衝撃事実
目論み通りみんなそれぞれはまって楽しんでいるようですが、お店をしている組から土日しか開かないんじゃ遊べないと苦情が出ました。まぁそうですよね……
じゃぁ月、木も開けましょう。え?他のみんなとも遊びたい?
う~ん……じゃぁ木曜だけ夜も8時まで開けときます?それならどうでしょう?大丈夫?よかったです。
美術館は5時まででいいですよね?大丈夫ですね、よかったです。正直忘れていました。ごめんなさい!言ってくれてよかったです!
さて、みんなどんな様子かな?ボウリングは中々盛り上がっているようですね。まっすぐ投げるのが難しいみたいで、それもまた面白いようです。
騎士さん達がムキになってダーツをしていてちょっと引かれていますね……そうじゃなくて、女性に教えてあげてくださいよ。
え?教えるほど上手くないから無理?もう、もっと気楽に遊んでください!真面目すぎです。こうやって力まずシュッて感じですよ。いえ、私は教えませんよ?はい、交代交代!待ってる人に譲ってください!
騎士なんだから、熱くなり過ぎずにちゃんと喧嘩とか無いか見ててくださいよ?
何故かうちの親戚がオセロに集まってますね~、貴族には体を動かすものよりこっちが人気なんでしょうか?
「違う違う、もうおっさん達だから動くのがキツいんだよ」
アレックス様……相変わらず思ったことがすぐ口に出るようですね……あ、サイラスおじ様に無理矢理相手をさせられています。おお、以外と強いですね!あ、サイラスおじ様が悔しそうです。ふふふ
チャールズ様がハンナにダーツを教えていますね。そう、あれですよあれ!騎士達しっかり目に焼き付けて!
みんな楽しそうでよかったですね……体育館では白熱していますね。でもさすがにガウチョは動きにくい様ですね。
ジャージ的な物を作ったら履いてくれるかな?男性は暑いしハーフパンツでもいいですよね。
ふ~、みんな楽しそうでよかったです。後は子爵に任せて帰ろうかな~、え?ルイダーツがしたいの?しておいで。疲れたんで先に帰りましょう。
部屋でまったり絵本の木版を作ろうかな。と思ったけど、ちょっと眠いので寝ますね。何だか最近眠くて眠くて。妊娠中だからでしょうか?
普通のお仕事の人は大変ですよね~、こんな眠いんじゃ仕事になりませんよね。すー……
「ん……ふぅ?……あ、ルイおかえり。楽しかった?」
「キツかった?気付かずごめん。最近よく眠そうにしてるけど、子供がいるとそうなるのかな?
なんか……ベラがいなくなりそうで時々怖くなる」
「あ~、それも悪阻の1種だから大丈夫だよ~。ベラはいなくならないから安心して~。僕が全力で守るから大丈夫だよ~」
あら、キューピーそんなに私の事を好きだったなんて知りませんでした。ふふふ、何となく面白そうだから一緒にいるだけだと思っていました。もう、可愛いやつめ!
「ん~?それもまぁあるけど~、ベラが死んじゃうと僕も消えちゃうしね~。もぐもぐもぐ」
な、なんだかお菓子を食べながらサラッと衝撃発言をしませんでしたか!?
え?妖精って名付けた人間が死ぬと消えるんですか?
「おや、このアホ面はどうやら知らなかったようですね。キューピー、ちゃんと説明しなかったんですか?
まぁ退屈で孤独に長く生きるよりも、短くとも仲間と一緒に刺激的な人生を自分達で選んだってだけなんで、勝手に責任感を感じないで頂けますか?
それに我々は珍しい部類なので、私もキューピーも長く生き過ぎているんです。
ここ数百年、少々生きることに飽きていたんでちょうどよかったんですよ。マリリンもそうですね。
アマリリスはそう珍しい存在でもないので、まだ我々の中では若い部類になります。
まぁあと数十年、貴方達といたら楽しそうなんで出てきてよかったですよ」
そうなんですね、ありがとうカゲヤマ……ん?数百年?え?この子達いったい何歳なんでしょうか……?




