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結婚の条件

 マチルダとテッドさんが来ました。何事か全く分からず困惑していますね。とりあえず皆さんに紹介して、皆さんを紹介した所で本題に入りましょう。


「えっと、とりあえずテッドさん……フィリスが貴方と結婚すると言ってご両親に許可を求めているんですけど……テッドさんはご存知ですか?」


「は?え?いや、フィリスの事は好きですけど……そうですね、出来ることなら結婚したいです!」


「なるほど……2人とも魔力が強いから私やルイみたいな感じなのかな?たぶん運命の番みたいな感じなんですよね。

 なのでおそらくテッドさんと結婚するか生涯独身かしか、魔力が受け付けないんだと思います。

 そうは言っても元男爵家3男と伯爵令嬢じゃ身分が違い過ぎますよね……」


「ううむ……私も魔力が強いからか、妻には運命を感じたので無下にも出来んが……そうだな……だがさすがに平民に嫁がせるわけには行かんしなぁ。

 しかし、確かに彼を逃したら、今後フィリスがまともな結婚を出来るとも思えんなぁ……どうしたもんか」


「ま~別に反対されてもここでのんびり2人で暮らすしどっちでもいいよ~」


 フィリスが言うと冗談に聞こえませんよね。まぁ恐らく本気なんでしょうけどね……テッドさんが魔法騎士団に入るのが1番早いと思いますが、妹達を取るかフィリスを取るかの究極の選択を強いてしますしね~。

 フィリスもここで楽しそうに生きているから、あまり王都へ戻したくもありませんよね……難しい問題ですね……


「ふぉっふぉっふぉ、久しぶりじゃの~。フィリスちゃんはうちで面倒見るから連れて帰らないでおくれよ~。

 わしらの護衛をしてくれとるんじゃ。そこのテッドも魔力が強いようだし、騎士団に所属させてわしらの護衛にあたって貰ったらどうだ?

 新しく優秀な弟子を2人取ったんだが、1人はまだ子供さね。今後の為にも必要じゃと思うでな~。

 爵位が必要ならわしらの爵位を何かやればいい。腐るほどあるから好きなのを選べばいいべ~。ふぉっふぉっふぉ」


「「なっ!先生方、こちらにいらっしゃったんですか!?」」


 あ、そう言えば行方不明のレジェンドって鑑定にありましたね……と言うかポスターにも載ってたんですけど、我が子の事で頭がいっぱいで見えていなかったんですかね?


「むむ……わかりました、では先生達に甘えさせていただいて、爵位をどれか頂いてテッド君は魔法騎士団に所属と言うことで護衛に当たらせていただきましょう」


「結婚を認めていただけるんですね!ありがとうございます!」


「まぁ待て!2人には条件がある!フィリスが去年逃げ出したデビュタントに今年こそちゃんと出ればの話だ!

 エスコートはテッド君、婚約者なのだから君がするように。君等の父上が王宮の舞踏会に出ている姿は見たことがないので、まぁ大丈夫だろう。

 もしいても私が君に見えないように幻影をかけてやるから安心しろ。もし揃ってデビュタントに来なければ、結婚は無しだ!」


「そんな~、あんなドレス着たくない!この前のベラの作ったドレスだったら出る」


「あ、あのねフィリス……あれはシルクじゃないから、着るなら中のドレスをシルクに作り替えなきゃいけないわ。

 外のドレスはフィリスが魔力で作ったものだから素敵だと思うけど……他の子と随分違うから、ちょっと目立つと思うけど大丈夫?

 あとはそうね……華やかさを出す為に、少しビーズをつけた方がいいかもしれないわね。ティアラはどんな感じなの?」


「あんなティアラ大嫌い」

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