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ローブ

 さてと、とりあえずフィリスには薄手のローブを作るとして、これからどうしましょうか?あまり人と関わるのが好きではないみたいですね……

 ですが1人で生活できるとも思えないのは何故でしょうか……王都ではどうしていたのでしょう?

 魔法騎士団の寮にいたんですね。女子アパートに住めるかな?無理そう?そうですよね……う~ん、何てめんどくさい人材を送り込んで来たんだ団長め!あぁそうか、めんどくさいからこそ送り込んで来たんですね……

 でもこの魔力で作った糸と布は魅力的なんで、送り返す気はありませんけどね。このお屋敷に住むしかないのかな?

 え?嫌だ?森の中で1人で住みたい?ちょっとそう言うのは自活出来るようになってから言って貰えませんか?

 料理に掃除に洗濯、出来るんですか?食材の買い出しは?ね、無理でしょう?もう、わがまま言わないの!


 でも無理させても可哀想ですよね……とりあえずお屋敷の従業員の部屋に住んで貰いましょう。食事は従業員食堂で食べてください。

 1人分端の席に置いていて貰うんで、好きな時間にどうぞ。

 まぁクリーンメイドさんと料理長しかいませんけどね。食事はベンソン子爵も従業員食堂で食べていますが、昼にマチルダが増えるくらいですもんね。

 クリーンメイドさんや料理長さんは私達の食事が終わってからなんで、時間がみんなバラバラだけど大丈夫かな?

 どんなにずらしても誰かがいるような……まぁ大丈夫でしょう。


 とりあえず布作りとお屋敷の警備をして貰いましょう。先生の所に元男爵家妹ちゃんがいますもんね。

 とにかく非常時にはお医者さんが一番大事なので、先生達を中心に警備をして貰うことにしましょう。

 そうだ、妹ちゃんの送り迎えもすれば元男爵家兄弟に会う機会も増えますよ?まぁ、お兄ちゃん達が帰りに迎えに来るんですけど、一緒に家まで護衛していけばそのうち打ち解けて魔法騎士団に……なんて上手くは行かないかな。

 彼女の魔力は魅力的なのでずっといて貰いたいですけど、せっかく元男爵家兄弟には強い魔力があるんでエリートへの道を歩んで欲しいんですよね……キャロルちゃんも王宮でだって働けるほどの魔力ですしね……こんな僻地にいるにはみんな惜しいですよね。

 本当、毒親やDV旦那なんか滅びてしまえばいいのに!


 さて、ローブですがどうしましょうか……今は下に服を着て前で止めるものですが……黒い服に黒いズボンに黒いローブって、本当暑苦しいですね!見てるだけで暑くなります。

 とりあえずダボッとしてるんだし、1つだけボタンをつけてかぶりでいいんじゃないでしょうか?

 ダボッとしたフード付きワンピースみたいな……これなら見えないんで中はキャミか何かで全く問題無いですよね。

 下はやっぱりズボンいるのかな?無いと落ち着かない?ならローブを少し短めに膝くらいの丈にして、ウエストゴムの麻のガウチョでどうでしょう?これならいい?よかったです。

 黒は暑いから白やベージュじゃダメなんですか?嫌だ?そうですか……


 あ、でもどう考えても動きにくいですよね……やっぱり裾を足首までにして、中は短パンにニーハイでどうでしょう?それなら動いても靴下しか見えないし……靴もそんな革のブーツ暑いですよね!ハイカットのスニーカーなんてどうでしょう?

 え?そんな破廉恥な格好出来るかー!って怒ってますね、残念。どうせ見えないのに……

 じゃぁやっぱり最初の予定通りな感じで、ズボンの裾を絞りましょう。それなら涼しいまま動きやすいですよねきっと。

 ローブは今みたいに前で重ねてウエストで結んだ方が着脱しやすいのかな?え?脱ぐこと無いから最初のがいい?以外と拘りが多いですね。まぁ本人が着やすい方がいいので言ってくれた方が有り難いですけどね。

 では、かぶりでダボッとした膝までのローブにダボッとした足首で絞るズボンを合わせる感じで決定と言うことで、明日作りますね。

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