表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
137/223

同期万歳

 お泊まり組のデビュタント同期の子達は、せっかくなんでゆっくり10日位滞在してもらうことになっています。

 滞在中に1度シンシア様主催のお茶会も予定されています。ふふふ、女子会楽しみですね。

 実家の方に顔を出すと、男爵令嬢ちゃんがいたので2人でお茶をすることになりました。


 色々話を聞くと、ジニーの家ほどでは無いようですがあまり裕福では無いみたいで、王都に来たついでにいい仕事はないかと探しているそうです!

 これは運命ですね!裁縫や刺繍も得意みたいですが、魔力はごくごく微弱な火しか使えないので、大きなお屋敷のメイドにはなれないそうです。

 なので今回伯爵家で雇って貰えないか聞きたかったそうです。


 でも、人は足りているのでお店の方にスカウトしました。

 住むところはとりあえず私が仮眠室に使っていたところを使ってもらって、おいおい探しましょう。

 え?ええ、もちろん畳は運び出していますし、段差も無くなってますよ。

 なのでベッドとテーブルと椅子を用意したら大丈夫そうです!

 料理も男爵家では自分達でしていたそうなんで、ジニーの負担がたいぶ減るんじゃないでしょうか。ふふふ、同期万歳ですね!


 他にも地元や知人に仕事を探している人がいるみたいなので、紹介して貰うことにしました!

 お店じゃないですよ、領地の方です!そろそろ本格的に街作りをしようと思って。

 でもまずは上下水道の完備なんですよね……建物はいくらでも建てれますが、その辺は難しいので。

 でも、過去の資料を見ても街があった形跡はないんですよね。でもあんな所にお屋敷だけあるのはおかしいので、街を作る予定だったんじゃないかなと思うんです。

 だったら上下水道が張り巡らされていてもおかしくは無いのかなと期待してるんですけどね~。


 今はとりあえずな感じのプリント工場にチョコレート工場も、ちゃんとしたものを建てたいし、製紙工場も作りたいです!

 製糸に染色まで手を出すとちょっと大変なんで、そこは染色までされた布を仕入れるようにしたいと思っています。

 あとは南国フルーツの果樹園に教会も要りますね。病院は簡易工場の出た後のお屋敷を使ったらよさそうですね。

 空いている部屋は宿屋として使ってもいいですよね。

 ミシンをもっと作ってもらって、縫製工場も出来るかな?

 とにかくまずは上下水道からですね!その形状で街の形が決まりますもんね!

 ふふふ、きっとチャールズ様の力でパイプなんかは楽勝ですよね!あ、錆びないようにお父様に保存もかけてもらわなきゃです!

 もう少し詳しい資料がいるので、近々王城図書館に行かなきゃです。確か5階に水道管連の資料がありましたよね?


 図書館にはいろんな地域の上下水道の配管図が載っている物がありました。フォーサイス領もあったので、詳しく見てみるとやっぱりお屋敷を中心に配管が整備されているようです。

 栓を外してパイプを繋げば大丈夫そうですね。パイプについての詳しい資料もあったので、今度チャールズ様に見てもらいましょう!

 借りれないのが面倒ですね……仕事で使う時は借りれるって言ってましたね。おじ様に聞いてみましょう!


 また取りに上がるのも面倒なので、いったん受付に本を預けておじ様に許可証を発行して貰いに行きます。

 お父様に本に保存をかけて貰うのを条件に許可が出ました。

 せっかくだから全部の本に保存をかけたらいいのになんておじ様の前で呟いちゃった時のお父様のお顔と言ったら……ごほん、お父様ごめんなさい。ふふふ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ