表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
179/223

魔法騎士

「えっと~、とりあえず騎士団には行かなくていいわ。

 魔法騎士団と言うことは、魔力が強いんですよね?どんな魔力が使えるんですか?」


「大したこと無いんです……こんな感じで糸を出せるだけなんです」


 おお~、スパイダーマンみたいですね!全部の指から出るんですね!蜘蛛の糸みたいにやっぱりベタベタなのかな?

 あれ?想像と違ってツルッとしていますね……引っ張ると少し伸びるんですね。これは……いいですね!


「これは布みたいに織ったり出来ますか?」


「え?それはちょっしたことがないんですけど……こうかな?あれ?うーん……難しいですね……」


「なるほど……では糸の芯に巻き付けることはどうですか?」


 あ、これは簡単に出来るんですね!レジロンみたいに伸びる糸ゲットですね!ふふふふふ

 レジロンは確かナイロンだったかな?これで生地を作ったらどうなるのか気になりますね!新素材ですよね!

 しかも強度がかなりありますね。色も着けたいけど、染めれるのかな?とりあえず外に連れ出して、糸の束を作って貰います。

 これを草木染めでブルーベリーにしてみましょう。出来るかな~?う~ん……よし、これでどうでしょう?おお、凄いです!綺麗に染まりましたね!

 これを布にしたいんだけど、機織り機が要りますね……魔力で編めたら楽なんですけどね~、残念です。


「あのね、あのね、たぶんこうするんだよ?」


 ん?あらら、新しい妖精ちゃんの登場ですね!可愛い!幼児キャラなんですね!男の子かな?

 やっぱりフィリスは魔法騎士団なだけあって、魔力が強いから妖精ちゃんもいるんですね!

 あれ?何だかフィリスの様子が……?


「え?え?えええええー!?妖精?妖精なのこれ?」


 もしかしてはじめましてだったのかな?あ、怖がって逃げちゃいましたね……また来てくれるといいのですが……


「落ち着いて、怖がって逃げちゃうから。それで、イメージは伝わってきたの?」


 まぁもう逃げちゃいましたけどね。イメージは先に伝えていた様ですが、どうだったのかな?わくわく

 お、おお、おおおおお~!凄い!凄いです!あっと言う間に布になりました!

 光沢があって綺麗ですね!少し伸縮もするんですね!撥水するんですね。風も通さない様ですね。

 う~ん、光沢があって綺麗ですが、ドレスには向かなそうですね……撥水するなら傘とかレインコートでしょうか?

 もう少し細くしてオーガンジーにしたらドレスにも良さそうですね。

 色々使い道がありそうなので、ちょっと考えてみることにしましょう。


 それよりも、妖精にビックリしたのかフードを脱いで辺りをキョロキョロしているフィリスは……まさに妖精ですね!

 何ですかあの美貌は!これは絶対騎士団に近付けたらいけませんね!危険過ぎます!

 フードを深く被っていたのも納得ですね……きっと色々あったんでしょうね。え?単に人の視線が嫌だっただけ?そうですか。

 と言うかこの美貌を使ったら元男爵家兄弟も付いて行くんじゃないですか?まぁ、その前に騎士団脳筋辺りがまとわり付いてめんどくさそうですけどね。ふふふ

 ここでもずっとローブを着てるつもりですか?さすがに熱中症になってしまいますよ。

 薄手の麻で少しは涼しい物を作ってもいいですけど……せっかくの美貌を見れないなんて、何だか勿体無いですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ