだったら布でくるむので出来そうですね。

 ハンナかチャールズ様にチャームを作って貰ってもきっと可愛いですね。

 ふむ、案外流行るかもしれませんね。商品候補に入れときます。


 子爵家に戻り、おじ様に硫黄を入手できないか聞いたところすぐに入手出来るとの事で楽しみです。

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